大分への帰省 | 「もぐらばえ」のブログ

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写真を趣味とする60代おじさんのブログです。

 

年始に当たって 

 

 

年の初めに北陸地区を未曾有の震災が襲いました。

被災地の一刻も早い復旧と、被災された方の生活環境が改善されることを願っています。

また、翌日には羽田空港で日航機と海保機の衝突事故がありました。

事故の真相究明と、徹底した再発防止策が講じられることを願ってやみません。

 

 

 

  1/5 帰省当日

 

年末年始の混雑期を避けて、年が明けてからゆっくりと帰省することにしていました。

今回のお供は、Nikon Z50+NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR です。

若干暗いレンズですが、小型軽量で旅行には最適ですね。

 

今回は1/5~1/7の2泊3日の予定です。大分駅前のホテルを拠点に、2日目の1/6にはレンタカーを予約していました。

飛行機もANAが安い価格で予約できたし。万事うまくいくはずでしたが。。。

羽田空港での事故はもちろん知っていましたし、事故直後から多くのフライトが欠航となっていたことも分かっていましたが、まさか、この後、我が身に降り掛かってこようとは、この時は知る由もありません。

 

家で朝ごはんを済ませ、少しゆっくり目に羽田空港に向かいました。

空港の内部はそれほど混雑していないようです。

通常はターミナル2のゲートからの出発ですが、今回は搭乗口がサテライトに変更になりました。サテライトまではバスで移動します。

 

サテライト搭乗口から、事故を起こしたJAL機が見えました。

多くの人がカメラを向けていました。不謹慎ながら、私も。

 

羽田の滑走路が1本閉鎖されていることもあり、全体的にスケジュールは遅延していました。

私達の飛行機も40~50分遅れで出発。

無事、大分空港に到着しました。

 

大分市内までは空港バス(エアライナー)で移動。

まずは、私の実家に向かいます。

 

 

悲劇の始まり

実家についてゆっくりしていると、お母さん(妻)が、何だか慌てています。

「帰りのフライト(1/7)が欠航になったって。」

凍りつきます。

代替のフライトを予約しようと調べてみると。。。

1/8までは全便満席。1/9の特定便に若干の空席あり。

1/9は仕事があるし、何としても1/8までに神奈川まで戻らねばなりません。

 

不幸なことに、私の実家には光回線がありません。しかも、携帯電話も電波が弱くあまり速度が出ません。

色々と代替策を講じるにも非常に効率が悪いので、ホテルにチェックインしてそこで考えることにします。

用意してくれていた夕食を簡単に済ませ、ホテルに向かいます。

 

 

私の心は決まっていた

ホテルに向かうバスの中で、最悪の場合JRで戻れば良いと私の心は固まっていました。

1/7の朝に大分を出れば、その日の夕方には帰りつけます。それなら宿泊の延泊もしなくて済むので。

お母さんも納得したので、早速、大分駅の「みどりの窓口」に向かいます。

大分ー(特急ソニック)→小倉ー(のぞみ)→新横浜 のルートで指定席を取ってもらいます。

さすがに、小倉からの新幹線で「自由席」を狙う勇気は私にはありません。

窓口の係員さんに無理を言って、希望の時間帯で横並びの2席が予約できる列車を調べてもらい何とか席を確保してもらいました(小倉で40分も待たねばならないのですが仕方ありません)。予約だけは出来ないとのことなので、発券までしてもらい、私はこれで終わった(完了した)と安堵して、大分の夜の街の撮影に出かけたのでした。

 

大分駅前。昔(40年前)の面影は一切ありません。

イルミネーションが綺麗です。

 

中央通り(昔の「電車通り」)。赤レンガ館の前から大分駅方面。左の建物が「トキハ」。

 

若松通り。こちらも随分変わりました。

 

久しぶりに、竹町・中央町商店街を通って都町に行ってみました。

 

大分と言えば・・・ トリニータ (J1昇格待ってます)

 

昔は、こんなの無かった・・・

 

 

商店街も大分変わりましたが、昔からのお店も健在で、何だか懐かしさ(親しみ)を感じます。

岩尾文具店

ヤノメガネ(中学生の頃からお世話になっていました)

