私の防災・その12 学校、施設の防災 | もえもえ育児ほぼ終了日記と障害児家族の防災ブログ

私の防災・その12 学校、施設の防災

東日本大震災の時、私はもえもえの学校のPTA 学年代表をしていました。
その時まで学校の防災については正直無頓着と言うか、きちんと対策されているだろうと根拠もなく信頼していました。

そして、震災後のPTA の会合で衝撃的な言葉を聞きました。
学校は昔の大地震の際に津波が到達した場所にあると言うこと。
現在は防潮堤などのハード面の対策が進んでいるので、よほど大きな津波でなければ大丈夫な想定だと聞きましたが、その「想定外」がまさに起きたのが東日本大震災です。
一気に保護者の不安感が高まりました。
学校は二階建てですから、津波発生時には近くの三階建て小学校の屋上に避難することになっていました。
しかし、東日本大震災の大津波を受けて、ほぼ同じ距離にある四階建ての中学校に避難場所を変更することが決まりました。

非常食もカンパンとアルファ化米の五目ご飯しかなく、もえもえのような普通食が食べられなかったり、アレルギーのある児童生徒は食べられない可能性があることもわかりました。
とりあえず、その翌年までは個別対応で一日分の非常食を保護者が用意して学校に置いておくことで対応することになりました。
保管場所も中庭の倉庫だったので、少しでも被害の少ないと思われる二階に移動。
非常食も現在はアレルゲンフリーのだしがゆやライスクッキーに変更されました。

防災頭巾からより安全性の高いヘルメットに変更され、教室の出入り口に近い場所にすぐ被れるように常備されるようになりました。

ひとまず、学校の防災に関しては最低限対応されたかと思います。

そして、もえもえが普段通うデイサービスや卒業後に通う事業所はどうなのか。

デイサービスは契約時や年に一二回面談で行きますので、その時に室内の様子観察してきています。
障害のある子どもが通うので、家具は固定されていますし、非常食と言えるほどの物はなくてもおやつ程度の物、それももえもえが食べられる物があるので、ここもとりあえずクリア。
災害時の対応マニュアルも作られているし、避難訓練も行われています。
保護者の確認できる範囲では対策できていると判断して利用しています。

問題は卒業後に通う事業所。
見学や実習でお邪魔した時に、家具の固定方法が間違っていたり甘かったり、極まれにですが、どうみても危険な配置になっていたりすることが…。
さすがに福祉避難所に指定されているような大きな施設は大丈夫でしたが、一般住宅やマンションを借りて施設に改修しているような場所はスタッフさんが対策しますので、知識不足のところもかなりあります。
私が気がついた場所に関しては出来るだけ指摘させていただいて次にお邪魔した時には直っていることも多いですが、あくまでも私が気がついた場所限定ですし、指摘するのも憚られる場合もありますので難しい…。
ただ、今後もえもえが通うことになったら、遠慮せずに指摘しますし、スタッフさんへの防災研修なども提案させていただくつもりでいます。
非常時の対応もしっかり確認させていただきます。
もえもえを守るためですから。

皆様も大切なご家族が普段過ごす場所の安全が確保されているのか、是非確認しておいていただきたいと思います。