2017年① ロクヨン前篇  ☆☆☆ | ROUTE8787 サンサクキロク

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わずか7日で終わった昭和64年。その年に起きた少女誘拐殺人事件、“ロクヨン”から14年が経過し、未解決のまま時効が近づいていた。そのロクヨンの捜査に携っていた警務部秘書課広報室の広報官・三上義信(佐藤浩市)は、記者クラブとの不和、刑事部と警務部のあつれき、ロクヨンを模倣したような誘拐事件に直面し……。

 

今年映画はじめは、こんな無骨な映画から始まった・・・。

 原作を読んでる途中で、読むのが面倒になり、DVDで鑑賞した次第。

 

 正直、無骨な感じの前篇は、まぁ良かった。

主役級の俳優陣が出演しているのだから、それ位でなきゃ、困るって感じだけど。

 

どちらかというと、64年の誘拐事件中心ではなく、

警察内の対立・・・しかも、広報と記者との対立という・・・・。

全く知識もない、興味もない部分がクローズアップされたため、

私には、少し難しかったかな。

 

未知の世界の話なので、あれほどに広報と記者は対立していたり、

記者が、警察官に大声を張り上げたりするんだろうか。

 なんだか、そちらの方が気になってしまったほど。

 

 前篇最終辺りに、やっと誘拐事件が動きだし、

先が観たくて、そのまま後編に突入しましたが・・・・・・

  →後編レビューに続く。

 

 

それはそうと、この映画を観て、配役について色々と考えたりして。

おもいっきり個人的な感想だけど。

 

 名だたる俳優さんが出演していて、佐藤浩市さんは勿論、存在感もあって良かったとは思うんだけど、どこまでいっても、佐藤浩市。

和製ジョージ・クルーニーみたいだよね・・・と思ったり。

 三浦友和さんも、毎回同じイメージ。

吉岡秀隆さんも、毎回同じようなイメージ。

 でも、許しちゃうようなところがあって、それが、ジョージ・クルーニーと同じ。

同じキャラ・同じ雰囲気なのに、それに嫌悪感がなく、観た後は、

「あああ、佐藤乞浩市良かったねぇ」となる不思議さ。

 その逆に、その役で、コロコロと印象の違う俳優さんもいて。

そういう意味では、今回、綾野剛さんと瑛太さんは、なかなか面白い演技をしてたなぁ~と

この映画のポイントになっていたように思う。

 この2人の配役が逆だったら、私にとって、何の変哲もない映画だったかも知れない。

 

そう考えると、ピエール瀧バージョンのドラマも観たかったな。