エトウ南海堂(レコードたくさん買いました)

忠文堂

五車堂

 

様変わりした都町へ

相変わらず飲食店(飲み屋)は多いですが、昔とは大分違いますね。

 

ジャングル公園(昔良く遊んだ公園。夏休みのラジオ体操の場所でした。)

 

このあたりは昔からあったような(あまり変わっていない)気がする。

 

冷えてきたので、若草公園の方を回ってホテルに戻ります。機関車は健在ですね。

 

ホテルに戻る前に、晩酌用のビールを買っていると、お母さんから電話が。

「すぐに戻ってこい」とのこと。何事でしょうか?

 

その頃、お母さんは

私が夜の街の撮影にうつつを抜かしている間、お母さんはホテルの一室にこもって、何とか飛行機で戻れないか必死に調べていたようです。

さすがに1/7の便は無理ですが、「1/8の朝一番のソラシドエアに5席空きが出た」とのこと。

即予約します。何とか予約できました。

新幹線は時間がかかるので、何としてでも飛行機で帰るというお母さんの執念を感じます。

飛行機が予約できたので、先程予約、発券したJR(ソニック、のぞみ)をキャンセルします。

みどりの窓口の営業時間は21:00までです。今は20:30過ぎ。21時までにキャンセルすれば発券取消手数料(1,800円)だけですみますが、それを過ぎると発券金額(約5万円)の30%がキャンセル料としてかかってしまいます。

急いでみどりの窓口に向かい、キャンセルします。何とか間に合いました。

 

これで終わりではありません。次は延泊のためのホテル探しです。幸いなことに今宿泊しているホテルが延泊できるのでお願いしました。

 

 

  1/6 再び大分空港へ

 

一縷の望みに賭けて朝からコールセンタに電話してみますが、状況は変わらず。

大分空港に直接行くことにします。市内から空港までは車で1時間ほどで到着です。

ちょっとしたドライブになりました。

 

空港のカウンターで状況を説明し、対応を依頼しますが、係員の方はどう処理すれば良いのか分からないようです。一旦バックヤードに戻ると、上司と思しき方と一緒に現れます。

かなり時間がかかりましたが、何とか事なきを得ました。

これで1/8のフライトで戻れることが確定しました。

安心しました。

 

お母さんはしっかり者です。

折角大分空港まで来たので、お昼をこの近くで済ませようと言ってきます。

すでに調査済みのようで、空港から7km先の「銀たちの里」に行きたいと。

昔々に一度行ったことがある、タチウオ料理が有名なお店です。

 

お母さんは「定食」

私は一番人気の「たち重」

美味でした。

 

大分市内へ戻る途中で、明礬温泉の岡本屋さんに立ち寄って、「地獄蒸しプリン」を買いました。こちらも美味でした。

 

この後、お母さんの実家に新年のご挨拶に伺いました。

今年もよろしくお願いします。

 

 

  1/7 1日ゆっくりと

 

怪我の功名ではありませんが、1日延泊となったため、この日が1日空くことになりました。

大分駅周辺を散策した後、バタバタして1時間程度しか滞在できなかった私の実家に再度行きくつろぎました。

 

ちょうどこの日は成人の集いが開催されており、多くの新成人の方の晴れ姿がありました。

 

 

  1/8 東京(羽田へ)

 

朝の便で東京に無事戻ることができました。

この日から羽田空港のC滑走路は運用開始さらたようですが、それまでの影響で何便かは欠航となっていたようです。

お昼ごはんは、今回もお母さんのリクエストで、羽田空港第1ターミナルにある「丸福珈琲店」さんへ。

 

カレーと珈琲のセットを頂きました。(お母さん:チキンカレー、私:ビーフカレー)

 

 

最後に

今回は色々と予期せぬことが発生して、ゆっくり過ごすことはできませんでしたが、双方の実家で「帰って来てくれて、顔を見れただけで十分」との言葉を頂きました。

バタバタして申し訳ないと思っていたところなので、何だか救われた気がします。

 

最後までご覧いただき、ありがとうございました。