中干しした密植稲、中干ししていない疎植稲。 | 自然派で行こう♪

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こちらは先月のきぬむすめの様子です。

稲穂が傾き始めました。

 

きぬむすめは7畝と8畝の2枚の田んぼで育てています。

 

この田んぼで収穫したお米の10俵600kgはJAに出荷することにしています。

 

なので、最低反収7俵なければ困るんです。

 

昨年はこの田んぼでササシグレを無肥料無農薬で栽培して7俵ありましたので、

 

肥料を入れて育てたきぬむすめは7俵を越えるのだろう。という安直な試算です。

 

しかし・・・

 

 

▼う〜ん・・・これは7俵採れるかな?そんなにないんじゃないの?^^;

 

でも、これは多い!!と思って収穫したらたったこれだけ?って、年もありましたからね。

 

収穫して、さらに玄米にしてみないと結果はわかりません。

 

今年の8畝の田んぼは株間も条間も30cmの疎植です。

 

7畝の田んぼは株間20cmくらい、条間は30cmの密植です。

 

8畝の田んぼはノビエ対策もあってまったく中干ししていません。

 

7畝の田んぼは中干ししています。

 

 

▼その違いは稲にどんな形で顕れて来るのかチェックしていました。

 

稲穂は今まで育てたササニシキやササシグレに比べるとかなり短い感じです。

 

しかし、長さだけではなく、形というか穂の太さがきぬむすめの方が太いように感じます。

 

筆に例えるとササ系が面相筆ならきぬむすめは平筆のような感じです。

 

 

▼そして、こちらが中干ししていない疎植の稲穂。

 

ササ系に比べると短いですがそこそこの長さがあります。

 

 

▼こちらは中干しした田んぼの平均的な稲穂。

 

随分と短いです。

 

茎が太くて稲穂が短いから倒伏にも強いのでしょうね。

 

ということは、穂の数をたくさん稼がないと収穫量に結びつかないということでしょう。

 

何しろハッピーヒルとササ系以外育てたことがないのでこれからが勉強です。

 

 

▼こちらはつい最近の様子。

 

収穫までもうちょっと♪

 

予定では9月17日を予定しています。

 

こちらは中干ししていない疎植の田んぼ。

 

葉の色がまだまだ生き生きしています。

 

 

▼株元を見てみます。

 

うっすらと緑色が残っている感じ。

 

 

▼こちらは中干しした密植の田んぼ。

 

全体的に葉の色が薄くて稲穂が短く、その垂れ方も疎植の稲に比べて緩やかです。

 

 

▼株元を見てみると・・・

 

ありゃま〜!?
 

すっかり枯れているというか、生気が感じられません。

 

密植したから面積あたりの株数が多く土の栄養がなくなったのでしょうか?

 

水槽にたくさんの金魚を入れたのと、同じ大きさの水槽にその2/3の数の金魚を入れ、

 

同じ分量の餌と酸素を与えたらどうなるかってことでしょうか?

 

田んぼの土の質などにもよりけりでしょうけど、今年の密植栽培は失敗としか言いようがないです。

 

とはいえ、収穫してからでないと結果は出ませんが。