元証券会社ディーラーで現不良デートレーダーの気まぐれブログ -3ページ目

地震

金曜日の引け際に地震が起こってから今日の相場まであまりにも多くの事が起こり、そして考えさせられました。


まずはトレーダーの存在価値について。

レスキュー隊や病院関係者など今回の件を含めて明らかに世の中に役に立つ職業もあれば、プロスポーツ選手やデートレーダーのように自分になにができるのか自問自答するような職業もあるわけで。


結局プロ野球選手が一生懸命プレイして感動をさせることによって貢献するしかないように、デートレーダーはこんなときでも一生懸命トレードして稼いで寄付するぐらいしかないんですね。


しかし東京電力の対応には腹が立ちますね。


あの会社は日本をどれだけ駄目にしているのかと思うのは自分だけでしょうか?


記者会見なんかを見てもふてくされた態度してるし、お役所体質丸出しです。


停電地域の資料などもミスだらけでJALのように一度潰して再生させた方がいいかもしれませんね。


あれを見てると官僚、民間企業で言うとトヨタや野村の傲慢さとかぶる部分があります。


大スポンサーである東電に対して歯切れの悪いコメントばかりのテレビ局。


明らかに報道協定や東電の隠蔽体質や政治圧力のせいで福島原発のライブ画像を流せないのが見え見え。


新聞も当然報道協定のせいで横並びで隠蔽し正しい情報を海外のメディアに頼らないといけない始末です。


柏崎の教訓もまったく生かされていないようですね。


戦争で上層部がのうのうとして責任をなすれつけあって命がけで原発に対応している部下(特攻隊員)の図式の現代版にかぶって見えるのは自分だけでしょうか?





結局ユーロ高ですか

だめだめのユーロが戻してユーロ円115円ですかあ。


崩壊寸前?のユーロも金利上げを素直に反応してユーロ高。


最近FXもやってないけどやってたら確実にユーロ売ってただろうから見事にかつがれてました。


これだから為替も難しいですね。


原油もドバイに比べて出遅れていたNYのWTIがリーマンショック前以来再度100ドル突破してきてこれからのドライブシーズンに向けて困ったものです。


やはり心配していたとおりあらゆる物の値上げが目立ってきましたね。


インフレを克服するにはやはりお金の価値低下以上に株やFXで儲けるのが一番ですね^^


それとさんざん言われてきたことですが将来的には国の膨大な借金を抱えて人口が減る円の価値も下げる可能性が高いでしょうから、どの通貨で長期資産を分散保有するのか悩みどころです。


米ドルやユーロは問題外。人民元は新興国の通貨は政治安定性の問題で決め手にはならないでしょうから、やはり永世中立国スイスフランと資源国オーストラリアドル、カナダドルあたりに分散するしかないのでしょうか?


オーストラリアは中国経済に密接にリンクしているのとカナダも同様にやはりアメリカの影響を受けるのが悩みどころですよね。


スイスフランも世界が平和になるととたんに弱くなりますしねえ。


あとはCRB指数にリンクするETFみたなものを持つのも一つの手なんでしょうか。


CRB指数自体は原油のウェートが高すぎるのであまり好きではないですが、バランスが取れたETFならOKなんでしょう。


金も原油も上がってしまったので今更買う気にはなれませんが^^


今度はちゃんと研究してリーマンショックみたいなことが起きたときにちゃんと安値で拾いたいものです。

今週もいろいろ

今週(先週?)もいろいろありました。


中東・アフリカ情勢、ニュージーランドの地震、東武などの公募ラッシュ、CSKのTOB価格のドラマ、そしてみずほ証券とみずほインベスターズの合併ですか。


今回地震のNZのクライストチャーチは5年前に行ってスイスのジュネーブと並んで世界最高クラスに町並みがきれいな印象だったのでとてもショックですね。


公募とIPOが結構あるのでイベント投資は忙しいです。


CSKのTOB価格はドラマでしたね。


やはりこの際財務分析は重要だとつくづく思いました。


普通の相場でファンダに自信がありすぎると足かせになると思うんですが、決算やTOBのときは財務分析能力がものをいいますね。


あと土曜日の日経にみずほグループの合併の記事が出ていたのでIPO、公募投資家の自分としてはかなりネガティブです。


リテールの証券会社が減ると公募とIPOに関してはどんどん大口が有利になりそうなので、自分のような零細投資家にはマイナスですね。


夏以降に予定されている公募の空売りルール改正と並んで、つくづく1つの投資法で安泰なことはないなと思います。





パンローロングのセミナー

今日(2/19)パンローリングのセミナーに行ってきました。


http://www.panrolling.com/seminar/110219.html


やっぱり月一回ぐらいは投資家に飲み会やセミナーなどに顔を出さないと自分の場合はモチベーションが維持できない。


セミナーの内容自体は講師の本に載っていることがほとんどだったので正直ためになることはあまりなかったが。


講師の立場で考えると本を読んでいない人のことも考慮しないといけないし、初心者も多いのでどうしても制約が出ますよね。


わかります、わかります。


今後、初級・中級・上級に分けてくれるといいなあ。


もっとも上級の人は来ないだろうけど(笑)


