
いつか作ってみたいと思っていた納豆を仕込みました。
やっぱり作るなら自分で育てた無肥料・無農薬の稲わらと同じく無肥料無農薬の大豆でつくる納豆でしょう〜♪
ヨーグルトメーカーとか発酵器でつくるのも確実性があっていいかもしれませんが、味噌作りも何作りもやはり手仕事。
先進技術を追い求めてばかりいたら忘れ去ってしまう日本の食文化があると思うのです。
と、いうことで稲わらと大豆だけで作ります。
無農薬の稲わらなので納豆菌も農薬まみれの稲わらよりもたくさんいるかな?
農薬を使うことによって失われてしまうものは計り知れないくらい多いと感じます。
▼まずは納豆を包む「ワラつと」を作りました。

水で洗ってから汚れを落として乾燥させてから作ります。
いろんな文献では稲わらを煮沸滅菌してからつくると書かれていますけど、
ワラつとを作ってから煮沸する方がいいかなと思います。
▼出来上がったワラつとを茹でます。

茹でるのは雑菌を殺菌するためです。
納豆菌は110度の温度でも生きてられますが、その他の菌は死んでしまいます。
結果、稲わらに残っているのは枯草菌の一種の納豆菌だけということになります。
▼稲わらには浮力があるのでラーメン鉢を乗せて煮沸します。

すごくいい香りが漂います。^^
▼さて、一昼夜水に浸しておいた大豆を茹でます。

茹でた大豆は乾燥重量で100gだけ。
茹で時間が長いので光熱費がもったいない気もします。^^;
▼4時間半茹でました。

すぐに水を切らずにそのまま冷ますのが色よく仕上げるポイントだとか?
▼ワラつとに煮大豆を入れれば完了。

その中には「仲人さん」と呼ばれる1本の稲わらを縛ったものを入れておくといいようです。
納豆菌の働きがムラなく大豆に伝わるからでしょうか?
▼大豆を包んだワラつとをこれまた煮沸滅菌した稲わらで縛ります。

ワラを茹でた茹で汁は濃い茶色になっています。
大豆の茹で汁とともに後で利用します。
▼真空クーラーボックスにお湯を入れたペットボトルとともに放り込んで新聞紙で包みました。

夜間はペットボトル頼み。
臭っ中は家の2階の猛烈に暑い南の部屋で保管。
およそ40度越えの状態が続くと思います。
出来上がりが楽しみです!^^
使用した大豆はいそりんさんから頂いた小糸在来大豆の子孫。
味噌作りにはちょうどいい大きさですが、納豆にはかなり大粒かも。
なので、次回はひきわり納豆にしてみたいと思います。
自家製のお米、自家製の納豆と手前味噌の味噌汁を朝食にすれば元気いっぱいな1日を送れそうな気がします。
醤油さえつくることができれば完全自給自足の朝食になるのですけど・・・
醤油作りもいずれ挑戦してみたいものです。
▼ワラと大豆の煮汁はトマトの稲に散布しておきました。

納豆菌と大豆の成分が肥料となり病原菌対策になってくれればいいな〜と、思います。