『伊達衿』という着物の小物があるのですが、
これを半衿と勘違いされる方が時々いらっしゃいますが、半衿とはまた別の小物です。
似てるけど…
半衿は 縫い目とかない布地で、伊達衿は縫い合わされていて 巾が広いものだと約11センチくらいです。
重ねる物なので、おめでたい席につけるという先生もいらっしゃいます。
最近は 振袖にあわせて スワロフスキーやパールがついている伊達衿や、チャームがついていたり、お花の飾りがついているものもあります。
着せる方としては ちゃんと考えて飾りがついている伊達衿ならよいのですが、時々 変な場所や中途半端についていたりするものもあり、頭を悩まされたりします・・・(^◇^;)
伊達衿はとても便利なもので、同じお着物でも 違う色を入れることで 違う雰囲気にみえるという、そしてコーディネイトをモリモリにしたい場合には これをプラスできるので便利です。
あえて、伊達衿意外は すべて同じにしてみました。
全部重ねてみると…(^◇^;)
モリモリです♬
伊達衿がどんな物なのか わかると 着付をお願いするときにもバリエーションが増えると思います。
伊達衿が何枚かあったら 着付師さんとどれがよいか 悩むのも楽しいと思います。
着物を着始めた時、大活躍したのが羽織!!
普段 あまりみかけない帯で 割ばさみ(又は 割帯)という結び方があります。
久しぶりに東映仁侠映画『女渡世人』をみながら また締めてみました!
この割帯、女性はあまりしめないのですが、 この時の役の藤純子さんは男とかわらないくらい強い渡世人。そんな雰囲気を出すために 半巾帯で割帯をしているようです。
この割帯は、結ぶ事はなかなかなくて 子供歌舞伎のお仕事で結ぶときは 作り帯になっています。歌舞伎だと四天の帯が割帯です。
角帯でも結んでみました。
現代では 本にもほとんど載っていないので あまりみかけないのもしょうがないのかもしれないです。
(盆踊りの方は締めている方もいらっしゃるようです〜、私は普段あまり見かけないけど…(^。^))
片付けをしたら、浅草のマルべル堂で買ったブロマイドを発見しました!
仁侠ものにとってもはまっていた時に お部屋に飾っておりました・・・(笑)
これは割帯みたいだけど、一枚に重ねて
こんな感じでしょうか
似たようなお着物を出して 似た帯にしてみました・・・(笑)
『女渡世人』には 鶴田浩二さんの他、水森亜土さんもでています~♬鶴田浩二さんは渡世人の役なのに 硬派で品がよく感じて、それがまた 藤純子さんととても合っていて 素敵です!!
ちなみにこの時の 鶴田浩二さんは 下馬つき(着物と浴衣を一緒に着ている)のようでした。
下馬つきについては また今度( ^ω^)ディアゴスティーニで届いていた 東映仁侠映画 の中には もちろん私の大好きな東映仁侠映画『緋牡丹博徒』もあり、今まで何度も見てるのに また見てしまう・・・笑
『緋牡丹博徒』は8作ありますが、私が一番好きなのはのは 8作目!!
菅原文太さんがとにがくストリートを感じさせてくれて とてもかっこいい!!
(ちなみに、2作目と6作目にも文太さんは 違う役ででています)
8作目では 浜松からきた渡世人で帯は 一本縞をみせるように貝の口にしていました。
やくざ者は 一本縞を見せるように締めたりします。
お竜さんは 博多献上帯で 後見結びにしています。
この度 映画を見直して お竜さんの後見結びをよ~~く見たら、
関西巻でした。
関東巻と関西巻では 巻き方が逆になるのですが、私は 言われない限り関東巻をしてしまいます。
前回 丸帯で後見結びしてみましたが、その時は関東巻でした。
https://ameblo.jp/mochi-mochi-mochie/entry-12597538528.html
前は 互い違いに合わせているのも 素敵です。
関西巻でも 後見結びしてみました!!
今は 仕事がないので 忘れないように 気になった着付けや帯は自分で再現してみようと思って過ごしてます。
『鬼滅の刃』とても話題になってますよね。
時代が大正時代という設定と 着物を着たキャラクターがでてくるので、流行っているし気になって、実は自粛前にアニメを全部見ました。
そしてそして、色々気になっていたので、この機会にもう一回見返してみました。
最初見始めた時は 残虐なシーンも多くて進まなかったのも、見続けるうちに次が気になり、全部見終わるのは早かったのですが、まず、出てくる人物の着物がとてもよく描かれていて 楽しい♬
背景等もとても丁寧で浅草の場面では 凌雲閣(十二階)も背景にありました。
着物も素敵に書かれているし、とてもしっかり表現されていて、素晴らしいです。
アニメなのは重々承知だし、リアルな設定ではないとわかっているのですが・・・
アニメがとてもよくできていて、着物もとてもしっかり描かれているからこそ 気になるのが…(⌒-⌒; )
ねずこ の 着物の裾が、丸くて
どうでもよくない。。。と思う人の方が多いと思いますが。。。(笑)
何がって、ねずこの着物の裾が丸くなってるんですけど、私的に最初は これって着物をしりっぱしょり すると 丸く見えるから???と思いなら見進めていったのですが、そうではないらしい…
(しりっぱしょりとは、水戸黄門の助さん格さんが着物の裾を後ろで引っ掛けて短くしている事なのですが。)
着物の着方どうしてるんだろうって 職業柄 気になってしまうんですね・・・(;^_^A
ちなみに、男物の着物は丈が短いので、しりっぱしょりすると 短くなってしまうので、女性ものの普通丈で試してみました。
おはしょりを作ると短くもなるので、作らないのも試してみました。
ちなみに 普通の着物の長さでは しりっぱしょりしてあんなに長くならないので、引き振袖(通常の着物よりも丈が長いです)でも試してみたかったのと ねず子のきものは比翼があるようなので、比翼がある感じも試してみました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B07J1H42MF/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_e4gZEbDSKCRV7
ちなみに、鬼になる前の ねずこの着物の裾は 普通の着物でした。ちゃんと、分けているんですね〜(素晴らしい!)
あと、めちゃめちゃ気になるのは 町の人が着ている羽織に羽織紐がない人が意外と多くて。。。。
でも、紐が描かれている人も少数いるんですけど。
ちなみにはっぴだと紐はついてないです。
半纏は現在は付いているのがほとんどですが。
鬼滅隊の羽織紐ないのとかは 気にならないんですよ〜 衣裳だと、ちゃんと頭で変換できるんです!!
職業柄 気になってしまって・・・(^◇^;)
※羽織の事も書きましたけど
https://ameblo.jp/mochi-mochi-mochie/entry-12598967102.html
とても丁寧に描かれているアニメだからこそ、変なところ気になってしまいました…
『鬼滅の刃』色んな見方ができて、着物好きには楽しめるアニメだと思われます〜
よく出来たアニメだからだと思いますが。
まだ見てない方は ぜひぜひ~♬