しかし板読みけむ。さんもさすがだなあ。


カリスマトレーダーは証券業界の経験が無い人も多いけど、そういう人の努力ってやっぱり半端ないと思う。


自分を含めて意外と証券会社で働いた経験のある人の方が実はあまり知らなかったりするし。


正直証券業界で働いたことの無い人に教わってばかりです(苦笑)


あと三空さんやうり坊などとしゃべってリフレッシュできたのが一番の収穫かな。


しかし2人ともさわやかだなあ。


自分もトレードで引きこもってばかりいないで、バイトでもいいから人と接する仕事をしないと駄目だなあ、やっぱり。


あとカリスマFXトレーダーのSARAHさんにもちょこっと声をかけました。


それにしてもすごい人の数。


あれだけの人が相場に興味あるなんて正直びっくり。




パンローリングの本て結構高いと思うんだけど購買コーナーでまとめて買っている人とか見たし。




今回もトレードに関するヒントやインスピレーションを得たので今後のトレードに生かしていきたい。


あと自分の悪い癖なのだが、ついついただパソコンの前に座って相場を見ているだけになりがちなので、やはり常に好奇心を持って観察をを怠らないようにしたい。


サラリーマンじゃないんだから仕事やっている振りは必要ないんだよなあ。


現状のトレードスタンスとしては


株 80%

オプション 10%

為替・商品(メタル系のみ) 10%


ぐらい。


オプションに関してはJ-GATE稼動で完全にモチベーションが下がった。


もちろん今ボラが低いこともあるが、理論が幅を利かせる商品において、今回のJ-GATE稼動は完全にアルゴ有利。


理論価格がない株に比べてオプションは(アルゴにとっては)もってこいの商品でしょうね。


処理速度がマニュアルではもはやついていけないことと、夜中に出した出会い注文が朝においても優先されるなんてアルゴ有利にもほどがあるし、もはやほとんど魅力がなくなってしまったな。


もちろん他の商品と一緒でトップトレーダーだけは生き残るでしょうが。


板にぶつけて約定しても(スプレッド分損しても)勝てる人は確実に勝てるでしょうし。


こっちは(今は)現物株の地合いがいいのでそこに集中という感じです^^


現物株のスタンスはイベント投資60%、システムスイング30%、チャート&板読みデートレード10%というところでしょうか。


やはりアルゴ全盛時代の今、個人投資家は1泊~1週間ぐらいのスイングをメインにして対応するのが一番なのではないでしょうか?


もちろんアルゴが少ない銘柄のスキャとか長期投資が得意な人もトップトレーダーに関しては生き残るんでしょうが。




いよいよデスクランチ・トレードの時代

大証先物の新システムバレンタインデーからいよいよ稼動してランチブレークなしでのトレードとなる。


友達の先物ディーラーの会社では席で食べることが許されていないので、ランチ用の席に行って食べる人と見張り番との交代制を敷くらしい。


食事中に約定音が鳴ったらモニターに駆けつけるそうだ。


何年か前に(サラリーマン時代)ニューヨークに出張で行ったときに、ランチブレークが無いのを見て現地のトレーダーはかわいそうだなと思ったが、それが日本でも現実になってしまった。


