還暦もすぎて

人生も一回りして

色々と経験も積ませてもらいました。

 

これからは、そんな経験を生かして

相談業は続けていきます。

 

年齢重ねたから伝えやすくなるというのも

ありますよね。

 

 

image

 

 

 

個人的なご相談のメニューをリニューアルしました。

時間が短い相談を作りました。

 

ご利用くださいませ。

 

 

 

 

 

 



家業のお店は、予約制に

なっています。


田舎で生活し、

自分たちの暮らしのペースも

大切にしていくとそう自然になります。


そばに住んでいる義理の母の

ご飯のお世話や見守りも

数年前から加わりました。






うちは、お客さまが

数回 ご来店されると

自分のことを何かしら話してくださいます。



話してもいいような空気が

あるのかもしれません。


話すと人って、エネルギーが

巡り出します。


人が、自分の何かしらのことを

話すときは、ひと時の開放の

ようなことも起こります。







一つ二つ、自分の思うことや

気になっていることを

話される。


別に相談されているわけでは

ないので、

「そうなのだ」と思って

聞かせてもらう。


その時だけの、秘密のような会話。

それで、終わり。





多くの人は、

自分の人生についての悩みも

実は深いところで答えを知っている。

のだと思います。


正しいとか、正しくないとかは

横に置き。


ダメだとわかっていても、

そうしたくなる。

それを選んでしまう。


それは行動の奥に

深く沈んでいる自分の何かが

そうさせる。


それは、ちっとも合理的でもなく

意味不明な時もあるかも

しれません。



自分でも、ヘンテコな選択を

したりすることは、多々。




今の自分を振りかえり、

今のようになりたくて

選択した結果なのだと思います。


こんなはずじゃなかった。

とは思いません。



因果応報。

原因と結果の法則。

目に見えるものはすべて写し鏡。








50代くらいから

幸せを感じて死ぬには?

と思う時がちょっとずつ

増えました。


年老いて、色んなことが

出来なくなって、

それでも

「自分の人生、まあまあ幸せだったじゃない」

と思えるような後半。



ある時

認知症気味の父に聞いてみました。

「お父さん、生きてきて良かったことは

 あった?」と。

ささやかな人生でも色んなことが

あったしね。



そうしたらボケているのか、

「自分の人生は、良かったことしかなかった」

と88歳で言うわけです。


小市民として、

生きてきた父が認知症とは言え

そう言える。


その分、母は苦労しかなかった。

というようなことをその横で言うのですが。


父には母がいたことで

幸せな晩年を迎えれているのだなぁ

と思います。



父はゴルフも麻雀も、車の運転も

出来なくなり、

年老いた自分のそばに

そう言う人がいてくれている。

と言うのが幸せだと

思う砦みたいなものなのでしょう。


いつまでも、人から注目を

浴びていたい。

と思うとややこしいことに

なるのでしょうけど。


そんな欲を捨て去っていくのが

幸せな死を迎えることかも

しれません。










娘と2人でランチしてましたら、

仕事の話になりました。





会社勤めの娘にも 

今の自分はこれでいいのか?

の悩みがあるようで

「一度きりの人生だもの」

と言う言葉が出てきた。


「本当に好きなことを

 やっているならお給料が少なくても

 いいと思う」

と呟きました。


「そう」と答えて

ふとある人が思い浮かびました。


6年くらい前に

家業の仕事でも自分で写真を

撮りたくて

ある写真館の写真講座に通ったこと

があります。


そこで、眠っていた一眼レフの

カメラを少しはあつかえるように

なりました。


その時、担当してくれた

当時20代後半の男性が独立して

フォトスタジオとセレクトショップを

開業していたのを思い出しました。


娘の好きなことの

一つに写真があると思ったので

その人のお店が空いていることを

確認して、

フォトスタジオまで車で訪ねてみました。


ちょうど、お店にいた彼と

挨拶して、

「覚えていますか?」

と訪ねたら

「はい。覚えていますよ」と。


それから、独立までの経緯の

話を一緒に聞かせてもらいました。


「人生の中で、仕事で費やしている時間は

長いので、せっかくなら

自分の熱のあること、好きなこと

にそれがつながっていると、僕は

いいなと思ってやっていますよ」


みたいなことを話して

くれました。


物静かなのですが、

熱がある人生。


彼に話を聞いていたら

自分が仕事で出会った人で

衝撃を受けた憧れの人が

いらっしゃるのだそう。


出会いって大きいですね。