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こんにちは、佐藤です!

先週は諸事情でUPできず失礼いたしました…。

今日は第2回、第3回同時にUPします!

 

暖かくなり桜煌めく季節になったかと思いきや、先週は突然の大雪!

いまだに寒暖差が激しいですね。

ズボラが功を奏し、まだ衣替えしてなくてよかったです😅

 

さて、連載の続きです!

 

街中で声をかけられたときのことです。

 

実は声を掛けられるの、なぜか外国人のほうが多いんです。

というのも、外国人は比較的分かりやすく、日本人は控えめな方が多いので

声をかけられても気づかなくて、知らないうちに無視しちゃってる可能性もありますが…💦

 

少しだけ昔に遡ります。

あれは忘れもしない、小学生4,5年頃、茜色に照らされた学校の帰り道。

 

信号待ちしているときに、いきなり金髪碧眼のお姉さんが私の顔を覗き込むように

視界に入ってきて、話しかけられました。

 

何を言ってるのかわからなかったけど、確実に日本語ではないことだけはわかりました。

突然の外国人と(多分)英語&初めて街中で声かけられたことでパニックになる私。

 

そうだ、耳の聞こえない親がよくやるサインをやろう。

 

耳を指し、ブンブンと手を振ってみました。

 

そうすると、サインが通じたのか、oh!と目を開き、地図を差し出してきて

彼女はボディランケージここはどこ?みたいな表現をしてきました。

 

私は「ここ、信号。この道はあっち。」と指差し身ぶり手振り。

そして彼女はOK!投げキッスを!

 

すごい!街中で声かけられた!知らない人と話通じた!しかも外国人!

と小学生の私はいろんな感情で、心が忙しかったです。

 

そのあと外国人日本人問わず何度か声をかけられることがありました。

 

ただ、外国人は聞こえなくてもそれを問題とせず身振りで通じるのですが
日本人は耳が聞こえないことが分かると
気まずそうに「あっごめんね」「やっぱいいです」
 
手っ取り早く聞ける人を探したいんだろうな、と今なら分かりますが
外国人に道案内が出来たことで自信がついたのに、それが続くと
聞こえないとみんな私を避けるんだ…と思うことも。
 
また、街中、駅、店などで耳が聞こえない、と伝えても
マスクを取らなかったり
目の前にいるのに山びこのように叫んできたり(手で唇が見えない)
内緒話の要領で耳元に口を近づけてきたり
(たまたま持ってた)メガホンで声を拡大して言ってきたり
 
筆談でお願いします、と伝えたら
「日本語喋れないのかな?」と言われたり
幼稚園児に話しかけるような口調で書いてきたり…。
 
こういう配慮がほしい、とはっきり伝わらず
音を大きくしても言葉として識別できないということに対する理解を得られず
筆談してもらってもわざわざひらがなばかり、簡単な言葉ばかりで
私をバカにしないで、子ども扱いしないで!という
悲しい思い、もどかしい思いを何度もしました。
 
なまじ書き言葉の言語が同じだからこそ、
細かいニュアンスが読み取れてしまったりするんですね。
異国人同士だと通じればOKみたいな感じなので、そこの違いかなぁと。
 
街中での知らない人とのやりとりで、そういうネガティブなことがあり
知らない人との筆談って難しいのかな、と思っていました。
 
そしてなんとなく聞こえる人と話すのが億劫になってきた私。
 
そんな時、久しぶりにうれしい出来事がありました。
 
続きは第3回へ!