今年は4枚の田んぼでササシグレを作っています。
そのうちの1枚の田んぼにアゾラ・クリスタータという浮き草が大発生。
アゾラは空気中の窒素を固定し、枯れるとその窒素成分を土に供給するようです。
本来のアゾラを使用したお米の栽培方法は中干しの時にアゾラを枯れさせて穂肥にするようです。
しかし、中干ししていないこの田んぼでは枯れ始めたのは収穫間近になってから。
お米って収穫寸前に窒素を与えると食味が低下するようです。
なので、収穫したものの、一番気になるのは収穫量よりも食味。
▼天気が良く、気温も高く風もよく吹いたので3日たらずで天日干しを終えました。
それでも14%を切るほどに過乾燥してしまいました。
食味低下の要素を2つも作ってしまいました。
▼脱穀して籾摺り開始。
今年の出来栄えはいかがでしょうか?
▼う〜ん・・・やはり高温障害によるものでしょうか?
背白米や基白米などがとても多いです。
いや、ほとんどそんな感じ・・・・。
でも、カメムシにやられたお米はほとんどありません。
それが唯一の救いです。
▼籾摺りしたその足でコイン精米機に直行。
白米モードで精米します。
▼精米機に玄米を投入。
精米機に吸い込まれていく玄米・・・
どんな白米が出てくるのか・・・とてもワクワク、そしてドキドキ。
▼今年のササシグレ白米第1号〜♪
さっそく炊飯土鍋で炊いてみます。
なんといいますか、新米って炊飯時の香りからして新米♪
匂いを嗅いでいるだけでお腹が鳴ります。^^
▼さて、いただきますか〜♪
最初はおかずなんか要りません。
▼蒲刈島の藻塩でいただきます。
旨味たっぷりでご飯にとてもよくあう塩です。
▼銀シャリ♪いただきます。
あれ!?全然まずくない!いやうまい!
窒素効きすぎていたし、乾燥しすぎたのにうまい!
これは自家用のお米なんですが、1年間まずいお米を食べる羽目にならなくってよかったです。
お次の田んぼは気をつけて乾燥させるとします。