前欄続き@学校の対応等(TBSニュース) | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

当ブログはその目的を防犯および性犯罪被害への注意喚起とします。被害者・加害者両方の悲劇が事件等の教訓から少しでも減る事に寄与すれば管理者冥利につきます。

昨夜の元高校教諭(29)逮捕@教え子へのわいせつ容疑 にて毎日放送記事を掲載したヤフーニュースを引用しましたが、同放送記事の本日午前1時42分付更新で学校の対応など新たらしい事項が報道に加えられていたので欄を新たにリンク及び一部引用しておきます。

 

動画にて敢えてインタビューに応じて体験を赤裸々に語ってくれた少年の勇気に敬服します。証言は自分と同じような不愉快な体験をする者が少しでも減ることを望んだ社会的行動として称賛に値しましょう。

 

なお引用文中の「スズキくん」とは仮名であることは言うまでもありません

*************************

LINEで「一緒に寝てあげる」 教え子に“わいせつ”元教諭逮捕

 

スズキくんは、○○容疑者から執ように「LINE」での対話を求められました。外からは見えない形でのやりとりを強制されたと言います。

「体調大丈夫か!?」 「●●のことは何でも知ってる」

 

○○容疑者の言動は、徐々にエスカレートしていきます。

 

 「俺の家に来い」「一緒に寝てあげる」

 

 そして、1週間後には・・・

 

 「○(※容疑者名)さんの家に泊まった感想は??」「次はもうちょっとイチャイチャせなあかんな」「愛してる」

 

自ら命を絶とうというところまで追い詰められたスズキくんは、5月になって母親とともに、学校に相談しました。しかし、学校の副校長からは、あるメールが送られてきたと言います。

 

 「警察事案となれば更に彼の将来の道もたたれます。彼のことを想うなら警察は避けるべきです。」

 

 ○○容疑者のことを思うなら、警察沙汰は避けるべきと、スズキくんに泣き寝入りを強いるかのような内容でした。

 

 「被害を受けた未成年の息子の未来を考えることが一番であって、そこは大きく間違えているのではと強く思いました」(被害にあったスズキくんの母親)

 

 ○○容疑者は学校を退職しました。

 

 学校側はJNNの取材に対し、「誠に遺憾に思っております。現在、警察の捜査に協力しているので、詳細についてのコメントは差し控えたい」と話しています。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2873327.html

*************************

 

記事によると少年は「抱きつかれてくっつかれている状況で、僕自身も本当に嫌でしたけど、言えないというか到底そのときは言えなかったし、怖いという思いもあって」とも回想しています。言えなければ性被害のトラウマはますます高まりましょう。

 

事件後は、食事も喉を通らず、体重は激減しました。眠れない日々が続くなど、心に負った傷は深刻だと母親は話します。

 

「言えない」「言いにくい」は当然でしょう。

私も中学の頃、ある分野のボランティア青年から再々着衣越しに局所を触られたことがあるので「言えない」「怖い」という気持ちはわかるつもりです。18になってこの青年の自宅(奥さんは所要で不在)で別の先輩が就寝中でいるにもかかわらず寝込みを襲われ、先輩も目を覚ましてくれたおかげで何とか難を逃れましたが、このことも当のボランティア組織にも親にも誰にも言っていません。

そして多分、今回の被害少年には「言えない」「怖いに」加えて「恥ずかしい」という気持ちもあったのではないかと体験的にも感じています。

恥ずかしいというのは家族、学校(教師連中)、友人・知人に対するものであることは言うまでもありません。この学校の場合男女共学ですから友人・知人には異性も含まれてきましょう。

 

何もなくても繊細にして多感な年齢でこのような恥ずかしさ、言いづらさ等を持つ事は当然のことです。しかし、いわれなき被害がもたらしたトラウマ(PTSD)的な思いのこみ上げがそれらを上回ったものと思われる少年はついに意を決して学校に相談したのではないでしょうか。

一方、そもそもは少年たちの心理・行動に関しては専門家のはずである学校は相談にいたるまでの彼の悩める逡巡を察しないままに報じられているような対応をしたのでしょうか。

 

もしかすると学校は容疑者から少年の発言を否認されたのかもしれません、しかし同校は少年とのスマホのやり取りの内容は見ているはずです。そもそも気に入りの教え子を自宅に泊める行為だけでも相当な処分が求められるべき事案です。加えてスマホ内容の教員にあるまじき不適切文言を考えると依願退職(前欄サンスポ引用)と言う形にさせたことへは強い疑問を感じざるをえません。

報道が事実なら、学校側は、秘密を各位に知られるという万難を排しての少年からの相談を真摯に受け止めなかったということにもなりましょう。

 

公・私立を問わず全国の未成年を擁する学校及び塾・予備校を含めた様々な目的での各施設や団・組織等全般は今回のことを他山の石として捉えなければなりません。未成年者の真摯な訴えを大人の論理で体よく交わすことがあっては断じてならないのです。

 

続報

健気です@被害少年(ABC報道)

続・学校の対応