精神病院入院記  14 | 記録として残しておく

記録として残しておく

過去の記録です

今回は、

「淡い期待」

について書きます。

 

 

 

精神病院に入院した自分。

街中の心療内科

なんかとは全然違う場所。

 

ここは”ガチ”の精神病院。

 

 

様々な患者さんがいる。


他の患者さんについてはこちらから↓

 

 

 

 

 

 

このような方々以外にも、

 

一日中、

ロビーの椅子に座ったまま

石像のごとく動かない人。

 

ベッドから落ちないように?

かわからないけど、

24時間ベッドに

四肢を固定された状態でいる人。

 

なにがスイッチになっているのか、

突然怒り狂う人。

 

ずっとブツブツ一人で喋ってる人。

 

お腹からチューブが出てる人。

(オストメイト利用者?)

可哀そう。

 

明らかに挙動が不審な人。

 

どこからどう見ても健常者にしか

見えない人も一定数はいるけれど。

 

 

でもここは、

”ガチ”の精神病患者が

集い入院治療を行う場所。

 

 

 

 

自分は

うつ症状が限界に達して

ここに来た。

24H生き地獄状態。

自分でも

うつとかいうレベル

超えてると思っている。

 

でも、

入院当初は

失礼かもしれないが

淡い期待を抱いていた。

 

ここに入院している

他の患者さんを

目の当たりにしたら、

自分の抱えてる苦しみなんて

ちっぽけなものだと感じて、

心が軽くなるのではないかと。

 

確かに自分は他人から見れば、

ちょっと元気の無いおじさんにしか

見えないだろう。

 

上記に挙げさせて頂いた症状の

患者さんとは随分違う。

 

第三者の目で見れば、

自分は全然大丈夫だ、

と思われるだろう。

 

自分も、

自分自身にそう期待していた。

 

 

 

 

でも、

違った。

 

 

 

他の誰と比較しても

今の自分が一番辛く苦しい。

そう断言できてしまう。

 

この苦しさは

他人と比べて

どうこうなるものではないのだ。

 

世界中に

不幸・不運な人が数知れずいる。

 

でも、関係無い。

 

この世界中で

今一番苦しいのは自分なのだ。

そうとしか考えられない。

 

 

淡い期待でした。

 

 

 

治療で回復出来ていく自分を

想像すら出来ないけど、

治療を、病院を、先生を、

今は信じるしかない。