昨日は、退院して初めて出社した日に急ぎの仕事を振ったZ世代の部下と一緒に東京へ打合せに出かけた。


午前中の打合せが伸びて、お店で食事をしてたら、昼からの打合せに間に合わなくなると思い、マックで済ませることにした。

お店に入り、注文の列に並ぼうとしたら、『席でモバイルオーダーできますよ。』と言って、さっさと席に座った。

Google mapsで『マック モバイルオーダー』と検索すれば、モバイルオーダー可能な店舗が地図に表示されるので、今いる店舗を地図上から選択すると、メニューが表示されるので、食べたい商品を選んで、テーブルに貼ってある番号を打ち込めば、商品を席まで持ってきてくれる。

料金はPayPayで支払った。


注文の列に並ばなくて便利なんだけど、細かい注文(氷なしジュース、塩抜きポテト、全部増量など)はできなかった。


10分で食べ終えて、昼からの打合せ先に向かった。











久しぶりに日本透析医会のホームページを除いてみると、『オミクロン株XBB系統流行後の透析患者における重症度と致死率について』(詳細は、こちら。)という記事が掲載されてた。

これによると、
透析医会が全国的な集計を終えたあとも、20都府県61施設から情報提供の協力があった。
現在、オミクロン株XBB系統による第9波の真っ只中にあることから、5月12日から9月12日までの、透析患者の重症化リスクや致死率を公表した。
約3.5ヶ月で1施設あたり4.2人の患者が発生しており、これは第7波や第8波と同等かそれ以上の患者数が発生している。
重症化リスクの高い酸素飽和度94%未満の患者は14.0.%で、これまでと変わらない。
致死率は2.3%で、第7波の2.2%、第8波の2.9%と同等の致死率である。
70歳以上の致死率は3.8%と高率で、70歳未満の致死率は0.8%と低いように思われるが、第7波の一般人口の致死率が0.1%なので、やはり透析患者の致死率は非常に高いことが分かる。

ま、株や系統が変わっても、透析患者は注意しないといけないということだね。





敗血症について、入院中に先生やナースさんから知り得た知見をまとめてみたのと、自分が経験したこと(赤字で記入)を書いてみた。

 

概要)

敗血症は、細菌やウイルスに感染することによって、全身に様々な影響が及び、特に心臓や肺などが機能障害(臓器不全)される病気である。

 

原因)

原因となる主な細菌は、ブドウ球菌、大腸菌、連鎖球菌などで、多くは肺炎、尿路感染症、皮膚や腸管からの感染症から発生する。

透析患者は、穿刺部からのシャント感染が原因となることが多い。

65歳以上の高齢者、乳幼児、透析患者などは、感染症から敗血症に進行するリスクが高い。

自分の場合は、黄色ブドウ球菌だった。

 

症状)

敗血症は全身性の病気なので、身体の様々な部位に症状が現れる。

下痢、嘔吐、頭痛、呼吸困難感、咳のほかに、異常な体温の上昇・降下、悪寒、ふるえ、手足の冷え、心拍数の上昇、呼吸数の増加や見当識障害などがある。

自分の場合は、体温の上昇、嘔吐、下痢が主な症状だった。

 

検査・診断)

・血液検査

 炎症の程度、腎機能、肝機能を調べる。特に、白血球の増加・減少が見られる。

自分の場合は、白血球数が12.3(×10^3/μl)と上昇し、ヘモグロビンが8.1(g/dl)炎症の数値(CRP)が17.5、アルブミンが2.8(g/dl)だった。

・血液培養検査

 ・細菌の有無やどんな細菌なのかを調べる。種類を特定することで、抗菌薬選択を容易にする。

・血液ガス分析検査

 動脈血により、血液中の酸素や二酸化炭素の量、血液の酸性度を調べる。この検査により、人工呼吸器の使用の有無を決める。

自分の場合は、PCo2が33.0(Torr)と基準より低く、Po2が134.8(Torr)と基準より高かった。

・画像検査

 全身の臓器に影響を与えるため、症状に応じてX線、CT、MRIなどを行う。

 

治療)

元となった感染症の治療と全身状態を改善するための治療の2本立てで行う。

感染症の治療は、病原体に適した抗菌薬の投与を行う。皮膚からの感染症の場合、ダメージを受けた部位を取除く手術が行われる。

全身状態を改善するための治療は、症状に応じて、血圧を上昇するための点滴、酸素吸入や人工呼吸器の使用、腎機能が悪化しているときには透析患者でなくても人工透析を行うこともある。

さらに、貧血などの症状があれば、輸血を行う。

自分の場合は、全身状態の改善として、輸血を6単位、アルブミン製剤やノルアドレナリン(血圧維持)などの点滴、抗菌剤として、バンコマイシン、セファゾリンNa、メロペンの点滴、24時間透析を行った。

 

予防)

感染症を予防することと万が一感染症に罹ったとしても早めに治療することが、敗血症への予防となる。

そのために、手洗い、手指消毒、マスク着用などの基本的な感染症対策をしっかり行うことが大事である。

インフルエンザや肺炎球菌などのワクチン接種を行うこと。

 

 

 

 

ようやく金木犀(キンモクセイ)が開花した。


いつもだとお彼岸あたりに咲くんだけど、涼しくなるのが遅かったせいかもしれない。


近所の人から、今年はなかなか咲かないねと言われてたので、剪定を間違えたかと思ったけど、咲いて良かった。