猪鍋で野生の味を楽しみました。
山あいに住む農家さんを訪れたら、猪の肉を頂きました。
聞く所によると、その農家さんの知り合いが設置しているワナによくかかるとか。
農作物を荒らされるのでワナを設置している訳ですが、
その肉をよく頂くのだそうです。
しかしながら、獣の肉は好きでないらしいく、
私が頂く事になりました。
何というラッキーなんでしょうか!^^
目方にして880g!買えば相当な値段です。
野生の極上品は1kg1,5000円以上の市場価格ですから・・・。
▼頂いた猪肉
部位はどこだろう?肩のロースでしょうか?
イマイチよく解りません。
でも、柔らかくて見るからに美味しそうです。^^
▼自家製の野菜と頂いた野菜等。
猪の肉だけでは鍋が出来ません。
不可欠なのがニンニク・大根・牛蒡・人参・菊菜です。
皆さんはどんな味付けで猪鍋をつくりますか?
私の味付けは味噌・うす口醤油・濃口醤油・みりん・酒・砂糖を
鰹と昆布の出汁に合わせた物を使います。
それに、ニンニクと牛蒡をまず放り込み、
続いて猪肉をすべて投入。
煮込めば煮込む程に美味しくなるので、
大きな鍋であらかじめ煮付けておいて鉄鍋に移します。
薬味は七味と粉山椒を使います。
▼赤身の部分です。
肉の切り方は色々あるけれど、
私はスライスではなく角切りにします。
スライスには無い、噛むと野獣の味がにじみ出る感じが大好きです。
▼脂身です。
これも素晴らしく美味です。
甘くて、適度な歯ごたえがあります。
野生の猪肉はDHAやEPA等の高度不飽和を多く含んでいると聞きます。
血栓を溶かしたり、血液をサラサラにする効果があるのですが、
一緒に煮込んだニンニクとの相乗効果でそれが更にアップする事を期待♪
▼野生の味が染み込んだ大根です
メチャクチャ美味しいです。
本当に旨い!ブリ大根はブリの味が染み込んて大根が美味しく頂ける一品ですが、
猪鍋の大根も同じ様な事が言えます。
和歌山県では猪と豚の交雑種でイノブタなる物が流通していますが、
最近の猪は逃げ出したイノブタが野生化したもの、
また、養殖した猪とかがあるようで・・・最近はスカを引いてばかりでしたので、
今回の様な野性味溢れる猪肉に出逢ったのは久しぶりです。
この猪鍋は肉を頂いた農家の人と一緒に食べました。
いつもは猪肉を焼肉にしているらしく、臭いからと…食べない(キライ)人なんですが、
どうやら鍋で食べて認識が変わったようです。