美を敷衍 | mojorのブログ@事件等を教訓に己を律しよう!

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今度数年ぶりに続編が上映される最近の国民的人気の映画「オールウェイズ三丁目の夕日」ですが、前回のは昭和33年ごろが舞台ですね。私もその映画は封切り時に観ました。観ながら「90年代半ばでハーフパンツが市場を圧倒するまでは男子は小学6年生ぐらいまではピチピチの半ズボン着用であったはず」とずっと思っていましたが

違った見解もあるようです。


「三丁目の夕日」を見て 昭和33年の男の子達はハーフパンツを穿いてたんですか?

こちら ※Yhoo知恵袋

オールウェイズ三丁目の夕日にはピチピチのショートパンツの少年が出てきませんが...

こちら ※同


私も上記質問者と同じように出演少年たちのハーフパンツ着用を疑問に思い、制作側の時代考証の無さをいぶかしく思ったりもしました。

しかし、「昭和33年当時ピチピチの半ズボンは無かった。それが圧倒的主流なったのは昭和40年代になってから」との意見・回想は目から鱗でした。ただし男子小学生、昭和30年代などをキーワードに検索をかけてみるとやはり所謂半ズボン着用画像はいろいろあるようです。ゆえにどちらが事実であるかはここではひとまず保留にしておきましょう。


それにしても流行変動の原理でハーフパンツが1990年代になって復活し半ズボンを追い払ったようにそろそろ後者が前者を追い払う時期が来るというのは悲観的かもしれませんね。

おそらくいったんは廃れた前者が90年代に出てくるやあれよあれよと圧倒的になったのは男児の体育座り等の際の下着あるいは性器の一部分の偶発的露出と大いに関係あると思われるからです。人権意識も高まり加えてなんでもポルノや卑猥なものとしてとらえる風潮が続く限り1960年代半ばから90年初頭ぐらいまでの半ズボンが復権することは難しいようですね。


ただし私見では上記偶発的露出はともかくも、小学校6年生ぐらいの美少年には特に制服半ズボンがとても似合います。かの稲垣タルホ先生はその著「少年愛の美学」の中で上脚の恒常的可視部分の悩殺性について言及されています。それは中学生以上の詰襟学生服や夏季制服同様に少年美を敷衍するとも言えましょう。


それらが分かる映画監督などはたとえ現代ものであっても少なくとも小学校制服(基準服)は半ズボンに強くこだわるとか或いはハーフパンツであっても重要なシーンでは例えば子役たちが座る際に膝に角度を持たせたりして一見してどちらかわからないように工夫した撮影されているものもあるようです。特に小学高学年ぐらいの品のいい男の子に焦点を当てた作品の場合そうした細心の撮影気配りがえもいわれぬ付加価値を生むと思います。


※次欄「少年の髪でできた東京タワー」