千葉県警は8日、勝浦署留置管理課の男性巡査長(29)をは第1機動隊に勤務していた2016年9月、インターネットの同性愛者向けの掲示板で知り合った県内の男子中学生に対し、公共施設とアミューズメント施設のトイレで計2回、みだらな行為をした疑いで県青少年健全育成条例違反容疑で書類送検したうえで、停職6カ月の懲戒処分にしたと発表しました。巡査長は同日付で依願退職したました。
巡査長は既婚者であることを見出しにいれた社もあります。
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2018年1月18日22時44分 朝日新聞引用
男性警官が少年にみだらな行為の疑い 不倫が発覚の端緒
、金銭の授受はなかったという。
巡査長が不倫交際していた女性が昨春、「独身と思っていたら結婚していた」と県警に相談。県警が巡査長のスマートフォンのメールの履歴を調べて、少年との関係が明らかになった。巡査長は「同性との行為に興味が湧いた」などと話したという。
https://www.asahi.com/articles/ASL1L53Q4L1LUDCB00V.html
2018.1.18 16:48 産経新聞引用
既婚、不倫も「同性に興味」 男子中学生に淫行疑い 千葉県警巡査長を書類送検
県警によると、昨年5月、巡査長が交際していた女性から相談があり、巡査長の携帯電話を調べたところ、少年とのメールが見つかった。巡査長は別の女性と結婚しており、県警は不倫の事実も勘案して処分を決めた。
http://www.sankei.com/affairs/news/180118/afr1801180047-n1.html
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現在、男子中学生は高校1年生の年令相当と思われます。
記事でこの事案を知る限りいくつか疑問点が出てきますが、まず不倫という私的事案で職場組織たる県警がスマートフォンのメール履歴を調べることにはたして妥当性があるのでしょうか。おそらく形的には本人了承の上でのスマホのデータ調査ということでしょうが、巡査長は立場上、拒否はできないでしょう。実質、県警監察部署の調査権の濫用疑惑が指摘されて当然ではないでしょうか。
またそうした発覚の経緯は別として、少年への淫行が警察官ではなく民間人なら警察は被疑者逮捕のうえ実名公表でしょう。また処分のほうも須らく懲戒免職になるところでしょう。同免職を逃れるための代替に依願退職がなるのであればどの免職退職者も依願退職するはずですね。
身内に甘い対処は誰の目から見ても明らかですが、もしかすると上述した調査権乱用という後ろめたい監査部署の行動を相殺せんとする被疑者との一種の取引きの所産が、今回の非逮捕。非公表なのでしょうか?そうであれば警察官僚の保身主義以外の何者でもありません。
民間人以上に警察官の所作へは厳しい姿勢で望むべきが民主警察でしょう。
よもや戦前の強権警察の反省の元での理念や属性たる「民主警察」の四文字は現在の警察界の辞書にないとすれば今後の憂慮すべき時代への予兆となることでしょう。
追記
同