小倉城桜祭りステージレポ②『小倉爆笑劇場』 | 上条武術研究所

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プロレス・サンボ・合気道を経験。
月刊秘伝読者。
○現在の活動
・自宅ジムを開放(不定期)
・武術系、介護系の同人誌制作

小倉城武将隊さんだけでなく、コチラも楽しみにしていました。
小倉爆笑劇場さん!
このコーナーのMCを務める関節ペンネさん。

まず、私のブログのこの過去記事。
このライブの時に初めて拝見したのですが、関節ペンネの片山桃子さんという女性芸人さんが「ウィー!」というスタン・ハンセンみたいなギャグをやって登場していたという記事。
プロレスファンとして凄く気になっていたんです。
ハンセンのウィーなら手の形が違う…。
いや、だとしたらオリジナルのウィーなのかな…と。

今回、解りました。

オリジナルのウィーでした。
これを見て下さいよ。勝手に晒して申し訳ないですけど、ネタ中も子供達がウィーをやり続けるという。
純粋だ。子供は純粋だ。
教育番組のお姉さんみたいな感覚で見ているのだと思う。逆に言うと、表情とか間とか発声とか、舞台での所作がプロのそれだから子供達に伝わると。この人、凄いですよね。


で、『いっしょに岡野』さん。今回は兄弟コンビ。
前に見た時も思ったのですが、台本は面白いです。昔と違ってお笑いの教科書が転がっている時代ですから、こんなに若いのにレベルの高いネタを披露されてます。
ただ、今風に言うとInstagramの動画とかの高校生のノリと言いましょうか。舞台に慣れてないといいますか。
でも、この場ではそれが良い方向に傾いていました。
客席の全体の空気が、何かの発表会に出る親戚の子を応援するような感じになっており、非常に暖かい雰囲気のステージになってました。

あと、私的にはMVPを上げたい瞬間もありました。
インディーズ芸人にありがちなんですけど、安易にうんことかちんことか下品なネタを入れちゃうというのがあるんです。
そしたら、案の定。花見のエピソードで「ションベンをかけたらそこだけ花が咲かなかった。」と。
ワッハッハッハッ!やりやがった!これぞインディーズ芸人!
偉い人に誰かが怒られるやつだと思うのですが、城内に観光客も沢山いる中、というか花見で飯を食べている人も多い中で、マイクに「ションベン」という単語を乗せる。良い度胸。
心の中で拍手。大拍手。私が見たかったのはこのシーンです。来た甲斐がありました。
若いので、頑張って欲しいコンビです。


茶兎さん。
おおーっ!まさか茶兎さんが登場するとは!豪華なステージだ。


この動画で会場の空気が伝わるかしら。
定期ライブが、ピンク映画の会場で開催されている団体とは思えない和やかな雰囲気。

人気の小倉城武将隊のスケジュールが終わった後は、客席のお客さんのほとんどがゾロゾロと帰っちゃってましたけど、それ故に残っているお客さんは地域のお祭りを盛り上げようと考えている暖かい人ばかりなんですよ。

頑張っている演者さんに拍手を送るし、ちゃんと反応してくれる。

小さい子供も含めて。正直、子供とか普通の会食用の席がないから座りにきただけだと思ったら、ちゃんとステージを見て反応しているのよ。


過去に2回だけ小倉爆笑劇場さんの定期ライブを見ましたが、ライブハウスとは違うほのぼのとした反応で、かなり良いステージでしたよ。

小倉爆笑劇場さんは、北九州にお笑いの火を灯すみたいなキャッチコピーで活動されているのですが、私のようなインディーズ芸人のお笑いが好きな人間からすると、本当に継続してもらいたいと願っています。