献血物語(3)
献血ルームから呼び出され、
成分献血をするたび、
心臓のあたりがグルグルして、
唇がしびれて、気持ち悪い
と思っていたのですが…。
そうやって何回も、何年も気持ち悪いまま、
成分献血を続けていた私。
ある日、献血の最中にやたら声をかけてくれる
看護婦さんがいたので、
私は自分のこの心臓の気持ち悪さを彼女に話しました。
それは、その気持ち悪さを訴えたかったわけでも、
その理由を聞きたかったわけでもなく、
単に、「これって気持ち悪いですよね~」という
どちらかというと世間話に近い気持ちで言ったのですが……
献血ルームは大騒ぎになりました
∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
「今は具合は大丈夫ですか?」
「続けても良いですか?」
と入れ替わり立ち代り
いろいろな人から質問され、
さらに献血が終わると別室に通され、
心電図まで撮られたのです
( ̄□ ̄;)
もちろん、心臓におかしなところはありませんでした。
どうやら血を戻すときに、一緒に入れている薬のようなものに
私の心臓や唇が反応してしまっているらしいのです。
ときどき、そういう体質の人がいるらしいのですが、
献血ルームの職員さんは大変恐縮して、
「献血はボランティアですので、気分が悪くなってまで
していただくことではありません。
今後は出来る限り、品川さんを呼ばないようにします」
と言われてしまいました。
「健康診断が出来るし、記念品までもらえる」
と、喜んで呼び出されていた私。
まさか、こんなことを言われるとは
思ってもいません![]()
そして職員さんは、更にこう言いました。
「何故、品川さんを頻繁にお呼びしているかというと、
成人した人の85%の人が持っている免疫と抗体を、
品川さんは持っていません
(持っていないことは問題ないそうです)。
そのため、品川さんの血は新生児にも上げることが出来る、
ものすごく珍しい、いわばピュアな血なのです。
全体の15%しかいない上に、RHマイナスなので、
本当に希少価値があり、お呼び立てしていました」
……と。
へぇ…15%しかいない、ピュアな血なんだ
(* ̄Oノ ̄*)
ちょっと誉められた感じがして、嬉しい。
少しくらい具合悪くなっても、
全然、差し上げますよ、喜んで。
そう思ったのですが、
それ以来、本当に献血ルームからは、
お声がかからなくなったのでした……。
♪From MIKA♪
