台風の後 | 自然派で行こう♪

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自然な農法での安全な米・野菜作りをしています。
釣りと料理と自家製素材を使った味噌作りもしています。

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紀伊半島はこの3日間大変な大雨でした。

そして昨夜は今までにもまして強烈に殴りつけるように降り出した雨。

さらに台風が去ってもまだまだ続く暴風。

深夜に外に出てみると家の前の道路に水が溢れてる。

用水路から水が溢れ出して、家の隣の田圃も道路も用水路も一つの巨大な池と化していました。

水が引いた午前3時ちょうど、私は畑が心配になり、見に行くことにしました。

水はある程度引いたとは言え、途中で道路の仕切弁から水が溢れていました。

私の家の近所には富田川と言う川が流れています。

かなりの増水により山崩れが起きていて、

富田川を塞き止めそれが決壊すれば土石流の恐れがあるからと避難勧告の放送があったのはその後。

私にはもうすっかり水が引きはじめて安全だと思ったのです。

しかし、ピグともさんにあとで怒られました。

そういう人が事故に遭ってなくなるのだと・・・。反省します。

クルマででかけたのですが、道路はもう川の一部です。



▼この川はその富田川の支流の小川(この写真は本日午後の状態です。)
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平素は水量も無く水深十数センチです。

しかしこの日は違いました。

あんな細い川が氾濫していたのです。



▼水は土手を超え、となりの畑に侵入。
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そのまた隣には私の畑があります。

となりの畑と私の畑では標高では私の方がかなり高いのですが、もう道路も川も畑も・・・

みんな水の中。同じ水面下に没していました。


▼向こうに水田が見えるのがわかりますか?
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その辺りからは私の畑。

でも、畑を区切っている岸も隠れて境界が見えません。

あとでお向かい家の方に伺えば畑は完全に水没し、稲も見えなくなっていたそうです。

そのお向かいの方の家は床下浸水・・・。

こんな事は49年生きて来て初めての事です。



▼左が道路で右が畑と水田。
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この時でも道路は10cmほど水に浸かっていました。

もう何もかも作物はダメかもしれない・・・

そんな気分で家に帰りました。


▼一夜明け、畑に行ってみました。
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水田のササニシキは何とか無事でした。

素人栽培で米の付き具合が最悪なのが良かったのかもしれません。

しかし周囲の田圃の収穫間近のコシヒカリは全て倒伏。

腰が強いらしいキヌヒカリでも、辛うじて倒伏を免れていました。


▼稲になすが実っています。
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完全水没していたのがこれてわかりました。

他にもピーマンやトマトなど・・・。

探せば川から流れて来た魚も見つかったかもしれません。


▼何とか生きてた下仁田ネギ
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この野菜、水分過多に非常に弱い気がしているのですが、

土寄せ前で圃場はほぼ平坦・・・だから水のハケがよくありません。

この先無事に育ってくれますように。

他の野菜はダメでも、君だけは何があろうと生き残ってくれ!


▼管理機も水没
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エンジンの上あたりにカタツムリやコオロギが避難していました。

そこまで水が来ていたって事でしょうね。

恐らくもうエンジンには水が侵入しているはず。

ヤレヤレ・・・orz


と・・・今までは畑の様子。

実は家も壊れてしまいました。


▼天井からいきなり雨漏りが!
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従兄弟の大工さんを呼んで、みてもらいました。

とりあえず天井を破り、断熱材を取り去って水をウケやすく、

且つ、水が広がらないように天井を打ち抜く事にしました。

この日は9月2日・・・

この家を七年前に新築し、引っ越して来た日です。

引っ越して来た時にはまさか七年後の今日、こんな事になるなんて想像もしませんでした。

もう、儚さでいっぱいになりました。


▼天井を破ると水がどんどん垂れ流れます。
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風圧でサイディングがズレたのがこの雨漏りの原因です。

でも、近所では土砂崩れで無くなられた方、行方不明の方がいらっしゃいます。

それにくらべれば自分の夢がつまった家だけど、なんて事は無い。

命があればまた次の家も建てれます。

さてと、水が引いたら冬野菜の準備です。

今年は黒田五寸8000粒購入。ほうれん草も5000粒用意しています。

それに白菜もたくさん!

明日は晴れますように♪


ザッハトルテ 「あの空に虹を・・。」