【洋画】ディア・エヴァン・ハンセン  | ROUTE8787 サンサクキロク

ROUTE8787 サンサクキロク

好きなものを好きなだけ。
韓ドラ狂騒キロク
映画と音楽とドラマがあればいい

image

ディア・エヴァン・ハンセン

2021年 アメリカ

131分  ☆☆

評判が良かったから、正直・・・めっちゃ、ハードルあがってました。

ミュージカル映画はけっこう観るし、すぐに音楽で感動するので、

評価甘くなりがち。

 でも、あれだけ評判の良かった「ラ・ラ・ランド」に見事にハマれなかった過去があります。

 

結果。

うーん・・・・全くハマれなかったんですね。

 キャストは結構好きな感じなんだけど。

エイミー・アダムス ジュリアン・ムーアとね。

 

以下、私がハマれなかった点を・・・・

 

魂ベン・プラットがどうしても高校生に見えない

 この違和感が、どうしても拭えない・・・

共感出来ない。人付き合いの苦手なサラリーマンに見えてしまって仕方がない。

舞台なら体形だけでもいいかも知れないけど、映画は顔のアップもあるし、

けっこう、厳しいんじゃないかな??

 

魂とりあえず、主人公の優しい嘘と、

公にするなと言われながら、手紙を拡散した女子に嫌悪感しかない

 

ここがね。

ちょっとアレルギー反応が出てしまって。

 人がそこで死んでしまっているのに、こういう嘘をついてしまって。

確かに、それがバレてしまうんだけど、

それを「優しい嘘」と表現するのも、よく分からないし。

 

咄嗟の嘘って、生きてたら分かるんですよ。

でも、咄嗟の軽い嘘が、どんどん広がっていくのは、まぁ同情もするけど、

これって、スタートがもう、「それ、アカンやん?」って思ってしまうんですね。

 

そうすると、もう、この主人公がどうしても好きになれなくて。

生きずらさとか、そういうのを言い訳にして、ついてしまう嘘とは、

ちょっと次元が違うような気がするんですよね。

 

魂コナーの存在が利用されている感じ

死んでしまった事をいい事に、嘘はつかれるわ・・・・

そして、その許される材料としても、また、コナーが利用されている感じがするんだよね。

 エヴァンが、手柄のようにコナーの秘密を探しあてて。

 でもそれって、コナーの秘密なワケじゃないですか?

 いや、コナーの真実が分かって、コナーとしても良い事かも知れないけど、

でも、なんか、納得いかない。

 

嘘ついて、反省して、もっとコナーの事を知りたいって・・・・

でも、それって、一方通行やないですか?

 それを、こう綺麗ごとのように描かれているのが。

 

もっとコナーの人柄をしっかりと描いていたら、良かったのかな。

コナーがエヴァンにちょっかいを出す真意や、

ギブスに名前を書いた真意とか。

 

その辺りが曖昧だから、

どうしても、最後、エヴァンが許される事に、

またもや、コナーが利用された感がしてしまうんですよね。

 

 とにかく、終始、腑に落ちないというか、

首をかしげて観てしまっていたというか。

なので全然、音楽にも気持ちが入っていかなくて。

 

 コナーの描き方なのかな~??

コナーを全くないものとして描くか、

エヴァンに相対させる形で、しっかりとコナーを描くか、

どっちかにしろやー炎・・・・みたいな・・・。