今年買ったもので一番嬉しかったのがこの包丁。
うなぎ裂きです。
うなぎ裂きにも地方によって色々と形が違いますが、これは江戸裂きと呼ばれるうなぎ裂きです。
材質は青鋼二号という硬い素材と軟鉄を鍛造して合わせています。
うなぎ裂きと書かれていましたが、これは12cmと短いので正しくはドジョウ裂きです。
このお店のは銘切り(名入れ)をしてくれないので、よせばいいのに・・・
▼もう一本買ってしまいました。
今度は銘切りしてもらいました。
さて、この包丁を使うべく、そして美味しい天然うな丼を食べるべく鰻釣りに行くことにしました。
▼釣りの楽しさは道具を作ることにもあります。
ぶっ込み釣りと違って穴釣りは竿の弾力も生かせないし、岩や石垣で擦れるので強い糸を。
上の2本はシーハンターの7号ですが、これがうなぎに対して結構弱く、うなぎに首を振られると偶に切れます。
直線の引っ張りには強いけど細かい歯を持ってて首を振る魚には結構弱いです。
▼ということで、ちょっと無茶をしてみました。
本来は鯨のヒゲにセットして使う藤九郎バリを草刈機のナイロンコードにセット。
オオウナギが来ても絶対に切れないと思う・・・けど、食い込みはめっちゃ悪そう。
▼そして、農業資材の寒冷紗で作ったウナギダモも忘れずに持参。
使うハリはモドリのないスレバリなので釣ったらすぐにこのタモの中に入れてハリを外し、
岸に置いてある活かし缶に放り込みます。
▼さて!釣りますか♪
これは草刈機のナイロンコードの仕掛け。
シーボルトミミズという巨大なミミズを一本丸ごとセットしています。
ハリに近い部分がウナギとかカニにかじられたりしたらハリの方にコキあげて使います。
しかし、食い込みが悪い・・・あたりはあるけどハリがかりしない。
本日は数時間の釣りの予定なので早めに仕掛けチェンジ。
▼これは普通のドバミミズ。
釣れるかな〜?
▼川はしばらく増水で釣りにならなかったので場荒れもなく石垣の穴にはウナギがいるはず。
クラブのメンバーのNくん。
この川の流域に住んでいる釣り名人です。
彼の釣りのスタイルは潜って穴を水中ライトで照らして鰻がいるのをを確認してから釣ります。
なので、カニに餌を取られることもほぼないから餌が少なくて済みます。
僕は潜らないで穴に仕掛けを突っ込んで探りながら釣るスタイルなので餌の消費が多いです。
▼Nくんが撮影してくれました。
気温がめっちゃ高いので川の水がとても冷たく感じます。
中流域には立ち込むのはなんだかイヤですが、上流域なので気持ちいい♪
▼こう見えて結構水の抵抗も強いので竿(ただの竹)は硬めの太いものを使っています。
穴に仕掛けを突っ込むとアタリがあり、仕掛けをグイグイ引っ張ります。
穴釣りの醍醐味はアタリがあってからのウナギとのやりとりでしょう。
▼小さいながらも1本無事にゲットしました♪
ということで、時間になりました・・・
ボウズじゃなかったけど、3本くらい釣りたかったな。
▼家に帰ったらウナギがぐったりしていたので死ぬ前に氷水で締めます。
締めるというかおとなしくさせるだけ。
▼で、温度計できっちり60度に温めたお湯に鰻を入れて白っぽくなるまで放置。
こうするとウナギのヌメリが簡単に落ちます。
熱湯だとヌメリは落ちるけど身まで白くなります。
▼さて!ついに出番ですよ!
初めて使う江戸裂き。
青鋼二号という材質も使うのは初めてです。
切れ味が楽しみ♪
▼捌き終わりました。
思うほど簡単にはさばけませんでした。
やっぱり慣れが必要ですね。これなら今まで使ってきた特大カッターナイフの方が綺麗にさばけます。
▼そしてなんと!!
刃が欠けています!?
嘘だろ〜!?
青鋼二号は切れ味が長続きするけど脆いって聞いていたけど、ウナギ1本さばいただけでこれ?
技術云々の問題なのか・・・?
次に買うときは青鋼ではなく白鋼にしよう。(まだ買う気か?)
▼1年前に作ったウナギのタレに焼いた骨を入れてさらに旨味をアップさせます。
このタレの中には5〜6本分のウナギのエキスが溶け込んでいます。
浮いている脂が結構すごい。
▼お次は炭火の用意。
バーナーで火をつけると日中は気づかないけど、こんなに火花(?)が散るもんなんですね!
まるで花火です。
半袖Tシャツ着てて大失敗・・・
▼いい感じに焼けてきました。
白焼きにしてからタレをつけて焼きます。
市販のウナギって、すごく色が濃いけど、今回はタレに3回だけ漬けて焼きました。
隅に落ちたウナギのタレがとても香ばしい〜〜♪
新米ならマジでこの匂いだけで飯が食えます♪
▼炊きたて土鍋ご飯の上に乗っけて、タレもたっぷり♪
粉山椒もたっぷり振りかけていただきまーす♪
やっぱり、炭火で焼いたウナギの蒲焼は最高です♪
土鍋ご飯で炊いた新米(購入品ですが)も最高です♪
楽しく遊んで美味しく食べる。
釣りって本当にいいですねー♪