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本ズマの刺身と薬味漬けを作ってみました。
(料理ってほどではありませんが^^;)
紀南で本ズマと呼ばれるこの魚は、学名でヒラソウダというカツオの仲間です。
秋から春にかけ、沿岸でよく釣れる魚です。
食べるとスゴく美味しい魚で、
私はヤイトガツオ(学名:スマ)に次いでおいしい鰹だと思っています。
近似種でマルソウダと呼ばれるカツオもいますが、味は全然違います。
ここで話は少し横道にそれます。
本ガツオは美味しい物と不味いものの差が激しく当たり外れがあります。
紀南でモチガツオと呼ばれるものは、刺身にする時、
身に包丁がまとわりつき上手く切れない様なカツオの事です。
食べてもねっとり粘りがあって食感も食味も極上です。
臭みなんて全く感じません。
紀南でたまに「モチガツオ入荷しました」と看板をあげているスーパーを見かけますが、
ただ新鮮で食感がモチっとしているだけで
モチガツオではない場合が多いです。
何回もだまされました。^^;
そして時として「ゴリ」と呼ばれる固くて臭くてとってもマズイ本ガツオに当たる事もあります。
本カツオは保存状態等、個体差により大きく味に違いが出てきます。
その点、本ズマ(学名:ヒラソウダ)やヤイトガツオ(学名:スマ)は当たり外れがありません。
▼この皮下脂肪が本ズマの味のヒミツ
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室温でトロトロにトロけてきそうなこの脂。
口に入れると旨味とともに口の中に広がります。
中トロや大トロも美味しいですが、私はコレが大好きです。
その昔は、マグロのトロなんて捨てていたのですし、
まして、本マグロが日本の食卓から消えると噂されている昨今、
ソウダガツオがそれに変わる魚になっても不思議ではないと思います。
▼薬味は生姜&ニンニク
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たっぷりの生姜とニンニクを刺身たまり解き入れてつけて食べる。
皮下脂肪の甘さとその薬味が素晴らしく合います。
ニンニクはジャンボニンニクや行者ニンニクよりも普通のニンニクが合います。
生姜は土生姜。新生姜だと味がぼやける様な気がします。
▼本ズマの薬味漬け
![$自然派で行こう♪](https://stat.ameba.jp/user_images/20100117/17/mocki/ee/be/p/o0605040310379193238.png?caw=800)
たっぷりのニンニクと生姜をいれた刺身醤油に本ズマの刺身を1時間~1晩漬け込んでおきます。
それを食べるとき新たなニンニク生姜醤油で食べる訳ですが、
そのまま食べるとちょっと辛いですが、
それをちょっとかじって、炊きたてご飯をかき込むと、
涙が出るほど素晴らしい味わいで病みつきになります。
青じそのみじん切りとともに頂くと更に美味です。
ごちそうさまでした♪(^人^)
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前出の臭くて固くて不味い本ガツオのゴリもこうして食べると
美味しく食べられます。
固くてマズい鰹にあたった人、ニンニク生姜が大好きな人は
是非試してみて下さいね。