自分へのごほうび | モダンと暮らす、カカと生きる

モダンと暮らす、カカと生きる

脳出血で右半身マヒ&失語症になっちゃった〝カカ〝。
甘えん坊の個性派ビーグル〝モダン〟。

この大切なふたつの宝物を守るべく、介護&家事&稼ぎにいそしむ、お気楽のんびり屋な〝トト〟。そんな仲良し家族の日々をつづります。


ゴールデンウィーク前だったか
夜中に仕事をしていて
休憩中にTVをつけたら
ふと目に入ったスポットCM。

「お、フジコ・ヘミング♪」

以前からドキュメンタリーを
見ていたし、CDも聴いていた。

「生演奏、聴きたいな」

リストの作品演奏で
有名な彼女だけど
どうしても生演奏を
聴きたくなったのは
CMのセットリストに
『亡き王女のためのパヴァーヌ』
(ラヴェル作曲)があったから。
好きなのよ、この曲( *´艸`)

で、ネットでポチッ。
一般発売から日が経ってたから
期待してなかったんだけど
2階席左翼のステージ近く
ピアノを弾く手がよく見える
なかなか良い席がとれました。

パンフレットのイラストは
ご本人の作品
おなじみの
湯婆婆(ゆばぁば)みたいな
いでたちでしたよ( *´艸`)
なんというか、期待通りの
彼女らしい演奏の妙でした(笑)

クラシックのおなじみの曲も
彼女の手にかかると
まったく解釈が変わるんやねぇ
というのが、おもしろい。

もーね、なんだか混沌とした
ぐちゃぐちゃの宝石箱みたいな
でも、ふと、あどけないほど
素朴で素直な旋律が
顔をのぞかせる。

言うなれば
魔女と少女が同居してるような
人なんだろうなぁ……と
ついつい顔がほころんでしまう。

「フジコワールドやな…」

素人のトトにもわかる
ミスタッチは珍しくない。
それはドキュメンタリーでも
そうだったけど
それさえも彼女の世界観に
取り込まれて
ちーっとも気にならない( *´艸`)

「いいと、いいと
フジコ・ヘミングやけん♪」
って感じ(笑)。

キレのある
超絶技巧のピアニストも
魅力的だけど
その真反対の、誰も真似できない
既成概念を超越した
彼女の世界観。

「いやぁ、満足、満足♪」

お目当ての
『亡き王女のためのパヴァーヌ』
もちろん、素晴らしかった。

限定CDもお持ち帰りしたよ

うん、素敵な
自分へのごほうびでした。
トト、お楽しみ上手なのだ。
( *´艸`)( *´艸`)( *´艸`)


◆トト飯

あ、牛乳使わなきゃ……と思い
新じゃが、新タマネギ、
豚のスペアリブで
ホワイトシチュー
翌日はホワイトシチューに
ズッキーニ、絹さや、舞茸を
加えて、パスタにしたよ
あまりご飯はチキンライスにして
オムライスにしました。
玉子、かぶせるのに失敗……。
サイドメニューは
アンバランスだけど
日もちがしない山芋こんにゃくの
ピリ辛煮。
でも、意外に合うんだ、これが。

冷蔵庫のありあわせで
腹を慰めています。