またまた大変ご無沙汰になり、もはやたまにある生存確認のようなブログになってしまってますが、なんとか生きてます。
今は地球の反対側のチリにいます、時差も綺麗に12時間違うので計算は楽ですが体はまだ慣れていません。
昨年は贅沢に時差調整と高地順応期間をアメリカユタ州のウォータージャンプを行なってきたので今回ほどきつくはなかったですが、今年はかなりきっついです。 長距離フライト×1(12時間)& 中距離フライト×2(4〜5時間2本)、時差12時間、標高差3000m、温度差30℃近くと言うキツくなると予想はしていましたが、予想以上にきついです。
加えてサンティアゴ空港に早朝4時に着いたせいか、最後に乗ったアビアンカ航空(スペイン系)がダメなのか、空港職員の出勤時間の問題なのかはわかりませんが、スキーバックが出てきたのは到着後4時間半以上過ぎた午前9時前でした.... エアタグを入れているので、スキーバックも荷物も100m以内にあるとわかっているので、荷物取る場所のインフォメーション、航空会社のロストバック手続きカウンターに2回行って伝えても何もしてくれず、自分たちより2時間遅いフライトでアトランタから着いた選手の荷物の方が先に着くと言うあまりにもひどい仕打ちを受けました。
それ以外は遅延もなく、乗り継ぎも順調に来れたのでよかったのかな?と思ってます。
*おかげさまで世界中のスキー場に数多くいきましたが、サボテンを見ながらスキー場に向かうのはチリが初めてで南米気分を味わえます
到着後2日は軽めのフラットで、時差、標高に少しでも慣れればと願っていましたが、やはり標高3000mオーバーの空気は薄く全く順応する感じがないまま、鬼のコース作成〜整備が始まりました.... しかも圧雪車が入れるのは18:30以降とのことで、ナイター設備もない真っ暗なスキー場の裏側での作業となりました。ちなみにコースがあるところはスタートが大体3490m、ボトムで3400mぐらいなので高山病ぎみの頭痛と手の震え、夜になっても心拍が落ちず回復も遅めと言う、地獄の4日間を過ごしました。
ようやく本日到着後1週間経ってようやく初オフでした!
地獄のコース整備は歳のせいなのか、空気が薄いせいなのか、自分の運動不足、時差、はたまたこられ全ての複合からかわかりませんが、今までの人生で一番きつかったです。 これでもなんとか生きていられたのは、お世話になっているTensay様のドリンク(天の雫 青と赤)のお陰としか思えません。 部屋の加湿器の水にも青(アルカリ)を入れることで、無菌化できているおかげで体調を崩さずに済んでいるのかと。
オリンピックイヤーと言うことも重なってなのか、大国の考え方の違いなのかはわかりませんが、カナダチームのコーチ陣のコース、ジャンプサイトを作る執念には驚かされます。
一昨年ニュージーランドでアメリカチームと一緒に練習させてもらった時にも驚きましたが、今回も衝撃でした。
アメリカチームは、ガスった日のために事前にスキー場に確認し、自然に影響が出ないフードカラーを農薬散布機に混ぜてコースに巻いていましたが、農薬散布機(背中で担ぐやつ)は、アメリカから持ってきてフードカラーは現地のスーパーで調達していました。
今回のカナダチームのコーチ陣は最初から夜中の作業になるとわかっていたのだとは思いますが、ヘッドライトを持参して夜遅くまでスコップ作業して、翌朝には選手より早く行ってチョップ作業と言う仕事への徹底ぶりです。
自分も出国前にグラインダーでスコップを研いだり、作業用グルーブを購入してきたりと自分なりにしっかり準備したつもりでしたが、この大国2カ国のコーチ陣が考える準備の範囲の常識には及んでいませんでした..... 小さな競技ではありますが、五輪種目として定着した上、今回からはデュアル種目も入るからか、仕事に対する責任、覚悟の大きさを感じられる貴重な時間でもありました..... が、マジで老体にはきつい
今回はカナダチーム(A&B)のコースを自分たち韓国、イギリス&スペイン、オランダ、アイルランドチームでトレーにングさせてもらっています。 五輪イヤーとあり、緊張感の高い環境で練習させてもらえることに感謝をし、引き続き老体に鞭を打ってきます。
*作業時の写真ですが、iPhoneで撮ると実際の暗さより明るく撮れます。それでこの暗さだと思ってくさい。 この後スノーモービルや圧雪車で送ってくれることもなく、真っ暗な中iPhoneのライトで照らしてハイク&スキーでホテルに戻りました。
最後の写真のスキーは現在フィリップマーキーがケベックのスキー会社と作成しているモーグルスキーのプロトタイプ2のテストスキーです。押した感じは全体的に柔らかく、中級者〜トップ選手まで使えるような感じかと。































