現在、上野の国立西洋美術館で『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』が開催されている。
コロナの影響で開催期間が10/18まで延期されたが、今の状況が続けば、間違いなく行けそうもない。


60数点の作品すべてが日本初公開というか、どの作品もイギリス国外に持ち出されたことがないので、世界初公開という2020年で大大注目の美術展である。

コロナの影響で入場制限されているので、ゆっくり観ることができる。
しかも、障害者は日時指定チケットを取る必要がなく、行きたいときに行けるらしい。

また、SOMPO美術館で開催されている『開館記念展』では、フィンセント・ファン・ゴッホの『ひまわり』が展示されているので、『ロンドン・ナショナル・ギャラリー展』とはしご(上野と新宿)をすれば、世界で6点しかない『ひまわり』を1日で2点見ることができる。



いずれのポスターも『ひまわり』押しとなっている。
ただ、一般的に『ゴッホのひまわり』と言ったら、ロンドン・ナショナル・ギャラリー所蔵のひまわりのことを言うぐらいの『THEひまわり』を日本で見られる機会なんて滅多にない。

こんなチャンスは二度と来ないので、コロナ禍が下火になって東京への往来が自由になって欲しい。

東京の次は大阪で開催だから、それまでには何とか行けるといいんだけど。
そう言えば、横浜で開催中のバンクシー展も次は大阪だった。

金曜日は院長先生の回診だったので、透析効率の低下について聞いてみた。

 

もう一度、透析効率(Kt/V)のグラフを掲載すると。(汗)

グリーンのラインは、IHDFを開始したとき。

イエローのラインは、結腸全摘したとき。

 

 
IHDFに変えた後に効率が上がっているので、低下の原因がIHDFだとは考え難く、グラフをみるとむしろ結腸全摘後に下がって見えるが、そちらも原因としては考え難い。
要するに、低下の原因は分からないようだ。
 
透析効率は、小分子の抜け具合の評価なので、ダイアライザー (IHDFの場合は、ヘモダイアフィルター)を大きなものにするか、透析時間を延ばすかだけど、両方を一度に変更してしまうと分からなくなってしまうので、とりあえず、ダイアライザー をABH-22PAからABH-26PAに変更して、2ヶ月ほど様子を見て、それでも透析効率が気になるなら時間を延ばしたらどうかと言われた。
 
旭化成メディカルのホームページから、ヘモダイアフィルターの性能を比べてみた。
 
 
院長先生が言われたとおり、カタログ上の小分子の抜け具合はあまり変わらないようだ。
 
透析時間の延長は、今でも透析終了30分前から、トイレを我慢している状態なので、厳しいかな。
ま、トイレ中断を2回行えば済むことなんだけどね。(汗)
今週も日本透析医会から透析患者さんの新型コロナウイルス感染者数の発表があった。
 
世間での感染増を受けて、透析患者の感染者も18名増えて160名に、死亡者数は1名増えて23名だった。
感染者が増えた地域は、関東地区が3名、東京地区が12名、甲信越・北陸・東海地区が1名、近畿地区が1名、中国・四国地区が1名だった。(詳細は、こちら。)

 

中国四国地方で、初めての感染者がでた。
これで、全国どこの地域でも透析患者の感染者がいることになった。
 

 

透析10年目を迎えたので、今までの検査データを見てたら、あることに気がついた。

透析開始してからの透析効率(Kt/V)のグラフはこちら。

 

 

ここ最近のグラフが下がり気味なような気がする。

iHDFにしたのが2018年4月だったので、3年分を取り出してみると、こんな感じになる。

グリーンのラインは、iHDFにしたとき。

イエローのラインは、結腸全摘したとき。

 

これを見ると、透析効率が落ちてきているのは、iHDFが原因と言うより、結腸全摘が原因のような気がする。理由は分からないけど。

 

透析効率を上げるには、

  ○血流を上げる

  ○ダイアライザー(ヘモダイアフィルター)の膜面積を大きくする

  ○透析時間を延ばす

が考えられるけど・・・。


理由によっては、以前のHDに戻すという選択もありかな。

 

院長先生にもらった『酸塩基平衡』という資料がネットに出ていたので、興味のある人は読んでみてください。(資料は、こちら。)

 

今回は、資料の中にある血液ガスの見方に沿って、前回院内で測定した血液ガスの値を見てみる。

 

ステップ1)pHからアシデーミアかアルカレーミアかを判断する。

pHは7.382で、基準値7.40±0.05(7.35~7.45)以内である。

 

ステップ2)HCO3イオンかPCO2の変化をみる。

HCO3は16.8mmol/lで、基準値は22~26なので、代謝性アシドーシスである。

PCO2は28.9Torrで、基準値は36~44なので、こちらは呼吸姓アルカローシスである。

 

ステップ3)アニオンギャップ(AG)の計算。

AG=Na-(Cl+HCO3)

Clイオンは、今回の血ガスで測定していないので、通常の血液検査の値105を採用すると、

AG=141-(105+16.8)=19.2となり、基準値12±2から外れるので、HCO3を補正する。

補正HCO3=AG-12+測定HCO3=19.2-12+16.8=24

補正HCO3は、基準値に入り、酸塩基平衡障害ではないことになる。当然だけどね。

 

回診のときの院長先生の回答のとおり、代謝性アシドーシスが呼吸中枢を刺激してPCO2が低下した。

これは、酸塩基平衡障害ではなく、生理的な代償性反応である。