ネタバレあらすじ
その数年後、ドジンは立派な刑事となり、ハン・ジェイは女優として成功していた。
しかし、殺人事件が発生し、使用されたのはハンマーだった。
その捜査の最中にドジンは腹部を刺され、病院へ。
ハン・ジェイもまた、授賞式で血のついたハンマーが届けられ、倒れてしまい、病院へ運ばれた。
その病院で、2人は再会する。
(まさかのベッド横隣りで、すっかり夢だと思ってしまうドジン)
その後、倒れた理由が事件のトラウマかと記者に囲まれるジェイを、ドジンは再び助ける。
(逆に目立つんじゃないの?とは思うけんども)
ジェイに血の付いたハンマー送られてきた事で、捜査する事になったドジン。
依頼者と刑事という関係となる。
状況から、兄ムヒョンによる犯行が濃厚となる。ムヒョンは、父親と同じ刑務所に収監されていたが、このほど、仮出所している事が判明した。
ムヒョンは、義母のもとを訪れ、父親を通報して家族を崩壊させた恨みを爆発させる。
(かなり、お門違いな言い分でしたけどね・・・・・)
また、ユン・ヒジェの自叙伝を刊行したパク・ヒヨン記者は、事件をひつこく追い、
ジェイがPTSDに苦しんいること、ジェイとドジンが今もなお、親密である事などを記事にしようとする。
ムヒョンの恨みは深く、ドジンの腹部を刺してしまうが、弟を刺してしまった事に動揺する。
常に父親ユン・ヒジェから、ナム(ドジン)と比較されてきたムヒョン。
それでも、義母と義妹に心配されていく内に、徐々に父親の洗脳から解き放たれるようになった。
同じ頃、ユン・ヒジェの模倣犯が事件を起こしていた。
影ながら、家族を守ろうと、義母と義妹を見守るムヒョン。
パク・ヒヨン記者は、息子ナムが父親が通報した夜に、息子にハンマーで殴られた話をし、ユン・ヒジェを刺激する。
(このシーン、怖かった)
そして、パク記者は、ヒジェを心酔する模倣犯ジホによって殺害される。
(このシーンも、怖かった・・・・・)
一方、ジェイは、ドジンへの気持ちを打ち明け、困難を乗り越えながらも、恋愛を始めることとなる。
刑務所にいるユン・ヒジェは、彼に長年恋心を抱くユラと、模倣犯ジホの手引きによって、
脱獄する。
脱獄したヒジェは、ドジンが慕っていた警部を殺害する。
ドジンは、ジェイを襲った模倣犯ジホを逮捕するが、怒りのあまり、ハンマーを振り下ろしそうになり、ジェイに制止され我に返る。
自分の体の中に、ユン・ヒジェの血が流れているのではないかとい恐怖を抱き、苦悩する。
ユン・ヒジェは、ジェイを拉致し、そこへドジンを呼びだす。
そして、自分の息子としてナムを再び強くしてやろうと言う。
反発するドジン(ナム)だが、裏腹に、込み上げる怒りに、ヒジェにハンマーを振り下ろそうとする。
しかし、その瞬間蘇ったのは、自分を心配し愛してくれる人たちの存在だった。
ジェイもまた、ドジン(ナム)があの夜に、父親にハンマーを振り下ろしたのは、
自分の為であり、身勝手な殺人をしたユン・ヒジェとは別物だと訴えた。
冷静さを取り戻したドジンは、逃げようとするユン・ヒジェの足を撃つのだった。
事件が解決し、平穏さを取り戻したナムとナグォン。
ユン・ヒジェに心酔していたユラとホジは、洗脳から覚め、裁判でヒジェを罵倒する。
弟を刺したり、人を怪我させたりで逮捕されたムヒョンは、刑務所へ。
父親とすれ違うが、以前のように、父親に依存してはいない。
ヒジェは、すっかりカリスマを失い、年老いた死刑囚になり果てた。
長年の苦しみから解き放たれたナムとナグォンは、出会って、恋に落ち、引き裂かれた夜を経験しながら、生き抜いた幼い自分自身を、抱きしめるのだった。
ネタバレ感想
もうね・・・・物語のほぼ9割、スリルと恐怖の連続で、よく乗り越えたよ、私・・・と思う。
最後の幸せなシーンが、大体30分だけど。
割りに合わんて。
せめて1話丸ごと、ラブラブで平穏な日常を描いて欲しいです。
それでも、とにかく、2人が幸せになってくれて良かった。いや、ほんと、マジで。
さて、このドラマの勝因について。
①応援したくなる主人公2人の一途な愛
②ホ・ジュノのこれでもかってほどの恐怖の演技
③緻密な感情の変化と、それに対応してきたキャストの演技
① この2人の愛が一途で迷いがなく、揺るがなかった事。
「僕といたら不幸になる」とかいうお決まりの、気持ちのすれ違いが一切なく、横やりを入れる恋敵もいない。
ナグォンの義兄とか、ナムの後輩とか、いらんことするんちゃうか?と思ったけど、
こちらが全然そんなことないしで。
そういう意味で、スリルと恐怖に集中出来たし、
その対象が、常にヒジェとパク記者に向けられたというのも、感情が分散されなくて良かった。
この一途な2人の愛を、応援したくなるのが、
このドラマの素敵なところです。
②なんといっても、ホ・ジュノの生み出す恐怖たるや・・・・マジで怖かった。
連続殺人犯としてのプライドと、息子への執着。
模倣犯ジホとの演技の差を見せつけられたし、その対比こそが、
本家ヒジェと、模倣犯ジホとの格の違いなのだと納得させられる。
長くなったので~。