今週も日本透析医会から透析患者さんの新型コロナウイルス感染者数の発表があった。
 
透析患者の感染者は、33名増えて1466名に、死亡者数は4名増えて223名だった
 
感染者が増えた地域は、南関東地区が11名、東京地区が8名、甲信越・北陸地区が1名、東海地区が1名、愛知地区が1名、近畿地区が2名、大阪地区が6名、中国地区が1名、福岡地区が2名だった。
死亡者は、北海道地区が2名、北関東地区が1名、愛知地区が1名。(詳細は、こちら
 
感染者が爆発的に増えてるわけではないけど、徐々に増えてきている。死亡者はそれほど増えてるわけではない。
全腎協(全国腎臓病協議会)からは新型コロナに関して何もアナウンスがない。こういうときにこそ、何らかの発信するべきではないんだろうか。

 

 

 

 

 
 

 

 

 
 

ハンガリー生まれの女性で、間違いなく今年のノーベル医学生理学賞を受賞するはずです。

 

 

 

ワクチン接種の予約電話やホームページが繋がらないと問題になってるが、このワクチンの基本技術であるmRNA(メッセンジャーRNA)を開発したのがカリコー博士です。

 

DNA研究が全盛期だった30年以上前から、博士の信念に基づきこのmRNA研究一筋だったそうで、博士の伝記的な読み物を読むと、新型コロナウイルスのワクチンが早期に完成したのは博士のこうした努力によるものだということが分かる。

 

博士の信念は、『80年代の終わりから焦点が当てられた遺伝子治療の目的は、DNAを細胞に送り込み永続的に働かせることであるが、多くの病気は遺伝性ではなく、治療は一時的であるべきで、だからこそmRNAを使う方が合理的だと思った。』ということにあるようだ。

 

mRNAは、体内に入るとタンパク合成の指令を出したあと1週間くらいで分解されてしまうので、ワクチン由来の人工的な遺伝子が体内に残ることはないそうだ。

 

ハンガリーからアメリカに渡ったときの話、研究予算の獲得に失敗し続けて教授の座を降格させられた話、mRNAが体内で免疫により攻撃されないようにするためのブレイクスルーの話、その後開発者同士による特許訴訟の話などエリスロポエチン以上の興味深い話がてんこ盛りである。

 

ちなみに、現在、カリコー博士は、ファイザー社とワクチンを共同開発しているビオンテック社の副社長である。

 

 

 

 

 

 

 

『風が吹けば桶屋が儲かる』ということわざ(?)がある。

これは、
風(突風)が吹く→砂ぼこりが舞う→砂ぼこりが目に入り視力が悪くなる人が増える→目の悪い人が三味線を生業とする→三味線がよく売れる→三味線の材料の猫の皮の需要が高まり猫が捕獲される→猫が減ってネズミが増える→増えたネズミが桶をかじる→かじられた桶の修理が増えて桶屋が儲かる
というように、一見何の関係ないことに影響が及ぶことのたとえである。

火曜日の中日新聞に『コンテナ不足で運賃高騰』という記事が掲載された。


コンテナ不足の理由がよく分かる絵を読売新聞で見つけた。

読売新聞のwebより引用

家ではコストコの水を使っているが、最近売り切れが続いている。


店員さんに確認すると、コンテナの都合がつかなくて入荷が極端に少ないらしい。

火曜日の新聞を読んでコンテナ不足を納得したが、コロナによるアメリカの巣ごもり需要がまさかコストコの水不足につながるとは思わなかった。




最高裁第2小法廷で、集団予防接種での注射器の使いまわしによるB型肝炎を20年以上前に発症し、その後再発した患者さんが国に損害賠償を請求できるかが争われた訴訟の判決で『請求できる』との判決が出された。


裁判の争点は、除斥期間の起算がいつになるかということで、福岡高裁は最初に肝炎を発症した日を起算とし、最高裁の判決では再発した日を起算とすることになった。


これは、民法で定められている除斥期間という制度で『不法行為の時』から20年経過すると、損害賠償請求権が消滅してしまう。


だから、最初に肝炎を発症した日を起算とすると20年が過ぎているので、損害賠償を請求する権利がなくなってしまう。


なお、この除斥期間は、最近行われた民法改正で時効という分かりやすい言葉に変更された。



東京新聞のwebから引用。

自分の場合は、無症候性キャリアだから、予防接種を受けた日が起算となる。
ただ、今後、仮に腎移植をした場合に免疫抑制剤の使用によって、もし肝炎を発症したときには、今回の最高裁判決により、発症した日が起算となるので、国により救済されることになる。

以前、訴訟提起の際、弁護士さんからこういった場合、救済されないと言われたので、とっても安心した。







うちのクリニックでは、ディスポーザルシーツを使っているので、患者さんごとに毎回シーツ交換される。

月曜日に自分のベッドに行くと、どこかで観たことのある落書きがシーツにあった。

その落書きはこちら。



アップにしてみると、



どうやら、あの神出鬼没のバンクシーがうちのクリニックに来たようだ。(笑)

ザザビーズのオークションで何億円で売れるかな?(爆)