金曜日は院長先生の回診だったので、透析効率の低下について聞いてみた。
もう一度、透析効率(Kt/V)のグラフを掲載すると。(汗)
グリーンのラインは、IHDFを開始したとき。
イエローのラインは、結腸全摘したとき。
透析10年目を迎えたので、今までの検査データを見てたら、あることに気がついた。
透析開始してからの透析効率(Kt/V)のグラフはこちら。
ここ最近のグラフが下がり気味なような気がする。
iHDFにしたのが2018年4月だったので、3年分を取り出してみると、こんな感じになる。
グリーンのラインは、iHDFにしたとき。
イエローのラインは、結腸全摘したとき。
これを見ると、透析効率が落ちてきているのは、iHDFが原因と言うより、結腸全摘が原因のような気がする。理由は分からないけど。
透析効率を上げるには、
○血流を上げる
○ダイアライザー(ヘモダイアフィルター)の膜面積を大きくする
○透析時間を延ばす
が考えられるけど・・・。
理由によっては、以前のHDに戻すという選択もありかな。
院長先生にもらった『酸塩基平衡』という資料がネットに出ていたので、興味のある人は読んでみてください。(資料は、こちら。)
今回は、資料の中にある血液ガスの見方に沿って、前回院内で測定した血液ガスの値を見てみる。
ステップ1)pHからアシデーミアかアルカレーミアかを判断する。
pHは7.382で、基準値7.40±0.05(7.35~7.45)以内である。
ステップ2)HCO3イオンかPCO2の変化をみる。
HCO3は16.8mmol/lで、基準値は22~26なので、代謝性アシドーシスである。
PCO2は28.9Torrで、基準値は36~44なので、こちらは呼吸姓アルカローシスである。
ステップ3)アニオンギャップ(AG)の計算。
AG=Na-(Cl+HCO3)
Clイオンは、今回の血ガスで測定していないので、通常の血液検査の値105を採用すると、
AG=141-(105+16.8)=19.2となり、基準値12±2から外れるので、HCO3を補正する。
補正HCO3=AG-12+測定HCO3=19.2-12+16.8=24
補正HCO3は、基準値に入り、酸塩基平衡障害ではないことになる。当然だけどね。
回診のときの院長先生の回答のとおり、代謝性アシドーシスが呼吸中枢を刺激してPCO2が低下した。
これは、酸塩基平衡障害ではなく、生理的な代償性反応である。





