値下がりを待たずに種芋を買ってきました。
今年は無肥料栽培計画があるため、無農薬栽培の作付け面積が減りましたので、
作るジャガイモの品種も一種類だけにします。
粉ふきいもやビシソワーズには男爵の方が良さそうですが、
カレーやシチューにはメークイン・・・ということで、
男爵は買わずにメークインだけにしました。
私は黒マルチ栽培オンリーですが。
マルチ栽培にも黒マルチを使用する人と透明マルチを使用する人がいると聞きます。
通常のジャガイモ栽培では緑化を防ぐため等の理由で土寄せが不可欠になるのですが、
黒マルチをして比較的深く植えると土寄せの必要がありません。
その点、透明マルチはどうなんでしょう?
その他のマルチ栽培の利点は、種芋が腐りにくいと言う事、
ジャガイモは乾燥した土壌で育てる方が良いし、マルチは雨よけにもピッタリだからですが、
私は我流の理論で畝の形状にこだわっています。
ただ、コレは机上のお話ですので、正しいとは言えないかもしれませんが、
今までうまく行っていますので記事にしてみました。
(この後の記事を読んで鼻で笑って頂いても結構ですが、決して怒らないで下さいね。w)
まず、黒マルチ栽培を前提として考えます。
畝の高さは50cmから60cmで
斜面はほぼ真っすぐにします。
ナゼ三角にするかと言うと、以下の様な理由からです。
三角畝にする一番の利点は
●発芽とともに開けたマルチの穴から必要以上の雨水が入らないと言う事。
●温められた空気が頂点部分に集まりやすいと言う事と、夜間に日中蓄えた熱が引きやすいと言う事。
●芋の出来る場所が限られるし、土がサラサラに保たれるため収穫がしやすいと言う事。
三角畝だと二条に植えられませんが、
私はマルチを使用してのじゃがいも栽培は一条植にこだわります。
二条植にするとマルチ栽培の効果が半減するからです。
それらを簡単な図に書いてみました。
丸畝、平畝、三角畝を比較してみました。
平畝は一条植にする場合何のメリットもありませんので、省略します。
名産地のジャガイモの美味しさのヒミツのひとつに寒暖差があると言われます。
黒や透明のマルチをすると当然地温も上昇する訳ですが、
効率よく地温を利用するには日中、太陽により温められた畝の熱を
種芋の廻りに集中的に集める事が良いかと思います。
丸畝に比べ、三角畝はしたの図の様に熱を有効利用出来ると考えています。
更に、頂の部分は周囲の冷気に晒されやすく地温の低下も速やかだと考えています。
それはジャガイモの茎葉が成長するにつれ、顕著になると思われます。
生育初期トンネルも活用した方がいいのかも知れませんが、まだやったことありません。
収穫(手作業の場合)に関しても丸畝は芋を傷つけずに掘るには
慎重に掘らないといけませんが、三角畝の場合は簡単に崩せるので、収穫が楽です。
また、芋の緑化の問題ですが、三角畝だと、斜面(側面)の土の量が少ないので問題がある様に思いますが、
今までほとんど問題ありませんし、マルチの穴に覆土して置けば緑化はまずしません。
今までは硫安と少量の過リン酸石灰に頼っていましたが、
今年は自家製のボカシ肥料を使って栽培したいと思っています。
問題になるのが肥料の入れ方ですが、
植え付け前に斜面に振っておこうか、鋤き込んでおこうか悩んでいます。
それとも、今年も硫安を使おうかな・・・。^^;
あと、私が疑問に思っている事なんですが・・・・
切り口をコルク状に乾燥させても雨に濡れ続けるとどうしても腐りますし、
切り口に草木灰をまぶすと腐らないと言う人もいますが、なんか眉唾モノに思えます。
実際の所はどうなんでしょ?
最後まで読んで頂いた方がございましたら本当に長々とありがとうございました。
尚、もっと良いマルチの活用法等がございましたらコメントお待ち致しております。m(_ _)m
※追記:ジャガイモ栽培では三角畝の角度が急すぎるばあい、畝が大きくて高畝すぎる場合、日照が良過ぎる場合には肌が汚くなる事が多いです。