こりゃあ驚いた心臓が止まりかけたぜ『medium 霊媒探偵城塚翡翠』 | 咲羅による作品レビュー

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久々に一日中本を読むという

ことをした

 

 

というわけで、今回はコチラ!

 

『medium 霊媒探偵城塚翡翠』 相沢沙呼

*ネタバレ注意

 

あらすじ

推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、心に傷を負った女性、城塚翡翠と出会う。彼女は冷媒であり死者の言葉を伝えることができる。しかし、そこに証拠能力はなく、香月は霊視と論理の力を組み合わせながら、事件に立ち向かわなくてはならない。一方、巷では姿なき連続殺人鬼が人々を脅かしていた。一切の証拠を残さない殺人鬼を追い詰めることができるとすれば、それは翡翠の力のみ。だが、殺人鬼の魔手はひそかに彼女へと迫っていた。

 

 

とんでもねぇ小説だ

とんでもねえ以外の言葉が

思いつかぬ

 

ただ霊媒師と推理作家の

謎解きミステリ小説と

侮るなかれ

 

最後にとんでもねぇ衝撃が

待ち受けているぞ

 

 

推理作家・香月史郎

 

大学のサークルのOBが

占い師の紹介された

霊媒・城塚翡翠を一人で尋ねるのは

不安だからついてきてほしい

 

ということで

彼女に会うことになる

 

夢に泣く女性が出てくるが

現実にも被害をもたらしてきそうなので

悪いものなのか、

もしそうなら払ってほしという

 

翡翠の事務所で話を聞いているだけでは

分からないこともあるので

後日家を訪ねる約束をつける

 

約束の日

再び香月と待ち合わせの場所に

向かうが待てど暮らせど

依頼者が来ない

 

不信に思い家を訪ねると

そこには依頼者の死体

 

霊媒の力を使い

被害者から犯人を聞き出す

 

この事件から

プライベートでも関わるようになった

香月と翡翠

 

作家のBBQ会に招かれたときも

連続少女殺人事件のときも

それぞれの得意分野を存分に使い

事件を解決していった

 

共に様々な事件を解決していく中で

巷を騒がせている

連続殺人事件の捜査に協力することに

 

もともと協力依頼をされていた

香月から翡翠も情報を得

何か手がかりはないかと

死体遺棄現場を見て回る

 

霊媒の力で得られた

断片的な情報

推理作家の推理力

事件を解決に導くことはできるのか

 

 

本当に霊媒に頼った

解決方法だなとか思いながら

頭も使わずに読んでいたら

 

最終章で唐突に

犯人当てをやられた気分

 

とにかく最後まで読んで

この小説のヤバさに気付ける

是非ともこの驚きを体験してほしい

 

目玉飛び出るかと思った

 

急に読むスピード遅くなったよね

衝撃が強すぎて

一言一句読み飛ばさないように

気を付けた

 

程よい軽さの物語が

唐突に重くなった

ほんと唐突、急

 

ビックリするぐらいの急旋回

ぐりんって周った

遠心力でぶっ飛ばされる

 

この本の感想はネタバレ要素が

多くてむずかしいね

何言ってもネタバレになりそうだ

 

 

答えにたどり着くルートは一つということではなんだよ

 

 

本編コチラ↓