
本日は勇惣浩生さんの「梅の里自然農塾」に行ってきました。
1ヶ月前にも不耕起稲作の田植えをしましたが、今回は田植えと除草作業です。
私は相変わらず、遍路傘と作務衣姿での作業です。
本日は勇惣さんも作務衣姿でしたのでそんなに浮いていません。(笑)
それにしても、田んぼには草がほとんど生えていません。
不思議だ・・・と思っていましたが、とりあえず黙々と田植えをしました。
自分ちの除草作業もしなくては行けないんですが、「発見」を求めて農塾に行きました。
そして今回も色んな「発見」がありました。
▼今回田植えした稲達

草丈が高いので、風がふくと倒れそうになります。
というか、倒れている苗も・・・
▼1ヶ月前に植え付けた古代米達はこんなに大きくなりました。

稲の生育もそうですが、驚いたのはココにはほぼ全く草が生えていない事。
そして目の前にある代掻きした無肥料無農薬の田んぼをふとみると・・・
▼草が全く生えてない!!

ほんの僅かの水生雑草も生えていないんです。
しかし、よ~く見ると部分的に稲が植わっていない所が・・・
これは、植え忘れでも抜けたのでもなくジャンボタニシの食害です。
植え付け時に水深が深い所にジャンボタニシが集まり、稲を食べるそうです。
ジャンボタニシは元々は食用として輸入されたものですが、今や全国各所で自然繁殖しています。
今は私の田んぼにはジャンボタニシはいませんが、
もしもジャンボタニシが繁殖しはじめたらジャンボタニシを味方に付けるしか方法はありません。
ジャンボタニシ除草法のポイントは
1. 出来るだけ田んぼの高低差をなくす事。
2. 大きな苗を植える事。
3. 植え付けから暫くは枯れない程度の極浅水にする事。
4. 稲を食べ始められた時の対策は畦草を刈って畦付近にその草を入れる事。
(エサになります。)
5. 食べられない大きさになるまで深水にはしない事。
稚苗を植えて通常の浅水管理にすると稲が全滅するかもしれません。
しかし、圃場を高低差がなく真っ平らに出来たとしたらこんなに凄い除草法は無いと思います。
もし仮に稲が食べられたとしてもそれで減る収穫量よりも、除草の手間を考えた方がずっと楽です。
なにしろ、無農薬の稲作での除草作業はハンパ無く過酷ですから・・・。
それにしてもジャンボタニシの繁殖力はスゴいです。
▼苗にもワンサカ産みつけられています。

ピンクのタマゴ・・・
メチャクチャ目立つ色なのですが、なんでこんな色なんでしょう?
▼不耕起水田のもうひとつの発見。

田んぼに溝が掘ってあります。
排水を良くするためのものだとか。
水が漏れない様に畦塗りしつつ、片方で溝を掘る・・・
奥が深すぎる不耕起の自然農稲作です。
今日1日草取りをサボって農塾に行った甲斐がありました。^^
勇惣塾長、本日も学ばさせて頂きましてありがとうございました。m(_ _)m