実際上海などが大きく動いたとき以外あまり意味が無いと思うのだが、余計な労力となりそうだ。




現物は5月から30分昼休みが短くなるようだが、休み時間が短くなると現物トレーダーも慌しくなるんでしょうね。


デートレーダーにとってはよほど夜やってくれた方がありがたいと思うんですけどね。


大証も7月には夜中の3時まで先物をやることになるみたいなので、今回いっぺんに延長しないということは新システムが安定するのを待ってということなんでしょう。


先物に関しては便利になるが、それよりもオプショントレーダーにとっては前日夜に先に指値されるとそれが優先されてしまい、圧倒的にアルゴが有利になるので困る。


指値を夜中の3時まで起きて見張っているのもどうかと思うし。


先物がいくらになったら自動キャンセルという機能がネット証券にあればいいんだが。


プログラムを組めばできるんでしょうけど。


いずれにしても新しい発注方法などかなり変わるので安定稼動するかどうかも含めてとりあえず様子見となりそう。




りそなの公募結果

自分の目論見ははずれ、大方の予想どおりりそなは公募価格を下回って推移してます^^


公募を申し込んだときは公募価格440円を割り込んだらナンピン買いをするつもりだったのですが、結局430円で損切り。


たいした株数を申し込まなくて正解でした。


まあ粘ればそのうち上に行くんでしょうが、海外が崩れるかもしれない精神的なストレスと粘っているうちに他にもっとチャンスがありそうなこと、

Jエクセレントが予想以上に上げてくれたことを考えて損切ることを決めました。


両銘柄トータルでプラスなので精神的なダメージはないですが、やはりヘッジできない公募はいくら地合いがよくてもリスクはあるという当たり前のことを再認識しました。


今までヘッジできない公募は申し込まなかったので勝率100%だったのですが、今回初めて土がつきました。


皮肉なことにヘッジできる銘柄はヘッジしない方がパフォーマンスいいんですよね。


そうはいっても他もあるし構ってばかりはいられないのでヘッジして間違いはないんでしょう。




新日鉄と住金の統合祭り、にわかに参戦してなんとかとりました^^


こんなニュースが出ても動きが遅いのでなんか間延びして我慢して引っ張れませんね。


普段なんか全くトレードする気にならない銘柄です。

アルゴを逆手に。。。

しかし世の中にはすごい強者がいますねえ。


http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65482431.html



板読みアルゴを逆手にとって見せ板で儲けるとは。


さすがにアルゴもまだ見せ板かどうかを判別するプログラムが組み込まれていないようで。


ツイッターから株価を予想するアルゴなんてすごいですね。

http://wiredvision.jp/news/201010/2010102223.html


日本でも世界の投信王コンテストでも日本人がこのようなアルゴで優勝したとか。

優秀者の中から日興AMのアドバイザーが選ばれるそうです。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110128-00000033-scn-bus_all


システムもどんどん高速化してマニュアルでついていくのは難しいし、

夕凪さんの本にも書いてありましたが「一部の天才的な裁量短期トレーダーとシステムトレーダーのみが生き残る」


のかもしれませんね。





りそな

予想どおり需要が弱かったらしいりそなの公募価格は440円と終値からは5.8%のディスカウント。


やはりVWAPの値段(3%弱)から決めたようですね。


野村以外が意外にも2-5倍ぐらいの体感温度でした。


全株は当たりませんでしたし。


そして今日の値動き、いきなり昨日場中の安値444円を更新して443円。


公募価格まであと3円まできてしまいました。


しかしチャート的には去年末の445円、そして昨日の安値444円でダブルボトムでここは割れないと思ったんだけどなあ。


他の銀行株は強いし。


まるでゴルフなどでハンディをもらったのにあっという間に並ばれてしまったようなしょぼん


同じぐらいもらったJエクセレントが代わりにいい感じニコニコ


はたしてどうなりますか。


ハラハラドキドキです。




今日値決めのりそなに注目

機関投資家にそっぽを向かれ、売り禁になったせいで個人も参加しづらくなったたりそなの公募


値決め日の今日も今のところ順調に下げてチャート的にもいい感じになってきたこと、


一般信用の売り残の大きさ、ヘッジファンドの空売り報告から順調にヘッジの準備ができていそうな様子なので、意外と公募価格は割らないで受渡日までいけそうな雰囲気と判断して、少しだけ申し込んでみることにしました。


ヘッジができないこの公募はたしてどうなりますか?


今回は準備期間が長かったので大口さんが準備万端と見て、こういうときは意外と下がらないとみました。

また手数料競争

今回は大和証券が火付け役だったんでしょうか?


2月まで手数料無料キャンペーンを始めたことで12月の信用口座開設件数で大和がトップ。


慌てて(?)SBI証券も新規信用口座キャッシュバックキャンペーンを始めました。


自分も両方開いて使う予定です。


大和はリテール口座を持ってたんですが、営業活動が足りないため自分の場合はネット口座の方が目先はいいのかと思い、この際ネット口座に移行。


SBIは口座は持ってたんですが信用口座の収入印紙代を取られるのが気に食わなかったので現物口座しか開いてなかったんですよね。


ハイパートレードも板乗り遅いので有名だったし、手数料改悪もしましたしね。


ただ今回のキャンペーンがなんと4月末までなので優待クロスや公募ヘッジ用、あるいは長期用に利用することにしました。


現物の手数料が大和の場合とんでもなく高いので間違えないようにしないと。


その点SBIは現物でも手数料がスイング用には高くないので末永く使えそうです。


どこも収益が苦しくなって価格カルテルを結ぶことを恐れていたんですが(実際手数料上げてきてるとこ多いし)どうやら当分その心配はなさそうですね。


早く信用差金決済になるといいですね。


デートレーダーにとっても証券会社の収益にもメリットがあるし。


信用差金決済が正式に決まれば再度信用手数料競争がさらにヒートアップするかもですね。