以前のファサードに関するブログで、「外観を整えるポイントは…インテリアコーディネートと同じく情報量の整理・調和、これに加えスタイリッシュさ等を考慮することとなります。そのポイントは窓と設備類です。」と記載しました。
そのブログ記事→ファサードを整える(2)
今回はその窓について少しお話します。
こちらの画像は一般に市販されている家づくりソフトにて弊社が建築を考えている貸別荘を3D画像化したものです。こちらは別荘の非日常性を考慮してオーダーの特殊な窓を使用しています。
こうした特殊なものではなく、一般的な窓でもその使い方でかなり外観が変わることを、以下なるべくわかりやすい例でお伝えできればと思います。
こちらはあくまでわかりやすいシンプルな事例として、2000年代から首都圏で多く作られている建売住宅のイメージで架空で作成したお家の南側です。3LDKもしくは4LDKの間取りで日当たりを考慮して南面には引き違い窓が4つ、切妻屋根で外壁は2色の切り替えになっています。
このようなお家をご覧になった方も多いのではないでしょうか。
引き違い窓とは2枚のサッシが交互にスライドする一番一般的なタイプの窓です。昔から家の窓のイメージはこれだと思います。
そのメリットは多く、代表的なところでは、
・一般的で種類や流通量も多く価格が安い(標準仕様)
・日射をたくさん取り込める
・人の出入りがしやすい(床までの掃出しの場合)
・開け閉めしやすい
・網戸を外側に付けられる(虫が入りにくい)
逆にデメリットは、
・サッシが交互に重なるため気密性が悪い
・防犯的にはガラスを割って鍵を開け侵入しやすい
そして何より「引き違い窓の使い方でデザイン的にダサくなる」と言われています。一番使われている窓なのになぜでしょうか…
※このお宅の北側、接道のあるファサードです。次回この北面で説明します
(続きます)
弊社では第三者のフラットな視点で、見栄えの面でもダサい家を回避し、将来も売れる家を実現するため、間取りやデザインのコンサルティング・3D画像作成など、家づくりを支援するサービスを提供しております。
●ホームページはこちら
※ホームページは作成中のページが多くご迷惑をおかけいたします