
本日、ようやく無肥料トマトの定植をしました。
トマトは比較的無肥料栽培に適した野菜だと感じています。
しかし、土がよく無いとあまり大きなトマトは出来ないし、寿命も短いです。
トマトに限らず無肥料栽培するコツの様なものが少しずつ見えてきた気がします。
それは地温と畝(土)の通気性が大きく影響するかもしれない言う事です。
ちなみに、私は無肥料栽培の専門書を読んだ事はありませんし、
無肥料栽培についての講演会に足を運んだ事さえありません。
今まで自分の勘に頼って無肥料栽培してきました。
なので、この記事に書いている事はあくまでも「実験」ですので、マネされませんように。^^;
と言う事で、梅雨明けまでは畝の地温を上げるため、
雑草がはびこる事を覚悟で透明マルチを使うとします。
そして定植の方法ですが、故・井原豊氏らが提唱する「寝かせ植え」。
トマトの特性を利用した何十年も昔から行われている方法です。
それと最近興味を持ちはじめた「浅植え」でも栽培を行い、
どちらが無肥料栽培に適しているか見てみます。
▼下葉を掻き、傷口が塞がった老化苗を使います。

葉を掻いてすぐに植えると病気の原因にもなりかねません。
品種は自家採種した無肥料種子のポンデローザです。
根鉢を崩して根をむき出しにして寝かせました。
なぜかというと、茎からの発根を期待する植え方なので、根鉢の意味が無いからです。
ちなみに、この植え方は樹勢のおとなしい品種に向いています。
今回は無肥料ですが、有機栽培の桃太郎ファイトでこの方法を試したら、
根量が多くなるにつれ、大暴れして手がつけられ無くなった事があります。
また、接ぎ木苗でこれをすると接ぎ木苗の意味が無くなります。
そして更に暴れやすくなります。
そんな寝かせ植えですので、無肥料栽培には最も適していると思っています。
▼植え付けた後でマルチをかけて穴を空けます。

徒長させた長い老化苗を使う寝かせ植えは黒マルチを使う栽培ではちょっと面倒ですが、
透明マルチなら後で穴を空けられるので便利です。
▼これは浅植え

ポットから抜いた根鉢の1/3くらいを表面に出して定植。
その後、根鉢を洗って根をむき出しにする方法です。
通気性が良くなり、根から酸素が供給されやすくなるそうです。
ナス科植物にはこの方法が向いていると言う説もあります。
無肥料栽培には地温のアップと通気性が重要だと感じていますので、
根鉢を付けたまま寝かせ植えして根鉢の部分を表面に出す方法も考えつきました。
その方法だと、双方の利点がいかせそうですが、今回はヤメました。
▼そのかわり、極一般的な植え方も試してみます。

やはりノーマルな比較対象は必要ですから。
▼完了しました。

夏野菜に透明マルチを使うのは初めてです。
雑草もワンサカ生えるでしょうし、真夏には敷き藁やもみ殻を被せないと根が焼けそうです。
さてさて、どんな差がつくか楽しみです。^^
▼ついでに無肥料種子の早生真黒茄子も定植しておきました。

1個でもいいから実を付け、来年に繋げて欲しいです。
真心ブラザーズ 「明日はどっちだ!」