米米交換2015 - その1 | 自然派で行こう♪

自然派で行こう♪

自然な農法での安全な米・野菜作りをしています。
釣りと料理と自家製素材を使った味噌作りもしています。



鹿児島の綾子さんの無農薬米を送っていただきました。

ブロ友のMURA長さんから端を発したこの米米交換、今では色々な方々との間で毎年の恒例になっています。

南魚沼のあてぃこさん、無農薬米のいそりんさん、無農薬米のあぐりさん。

今年はブログを引退したはるはるさんとも米米交換する予定です。

米米交換とは田植えから一夏棒に振って(?)苦労して育てたお米を交換しあうこと。

交換することに何の意味があるのかといえば、

ブログで同じような草退治の苦労を共にしてきた同士の苦労を味あわせて頂く事にあります。

味だけではなく、お米の品種による味の違いを確かめるだけでなく、

ブログで拝見してきた苦労の結晶を賞味させて頂く事が私にとっての米米交換の目的です。

今回、綾子さんからお届けいただいたのは無農薬イクヒカリの白米と玄米。

そして、出水市特産の海苔です。

出水市は海苔の養殖が盛んで、とても美味しいとの評判。

冷めても美味しいイクヒカリをおむすびにして頂くのがとても楽しみです。


▼8月30日の精米。搗き立てほやほやの無農薬米。


無農薬米といっても、健常者が食べる分には精一杯作られた慣行栽培米と味の違いは区別できないと思います。

しかし、ひと口頂いて感じるのは苦労の重さ。

本当に草取りって地獄なんです。

なんで、こんな苦しい事をしているのだろうか?除草剤をうまく使えば楽なのに・・・

でも、それができない思想(?)をもった人種が中にはいるんです。^^;

それが私たちですね。(笑)



▼体に障害を抱えている方のために綾子さんが作られた無農薬の玄米。


無農薬であるので、カメムシなどの被害にも遭います。

そんなお米は汚かったりします。

それは無農薬米の証だ!とか、言ってしまえばそれまでの事。

しかし、食べる人が気持ちよく食べて頂くために綾子さんは虫に食われたお米や汚いお米を一粒一粒選り別けておられます。

それは私もしていますが、本当に気の遠くなるような作業なんです。

お米の虫食いの程度にもよりますが、10kgで半日かかります。

そんな貴重な玄米もお届けくださいましたが、今回頂くのは白米だけにしておきます。

昔は大食いだった私も、ご飯2合程度しか食べれなくなりましたので・・・。^^;


▼光り輝く新米。


さて、綾子さんの苦労を感じながら頂くとしましょう。^^

思いのこもったお米は苦労の味がします。

単なる食べる人の思い入れかもしれませんが、それを感じ、この世の全てに感謝しつつ頂く事が肝心。


▼炊き上がりました♩


美味しいお米は香りが違います。

美味しいお米は炊飯器から立ち上る湯気を吸い込むと食欲をそそられます。

イクヒカリのような低アミロース米は時折、餅の香りがします。

お餅は大好きですけど、ご飯はお餅の香りがして欲しくないです。

さて、炊き上がったお米をいただきます。^^

うん!モチモチです。コシヒカリはしっかりとしたモチモチ感。

それに対してイクヒカリはしっとりしたモチモチ感って感じでしょうか?


▼お次は広島県蒲苅島の藻塩で頂くとします。


ブロ友のみはるさんに頂いたこのお塩、「ここぞ!」というときに使わせていただいております。


▼やはり炊きたての新米にこの塩はめちゃくちゃあいます。


お米と塩と水があれば生きていける・・・そんな気がします。


▼お次は焼き肉丼にしてみました。


ご飯を味わうもよし、おかずを味わうもよし。

とってもクリアで雑味のない綾子さん苦労の結晶のイクヒカリでした。

ご馳走さまでした。(。-人-。)





綾子さんは鹿児島で農業を営まれています。

鹿児島は今の日本で放射能の影響を一番受けにくい地域のひとつと言えます。

そんな貴重極まりない美しい鹿児島で再稼働された川内原発。

日本のトップたちは何を考えているのか意味不明です。

どんな時代が来てもお金を払えば欲しいものはなんでも買える・・・そう思っているのでしょうか?

いえ、それは違います。

安全な圃場があり、安全な作り方をする農家さんがいるからこそ、

人々は美味しくって安全な食べ物を口にする事ができるんです。

また、美しい漁場があるからこそ美味しくって安全な魚介類がいただけるのです。




綾子さん、この度はごちそうさまでした。m(_ _)m

こちらのお米、もう少しお待ちくださいね。