
世の中には「知らぬが仏」と言う言葉があります。
手前がウチの田んぼ。
向こう側が知り合いの田んぼ。
作っているのは私の息子と同じ部活をしていたお子さんを持つ御父兄さんです。
その方には田車を借りたり、何かとお世話になった方。
以前から気になっていたのですが・・・
お隣の田んぼと道路の境のコンクリート擁壁に妙な縦縞が・・・
そして、本日やっとその原因が判りました。
▼洗車!?Σ( ̄□ ̄; )

洗剤が田んぼに全部流れてる・・・
さっそく、洗車している兄ちゃん(と言っても40歳くらい?)にひとこと言いました。
私「兄ちゃん、それはあかんやろ?洗剤全部田んぼに流れてるし」
兄ちゃん「俺ら、ずっと昔からこうやって洗ってるし・・・」
なんだか悪びれる様子も無い・・・
私「あ~!?それはますますあかんやろ!!」
兄ちゃん「もう・・・親父が洗っても良いって言うので洗ってる。親父に言うてくれる?」
コイツ・・・相当の○○やな?
と言う事で、その家のオジサン(爺さん?)を呼び出して話をしました。
そしたら・・・
爺さん「それは道を作った奴が悪い。田んぼに向けて水が流れる様になってる」
その他にも「洗剤使うとアブラムシが来ない」「洗剤は体に悪く無い」等々・・・
ついでに婆さんも出て来て、意味不明な事を言う。
そこに、私が事情を話して呼んだ田んぼの持ち主が現場に到着。
泡がどんどん田んぼに流れるのを見て田んぼの持ち主さんはビックリ。
田んぼの持ち主さんと爺さん達の話を聞いてても信じられない発言ばかり飛出してくる。
色々押し問答がありまして、洗車していたお兄ちゃんが洗車をやめようとした時!!!
なんと、そこの婆ちゃんが・・・こう言いました。
婆さん「何で洗車やめるん?」
兄ちゃん「田んぼに泡が流れるの悪いし・・・」
婆さん「(顔を引きつらせながら)切りが悪いからいっそ最後まで洗え!」
そう言われると兄ちゃんは洗車を最後までやりきりました。
私は呆然としました。
まったく、家族揃って人間としての品格が無いというか、知性のかけらも無いというか・・・
こういう人達って、人間界で生きていく資質が無いと思う。
どっかの山奥でひっそり暮らして欲しいです。
一応、田んぼの持ち主さんは農業委員会にその旨を伝え、農業委員会も動き始めるそうです。
でも、あの時に私は見てみぬ振りしていれば良かったのかな?
洗剤が流れてもウチの田んぼにはなんの問題も無いし・・・
でも、見て見ぬ振り出来ないし・・・
田んぼの持ち主さんにとっても「知らぬが仏」的な知らなくて良い事実だったのかもしれない・・・
そう思うと、今日の除草作業はブルーシートが大活躍でしたが、私の心はすっかりブルーでした。
悪い事をやめさせるのはともかく、知らなくても良い事実を知って一番ショックな人に伝えるなんて・・・
昔から自分のこんな性分がイヤになります。(T_T)