私の防災・その61 学校(幼稚園等)や職場(通所施設)の防災は? | もえもえ育児ほぼ終了日記と障害児家族の防災ブログ

私の防災・その61 学校(幼稚園等)や職場(通所施設)の防災は?

もえもえは一昨日卒業してしまいましたが(笑)
一昨年の秋頃にも


で書いていますが、日中長い時間を過ごす学校(幼稚園等)や職場(通園施設)での防災は大事だと思いますので、改めて書いておきます。

もえもえの学校では児童生徒一人一人に非常食セットを毎年購入しています。

下矢印こういうのです。

上の箱に下のだしがゆレトルト2食(スプーンつき)とライスクッキー1箱の3食一日分が入っています。
これと水のペットボトルを小さな袋に入れて教室に常備。
避難するときには、やはり教室に常備しているヘルメットを被って、この非常食セットを持って避難することになっています。

実はこの形式に変わったのは東日本大震災がきっかけでした。
それまでは、中庭の倉庫に保存水と乾パン、アルファ化米(五目ご飯)が積まれているだけでした。
しかし、あの東日本大震災は
「学校防災=決められた備えを形だけしておくだけ」では駄目
だという現実を突きつけてきました。

もえもえの学校には食事に課題があったり、アレルギーがある児童生徒が、もえもえ以外にもたくさんいます。
乾パンも五目ご飯も食べられない子達です。
守るべき児童生徒が食べられない備蓄に意味は有りませんよね。
震災後すぐには変更できませんでしたが(公立校の悲しさで予算や計画立案がね…)変更できるまで2年ほどは備蓄の非常食を食べられらかどうかのアンケートを年度始めに行い、食べるのが難しい児童生徒は1年間常温保存できる食品を1日分学校に預ける形で対応しました。

津波を想定した避難先も見直され、避難訓練も校庭に集まって安否確認して終わりではなく、避難先まで実際に移動する形式に変わりました。

災害を具体的にイメージして備えることがやはり大事です。

お子さんの通われている学校(幼稚園等)はどんな備えをされていますか。
校内(園内)の安全対策はされていますか。
ハザードマップは確認されていますか。
避難訓練はどんな風に行っているかご存じですか。

大事なお子さんの安全が確保されているのか、知っておいてほしいと思います。

支援学校を卒業したもえもえは来月から通所施設に通うことになります。
もえもえの通う施設は災害時に福祉避難所となる予定の施設で、建物は耐震基準を満たしていますし、ハザードマップで確認したら立地条件も危険度が低い場所です。
重度心身障害者の方も通うので、備蓄も対応したものが揃っています。

ちなみに福祉避難所について書いた以前の記事です下矢印


自宅からも割合に近く、もえもえは体力面で無理が効かないので普段は送迎バスを利用しますが何かあった場合にはギリギリ自宅からも歩いて行ける距離です。

自分で自分を守るのが難しいもえもえが、これから毎日長時間通う場所ですので、安全面で納得のいく施設に決まったことに心からほっとしています。

皆さんの大事な家族が通うのは安全な場所ですか?
充分な備えは有りますか?
是非確認しておいてください。