【邦画】ほつれる ネタバレ簡単感想 | ROUTE8787 サンサクキロク

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ほつれる / 日本

2023年製作 84分 Amazonprime

2024年映画2本目 ☆2.8

綿子と夫・文則の関係は冷め切っていた。綿子は友人の紹介で知り合った木村とも頻繁に会うようになっていたが、あるとき木村は綿子の目の前で事故に遭い、帰らぬ人となってしまう。心の支えとなっていた木村の死を受け入れることができないまま、変わらない日常を過ごす綿子。揺れ動く心を抱え、木村との思い出の地をたどる...。

 

加藤拓也監督は、前作「わたし達はおとな」で
リアルな感じが良かったので、新作を観てみました。
 
今回もリアルではあるんですけど。
前作に比べると、何だか物足りなさを感じました。
 
ねっちっこい夫との会話は、本当に、
気分悪くなる感じで、自然な感じなんだけど。
 
この何というのかな、関係性がもう一つ見えないというか。
個々の演技は、良いんだけど。
 
木村を本当に愛していたようにも思えないから、
本当は夫を愛していて、夫の浮気の当てつけに、
不倫をしたんやな・・・と考えるけど、
その割に、この夫が気持ち悪過ぎて、
そこに愛があるように思えないし、愛があったようにも思えないのよね~。
 
そもそも、なんで、こんな男と結婚したんや??という疑問から
始まってしまうから、
何だか最後までパズルがハマらないって感じ。
 
結局さ、前作と同じで子供の域を出ない女の話なんだよね~
・・・というレベルで終わってしまった。
 
愛してもないけど、ハイスペックで優しそうな夫と結婚したけど、
何だか浮気されて、プライド傷付けられて、
身近な所で浮気した。
 そしたら、浮気した男が死んでしまって、ちょっと精神的におかしくなる。
それは、愛とかじゃなく、通報出来なかった事への自己保身みたいな感じ。
 で、浮気がバレて喧嘩になって思わず離婚ってなったけど、
夫のお金が魅力的だから、別れたくない・・・
でも夫の事は、生理的に受け付けなくなっている・・・さぁ、どうしよう。
 
・・・みたいなね。
 
前作はそれでも、最後には自立する感じが良かったけど、
この作品では最後まで、
しょーもない女やな~で終わってしまった。
 
いや!
そういう映画なんですよって言われたら、
それは見事に伝わってるって話なんだけど、
それを映画にする理由って??って逆に思ってしまう。
 
ただね。
夫の演技が、なかなか面白くて、最後まで観入ってしまいました。
門脇麦さんはね~・・・
リアルなんだけどさ、
正直、こういう演技ばっかりな感じがしてね。
髪型も、ずっとこんな感じじゃない??
 こう新鮮さはなかったよね。