昨日、母が祝いの席に手製の黒豆煮を持ってきてくれました。
私は豆が嫌いですが、柔らかくふっくらと炊き上げた黒豆は大好きです。
豆と言うよりスイーツ的感覚で食べられるんです。
さて、一般的に黒豆煮といえば、そのようにふっくらと煮るのが一般的だと思うのですが、
わが家伝来の正月の黒豆煮はシワシワです。
しかも、カッチカチ!
さらに、生姜風味・・・^^;甘味もかなり控えめで、いかにも豆って感じです。
この黒豆は母が姑である祖母から教わったものらしいのですが、
母の実家ではふっくらつやつやのお豆さんを煮ていたそうです。
母が祖母から教えられたのは「シワがよるまでマメに暮らせるように」との事らしいですが、
それは恐らく祖父の(昔の人)の自分の奥さんに対する思いやりだったのだと思うのです。
多分、煮るのに失敗して落胆した奥さんを慰めようとして、そう言ったのではないかと・・・。
私なら「マメに暮らせて尚かつシワいらず」なほうが嬉しいです。
特にアンチエイジング流行な現代ですので・・・。
それにしてももうひとつ疑問があるのですが、なぜに黒豆煮に生姜を入れるのか?
「しょうがない」が生姜を入れる事によって「しょうがなくも無い」に変わるから?
縁起のこじつけはいくらでも出来そうですね。^^;