↑ まずはカプラーを購入。 KATO (MICRO-TRAINS) 11-712マグネ・マティックカプラーNo.2001(ショート用とロングシャンク用各1セット付いていますが使うのはロングシャンクのもの)。 これを治具なしで組立てるのは至難のわざなので、器具として、同じくKATO (MICRO-TRAINS) 11-719カプラー組立治具と11-720クロスピンセットを準備。
↑ ナックルシャンクにトリップピンを差し込みます。 接着剤は要りません。 写真ではピンの足が長く出てますが、これでは線路の枕木に引っかかるのでもう少し長さの調整が必要になります。
↑ トリップピンを通しながら下からリップシャンクを組み合わせます。
↑ ここから治具登場。 まずドラフトギアボックスを治具のピボットポスト(ポール)の穴にセットし、その上に先ほどのリップシャンク、ナックルシャンクをセットします。 じゃまになるトリップピンは大きく穴の開いた部分から下にはみ出させます。
↑ もっとも緊張するところです。 このために治具があるようなもの。 センタリングスプリングの端から2本程度内側にデザインナイフの刃を入れてスプリングを拾い・・・
↑ ナックルシャンクのスプリングスロット(穴の開いているところ)にスプリングを押し込みます。 ここで大体スプリングを飛ばしたりスプリングを折ったりするものですが、治具があると断然簡単にスプリングが収まります。
↑ スプリングをはめたら上からドラフトギアリットをかぶせます。
↑ ここで専用のクロスピンセットの登場。治具からカプラーを取り外すのに先端部が半円状に凹んでいるこのピンセットがピボットポストにうまく当たって、カプラーが分解することなく治具から外せます。
↑ ここから接着ですが、接着剤は使ってはいけません。 微妙なパーツで構成されているので接着剤が内部に浸透したらカプラーがうまく作動しないので熱着する必要があります。 ということでマイナスドライバーとライターが登場。 マイナスドライバーの先端部をライターの火であぶってドラフトギアボックスとドラフトギアリットの組み合わせ部分に当ててプラスチックを溶かして熱着して固定します。
↑ 出来上がったカプラー。 側面の部分が熱で溶けて汚くなってますが、これが正解。 あとで見栄えが良いようにヤスリや紙ヤスリで表面を軽く削っておきます。
治具が有ると無いとでは大違いの作業です。 治具がないと確実にスプリングを飛ばします。

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