極限境界線 救出までの18日間/韓国
2020年製作 109分 DVDレンタル
2024年33本目(韓国映画75本目)☆3.0
アフガニスタンの砂漠で、タリバンによる韓国人23名拉致事件発生! 彼らの要求は韓国軍の撤退と、刑務所に収監されたタリバン戦士23名の釈放、期限は 24 時間。韓国政府は直ちに外交官のチョン・ジェホ(ファン・ジョンミン)を派遣、チョンはアフガン外務省に釈放を要請するが拒絶される。情報院も動き出し、工作員パク・デシク(ヒョンビン)がアフガンのフィクサーに交渉するが、あと一歩で決裂。チョンとパクは不本意ながら手を組むことに。
う~ん・・・・悪くはないんだけど。
なんというか、実話ベースというのは、
どこまでなの??
って違和感が残るという感じ。
作りすぎた感が、何となく
最後までついて回った。
その作り過ぎた感は、何故??
っと考えると、
ヒョンビン以外思いつかなかった。
いや・・・悪くはないんだけど。
トム・クルーズばりの工作員っていうのが、
どうにもドキュメントというよりも、
エンタメに傾かせて
しまっているのかも知れない。
外交員と工作員の関係性も、
妙に、エンタメっぽくって。
反発し合っていたのに、ある瞬間には、
もう絆が出来上がってしまっていて、
ビックリしてしまった。
アウトローなヒョンビンと、
役人・ジョンミン
なのに、全然、胸アツにならんかった~(笑)
多少、滑稽でもあった。
韓国の実話ベースの映画というものを
幾つか観てるけど、
近年は若干、エンタメに傾き過ぎてる感がする。
エンタメ感を抑え、それでも、
じんわりと生まれてくる絆や、
愛国心に胸アツになったものだけど。
何だか、実話ベースのうまみが
十分に生かされていない気がする。
ファンジョンミン様はさすがに良かったし、
最後の交渉の所も、緊迫感があった。
タリバン釈放が難しいのに、
交渉の場に出たという事は、
タリバンも結局はお金だったという事なのかな。
しかしながら、死を覚悟して
タリバンに乗り込むという事を、
普通の外交員はするんだろうか。
そこまでの使命感が、
もう一つ見えなかったのも事実。
アフガニスタンの地で、
キリスト教を布教する活動に。
そんな恐ろしい活動を、
23人もの韓国人が同意して、
アフガンに渡った事が、驚きよ。
自己責任と言われて当然な事態。
そして、作戦上、秘密にしておきたい事項を、
簡単に放送するマスコミ。
そういう中でも、命をかけるというのが、
外交官の仕事なんでしょうかね~。
先に、ヒョンビンがトム・クルーズばり・・・と
ややマイナス点として書いたけど。
逆を言うと、ハリウッドに
引けを取らない存在感だとも思った。
全然、いけると思うけどな~。
アウトローもいけるし、正当派もいける!
そんな希望を感じましたね~。
まぁ・・・あとは、カンギヨン様だよね。
このキャラも、漫画チックではあったけど、
色んな役をこなすカン・ギヨン様にアッパレ!!