年が明けから枯木灘の磯ではグレがあんまり釣れなくなりました。
黒潮が離れて、寒波の影響もあるのか水温が下がったまんまです。
そんな枯木灘でも一部地域ではそこそこ釣れているようですが、私のホームグラウンドの磯では釣れません。
2桁釣りができていた頃が懐かしいです。
最近は人も来なくなり、朝から日没まで釣り人不在の日もあるようです。
そんな時期は目先を変えなければダメでしょう。
海が時化た時に限定で足を運ぶ地磯の磯際にはアオサが生えています。
しかし、前々回来た時から観察していましたが、いつまで経ってもアオサは成長しません。
これは、グレ(メジナ)がアオサを食べているということに違いありません。
ということで、アオサを使って海苔グレ釣りをすることにしました。
こちらでは「ヒゲ」とか「イトアオサ」と呼ばれている海藻を使うとします。
これを乾かして粉末にしたものがたこ焼きやお好み焼きにかかっている青のり粉になります。
▼緑色が濃くて、つまむとプルッとした感触のものを選ぶとします。
手でつまんでパサパサした感触の色の薄いものは食いが悪いようです。
▼これだけあれば十分でしょう。
今回はサシ餌代もマキエサ代も全くかけずに釣りをします。
▼自家製の自然栽培ササシグレの米ヌカと小糸在来大豆のオカラ。
これをベースにして冷凍して細かく潰した糸アオサを混ぜました。
生のとれたてよりも冷凍させると香りが強くなるようです。
▼それに加えて現場で刺しエサには向かないパサパサの糸アオサを混ぜて視覚効果を狙ってみます。
匂いと視覚効果でグレを寄せたいと思います。
ところで、海に米ぬかをまくとあまり良くないそうですが、本当だろうか?
昔は釣りのマキエサといえばベースは米ぬかです。
現在よりも磯焼けもしていなくて海藻も豊富でした。
▼さて!釣るとしますか♪
この日の仕掛けは磯竿1.5号5m
道糸もハリスも2号。
ハリはヘラ鮒スレの6号。
ウキは円錐ウキの3Bに2Bのガン玉を打ってプカプカ浮き気味にしてみます。
ハリの上にはガン玉は打たずにエサを漂わせる感じで。
▼試しにボイルのオキアミを使ってみるとこんな小さな尾長グレがバンバン釣れます。
この時点で海苔エサが有利です。
しかし・・・待てども暮らせども全然グレは釣れません。
もしかして、グレは私の気配に感づいているのだろうか?
ということで、磯際から一歩下がってしゃがんで釣りをすることにしました。
半時間ほどするとウキが消し込んで竿にまでくるアタリがあり、取り込んだのは35cmくらいのグレでした。
ほっと一息!^^釣れない時期にオキアミでは釣れない海苔グレが釣れて満足です。
海苔に食ってくるグレは大きなものが多いです。
それは、海苔を食うグレはオキアミを食べないからです。
なのでオキアミをエサにしている釣り人のハリに掛からず成長するからでしょうか?
とはいえ、35cmは大きくないです。
次こそは大きなグレが食ってきますように〜。
それから半時間ほどすると同じようなアタリがあり、大きくゆっくり合わせるとなかなかの重量感♪
▼上がってきたのはちょっと大きなグレでした。
45cmくらいあるかな?
▼結局この日の釣果はこれだけ。
たった2尾ですが、2月4日(日)の釣りはとても満足のいく釣りとなりました。
寒波の最中に釣りに行った甲斐がありました。
▼やっぱり海っていいねー。
さて、帰るとしますか♪
▼検寸してみます。
45cmありませんでした・・・。
35cmもありませんでした・・・。
結果は44cmと34cmでした。^^;
▼グレのしゃぶしゃぶにしていただきました。白子も入ってて満足です。
やはり、グレの内臓には海苔しか入っておらず、捌くと台所は海苔の香りでいっぱいになりました。
その胃腸の中の海苔に醤油かけて食えそうなくらいいい香りです♪(冗談ですよ。)