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3月下旬の平日、戸越銀座の【京都鳳焼売】を訪問。以前、京都で頂いた『カラシソバ』が美味しかったのですが、関東で提供しているお店を麺友の「やっぱりネコが好き」さんから教えて貰っての訪問でした。

 

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場所は東急池上線戸越銀座駅から徒歩10秒の至近距離ですが、商店街には面していないのであまり目立ちません。

 

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カラシソバの看板が出ていますね。

 

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到着時12:30で入店すると先客なし。焼売のテイクアウトがメインのお店ですが、その右側に入口があり、店内飲食スペースが4席。

 

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厨房とはすだれで仕切られています。厨房には男性1人女性2人の3人の声が聞こえます。

 

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京都に初めて中華料理店「ハマムラ」が出来たのが大正13年で初代総料理長を務め“京都中華の祖”と言われるのが高華吉氏。その後独立し、「飛雲」「第一楼」を経て「鳳舞」を開業。京都中華の特徴である広東料理がベースの“あっさり味”は高華吉氏によって生み出された新しい中華料理で京都市内を中心に広く浸透したとの事。その鳳舞の人気メニューが「えびかしわそば」でそれが現在では「からしそば」として鳳舞のお弟子さんたちのお店で提供されています。

 

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こちらのお店「京都鳳(ほう)焼売」でもメインの焼売の他に「からしそば」「麻婆麺」がメニューにあります。

口頭で「からしそば」をオーダー。

 

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少し待っているとすだれの向こう側からお兄さんが笑顔で「サービスの焼売です。辛子と醤油で召し上がって下さい」と蒸し上がった鳳焼売(塩)2個(定価210円)をサービスしてくれました。

 

ありがとうございます!!!

 

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焼売から湯気が立ち上っています。醤油と芥子でいただきます。

 

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焼売をいただいてみると滑らかな食感にで肉の旨味がジュワッと溢れてこれは美味しい焼売ですね。細かい豚肉ひき肉に九条ネギと淡路島産タマネギのシャキ感と甘みが加わり絶品焼売ですよ。今までいただいた焼売では1番かもしれません。大きさも有り食べ応えも十分。これはいいですね。

 

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焼売を食べ終える頃にからしそばが着丼です。丸い皿に溢れそうな餡かけが乗っています。

 

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早速いただきます。

麺を引っ張り出すと湯気が立ち上り、フウフウしながら火傷しないようにいただきます。

麺は中太の緩いウェーブがかかった麺で小麦の凝縮感を感じる食べ応えのある麺です。加水は中程度で確り茹でてありますが、コシもシッカリありますね。

 

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一口啜り上げて咀嚼すると辛子がツーンと効いており、辛くて慌ててお冷やをいただきました。 からしそばは、辛子を溶いた酢醤油で茹で上がった麺を和え、鶏ガラと昆布出汁でとったスープで作った餡を茹でた麺に掛けた料理なんです。

今回はたまたまかもしれませんが辛子がタップリ効いたところを最初にいただいたようです。なので全体をよく混ぜ合わせると2口目からは程よい辛味で美味しくいただけました。

 

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からしそばは当初はえびかしわそばと言われていたように、たっぷりの海老とかしわ(鶏肉)、シイタケ、レタス、九条ネギ、タケノコが餡かけ状になっており、具材が豊富に入っています。

 

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「ハマムラ」は広東料理がベースの中華料理店でしたので、こんな逸品が出来上がったんでしょうね。餡の出汁は鶏ガラと昆布ですので味わいも上品ですね。京中華は、においの強い物(ニンニクや生姜)を使わないのは、芸子さんや舞妓さんもいただくための物だったようです。

 

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海老はやや大きめのプリッとしたものが10尾くらい入っており満足度が高いですよ。椎茸やタケノコの野菜も相性が良い物。餡掛けの餡は片栗ではなく葛を使っており、冷めてきても餡が緩くならないようになっています。

 

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餡かけ、甲殻類(エビ)、シイタケ、昆布と好きな食材が沢山入った「からしそば」美味しく完食しました。焼売もメッチャ美味しかったのでお勧めです。

戸越銀座って「えにし」もあるし「博多ばってんラーメン」もあるしいい街ですね。

ご馳走様でした。ヾ(@^▽^@)ノ