今年は人生初の初めてのもち米栽培をしました。
もち米って正月くらいしか食べないし、栽培する機会もなかったのですが、何事も経験。
ということで、「やしろもち」というとても美味しいと評判のもち米を栽培させていただきました。
ブロ友さんにお願いして種籾を島根からお届けいただきました。
育苗はポットで行い、田植えは手植え。
水田雑草が爆発的に繁茂する圃場なので、草退治は事前除草と田植えしながら除草、植え付けた後の除草をしました。
代掻き後の田植え前に八反ずりをいう水田除草機で圃場をこするとおびただしい数のホタルイやコナギが浮いてきました。
それをタモ網で掬ってから田植え開始。
▼がっしりした成苗に育てて植え付けました。
ポットで育てた苗は活着が早いし、成苗は水を深く張れるのが利点。
▼植え付け前にきっちり草退治した筈なのにまだまだ草の取りこぼしがありました、
わんさか浮いてきました。
▼植え付け完了!
少ない面積ですが除草しながら植えたので1日かかりました。
▼途中で除草器具が壊れたので作り直しました。
壊れた除草器具から流用したのは歯の部分だけ。
田植え後の除草は2ラウンドだけ。
▼真夏になっても草はもう生えてきませんでした。
小面積で除草をすると除草のタイミングがわかってきた気がします。
とりあえず、草の種がそこにあれば必ず生える。
深水管理で生えない草はノビエくらいのもの。
その後、開花時期と乳熟期にスーパー台風が2度もやってきましたが、倒伏せずに頑張ってくれました。
▼しかし、やはり不稔実がかなり多いです。
しかも出穂時に風で擦れて汚いモミ。
大雨やら台風やらでずーっと水が溜まってたのでほぼ手刈り。
▼無事に稲架掛け天日干しにこぎつけました。
もち米はしっかり干さないと白く爆ぜてくれません。
なのでしつこいほどに干しました。
▼モミガラを取り除き、白く爆ぜたのを確認してから脱穀開始。
やはり不稔実が多くってシイナだらけ。
▼脱穀したら唐箕で風選します。
大昔の木製の唐箕。
師匠からいただきました。
▼結局、モミ袋にこれだけ・・・
もち米にしたら何キロあるかな〜?
▼それからずいぶん経って循環式精米機を分解掃除してモミから精米開始。
稲わらとかも入っていますがなんとかなるかな?
▼だんだん白くなってきました。
きちんと干せているようです。
白いもち米がどんどん増えて来るたびにちょっと感動!^^
▼完成!
とりあえず、分搗きの状態ですが、あとはお客さんが精米機でお好みの精米歩合にしてくださるでしょう。
▼ジャンジャジャーン!やしろもちの完成♩
あとは細かい稲わらのカスとかを風邪で飛ばして完了です。
▼胚芽のついたもち米。
栄養価も高いかと思います。
さて、ちゃんとしたお餅になるのかどうかをちゃんと確かめてみます。
餅にならないもち米を送ってしまうと大恥ですから。
▼蒸し上がりました。
まるっこかったもち米も蒸すと普通のご飯のようになりました。
▼擂り粉木とすり鉢を使って簡単に餅を作ってみるとします。
搗くたびに粘りが増してきます。
▼さて!いただいてみましょうか〜♩
おろし醤油でいただくとします。
お餅です!れっきとしたお餅になっています!
苦労して育てて収穫して精米までこぎつけた甲斐がありました。
頑張ってよかった!
でも、自然栽培のうるち米よりも気を遣うし、過酷すぎて来年はどうしようか悩みます。