
2月27日は主宰する釣りクラブの大会でした。
朝3時に起床。
向かった場所は本州最南端の地である串本。
しょらさん渡船にて、串本大島の須江崎周辺の磯に渡りました。
前々日の天気予報ではこの日は雨だったのですが、何とか晴れてくれて良かったです。
しかし、うねりがまだ残っており、非常に危険な状態です。
上がった磯は一級磯のヒラトコ。
じゃんけんで場所を決め、私は一番良い場所に入らせてもらいました。
しかし、その場所は時折押し寄せるうねりに飲み込まれ、
白泡に沈む状態で、釣りになりません。^^;
若い頃ならおかまい無しに波を見て釣りをしていたのですが、
安全第一で一歩下がって釣りをします。
しかし、一歩下がると道糸の操作が出来ず非常につりにくいです。
最初の狙い目は大きく伸びるサラシの切れ目。
▼愛用の円錐ウキを装着。

ハリスは太めの2号。
円錐ウキは私の知り合いの名手である三津谷二郎氏の作った次郎ウキ。
頑丈で感度抜群ですが、釣具店では入荷と同時に売り切れる幻のウキです。
価格は完全手づくりにしては手頃な2000円ちょっと。
エサはボイルオキアミ。
ハリはヘラ鮒スレの9号を使いました。
▼仕掛けをセットし、釣り開始。

手前のサラシ(白い泡)が右に行ったり左に行ったりで安定せず非常につりにくい状態です。
沖の方を見るとウキグレがワンサカ浮いています。
ブログを読んで下さっている皆様は釣りをされない方が大勢いらっしゃると思いますので、
ちょっと説明します。
ウキグレとは湧きグレとも呼ばれ、大群をなして海面直下に浮く現象です。
その昔は産卵場所を探しているのでは?なんていわれていましたけど、
最近は産卵期でなくてもドッサリ浮いています。
なぜ浮くのかは解明されていませんが、
ウキグレの胃袋には必ずと言っていい程プランクトンがギッシリ入っているので
プランクトンを食べているのではないか?とも言われています。
ウキグレは釣れないものと思ってる釣り人の方も居ますが、
釣れるときは結構簡単に釣れます。
▼隣で釣りをしていたメンバーのT橋さんにウキグレがヒット!

しかし、かなり小さい・・・30cm無いサイズです。
続けてまたまたヒット。
私もウキグレ狙いに仕掛けを交換します。
▼糸はワンランク細い1.75号に交換

ウキ下(ウキからハリまでの長さ)は50cmと浅くしました。
仕掛けを投入後、道糸のテンションがわずかに変わったので
竿をゆっくり大きくあおるとグレが掛かりました!
▼30cmくらいのグレです。

う~ん・・・この群は全部このサイズなのか?
こんなんじゃ、優勝出来ないのでもっとデカイのが欲しい~!
▼続けてヒット!

これは32~3cmくらいです。
まだまだサイズが足りません。
やはり40cmくらい無ければ1~3位になる望みが薄いです。
この群は全てがこのサイズの様です。
ウキグレ狙いはあきらめて普通の釣り方に戻します。
その前に腹ごしらえをします。
▼いつもの定番ローソンの塩むすび

ローソンのおにぎりはあまり好きではありませんが、
コレはめっちゃ好きなんです。
運良くキャラブキ入りの塩むすびです。 \(^o^)/
それにしても結構高い。
1つでは足りないので、2つ買って、お茶を買うと750円にもなります。
ファミレスや喫茶店でランチが食べられそうな価格です。
小さなおにぎり4つなのに高い!
腹ごしらえも出来たので、釣り再開。
今まで釣っていた場所が釣りにならなくなったので、T橋さんの隣に場所を移動。
4ヒロ(両手を伸ばした長さが1ヒロ)あたりを探って流していると竿をひったくる様なアタリが!
結構引きます!今まで釣った2匹よりも大きい事は確実!
▼あれ!?よく引いたのに35cmくらいのグレです。^^;

小さいな~!40cm近くあると思ったのに・・・orz
気を取り直してもっと深めを探っていると根掛かり(ハリが海底に掛かる事)してしまいました。
そして貴重なウキがサヨナラです。(T_T)
仕掛けを作り直して少し浅めにウキ下をとりましたが、またまた根掛かりでウキとおさらば・・・
そしてその次も・・・
偏光グラスをかけていなかったのが失敗でした。
目の前には大きなハエ(ハエと言っても飛ぶ生えじゃく、沈んでる磯の事です。)がありました。
そこに引っかかっていたんですね。
合計6600円の損失・・・orz イタイです。
▼今度は安物のウキを使う事にしました。

これは380円程のウキです。
ローソンの塩むすび2パックよりも安いです。
これで根掛かりを気にせず仕掛けを流せます。
深めを探っているとアタリが!
コレはなかなか良く引きます!
グレなら40cmはありそうです♪
▼海面に浮きました!

あれ~!?
顔が三角!!!!
まさか・・・
▼サンノジでした!orz

グレとよく似た引き方だったので期待しましたが残念!
このままお帰り頂きました。
▼島の裏で釣りをしていたメンバーがやって来ました。

まだ1匹も釣っていないと言う事なので。
仕方なく入れさせてあげることにしました。
この後このメンバーは私より少し大きいのを釣ります。
メンバーが釣ってくれるのはうれしいですが、大会となると複雑な心境です。^^;
▼うねりがだんだん大きくなっていました。

この頃になると今までの南東の風が、強烈な南西風に変わりました。
このあたりで言う「やまぜ」です。
関東以北でいう「やませ(山背)」とは違います。
これは非常に危険な状態で、即撤収を余儀なくされそうです。
▼案の定、迎えの船が来ました。

釣り具を片付け、船に乗り、
メンバーが乗っている磯に向かいます。
みんなの釣果はどうかな?
▼全員無事に船に乗りました。

結局この日の優勝は40.7cmのグレ。
2位は35.7cmで、私は35cmジャストで3位でした。
残念!
しかし、一匹長寸ルールは腕もあるけど、運の部分が大きいのでさほど落ち込みません。^^;
大会結果はどうであれ、悪天候の中、みんなが無事で帰宅出来た事がうれしかったです。
クールス「言えなかったんだ」
車の中で同年代のメンバーと昔の曲を聴きながら帰路につきました。
彼はこの曲を聴きながら「あの頃は何をやっても楽しかったな~。」とかって言ってたけど、
今でも何かと楽しいです。