
播種後2週間のササシグレの苗を鍛えました。
教わった話では葉っぱが2枚出た頃に麦踏みのような感じで鍛えるそうです。
昨年までもそれをやってきましたが、今年の稲は密に蒔いたので茎が細いです。
折れないか心配です。^^;
大農家さんは苗の上で角材を引っ張ったりするそうですが、
ウチの苗はトンネル支柱があるし角材は引っぱれません。
そもそも少量なので手でバシバシと抑える事にしています。
▼バシバシ!!

苗を鍛えると強い苗に育つとのことですが、
ご近所さんで苗を鍛えている人はいません。
理由は「目に見えた違いはない」からだそうです。
実際、昨年の実験では鍛えまくった私のササニシキと頂いたコシヒカリのひょろひょろの苗では、
生育面で何ら違いは感じられませんでした。
がっしり苗と徒長苗の生育比較実験
麦の場合では麦を踏むと
① 根の張りを良くする。
② 霜柱の害を防ぐ。(耐寒性をつける)
③ 徒長生育を防ぐ
④ 株の分げつを促進する
等の利点があるそうですが、稲で考えてみると、
①の根の張りをよくするは田植えのときに切れてしまうので意味がないような・・・
②の霜柱の被害についてもあてはまりません。
③の徒長生育を防ぐというのはあるかもしれません。
しかし、私の実験では徒長した苗と徒長していない苗を同じ条件で育てた場合、
同じくがっしりした株に育ちました。
という事は、④の株の分蘖を促進するという事かも?
しかし、私の麦における麦踏み効果の実験では麦踏みしない方が分蘖数が多い結果です。
麦踏みの分蘖促進効果はあるのか?の実験
では、何のために鍛えるのか?
それは栽培者のおまじないのようなものかも知れませんね。
▼鍛え終わったら茎が折れてしまっていました。^^;

大丈夫かな~?
何事もなければ良いのですが~~~。^^;
▼苗をくまなくチェックしていると・・・

アルピノ?白い苗もありました。
生命力が弱いとの話なので抜いておきました。
今回、苗を鍛えたことにより、意外な事がおこりました。
つづく