20日付、前々欄「起こりうる混乱」からの続きです。
京都の新条例は上半身裸はOKのようです
男女上半身の裸については性器、肛門、性交渉画像ではないし、廃棄命令対象外となるようですね。男子はともかくも女子上半身が対象にならないことについてはについては少し驚きましたが、それをやれば多数派の通念上ポルノとは言いがたい男子のそれのほうもしなくてはいけないことになる議論も生じてくるだろうし、様々に混乱が生じることを危惧されたのでしょうか。むろん、これはあくまで京都府の同条例に限ったことです。
ただし、概してポルノの定義は国法に沿うと言うことですから、国法では女児上半身の裸体画像を送信しての逮捕例は少なからずあるようですから、京都条例の場合もこれも三号ポルノ等として被写体側から異議があれば適用の余地は残されており、将来の混乱は容易に予想できましょう。
条例制定の前にポルノの定義をより明確化したほうがよかったということは言うまでもありません。
★再掲
過日、京都府議会にて可決された条例は同府が今月14日に発行したPDFファイル
こちら の6ページ目から御参照。
※2011年11月27日追記