普段あまりみかけない 割りばさみ(割帯) | KIMONO キモノ 着物

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日々考えてる事や 教えている事を書いていこうと思います。

普段 あまりみかけない帯で 割ばさみ(又は 割帯)という結び方があります。

久しぶりに東映仁侠映画『女渡世人』をみながら また締めてみました!

この割帯、女性はあまりしめないのですが、 この時の役の藤純子さんは男とかわらないくらい強い渡世人。そんな雰囲気を出すために 半巾帯で割帯をしているようです。

 

この割帯は、結ぶ事はなかなかなくて 子供歌舞伎のお仕事で結ぶときは 作り帯になっています。歌舞伎だと四天の帯が割帯です。

角帯でも結んでみました。

現代では 本にもほとんど載っていないので あまりみかけないのもしょうがないのかもしれないです。

(盆踊りの方は締めている方もいらっしゃるようです〜、私は普段あまり見かけないけど…(^。^))


 

片付けをしたら、浅草のマルべル堂で買ったブロマイドを発見しました!

仁侠ものにとってもはまっていた時に お部屋に飾っておりました・・・(笑)

 

 これは割帯みたいだけど、一枚に重ねて

こんな感じでしょうか

似たようなお着物を出して 似た帯にしてみました・・・(笑)

 

『女渡世人』には 鶴田浩二さんの他、水森亜土さんもでています~♬鶴田浩二さんは渡世人の役なのに 硬派で品がよく感じて、それがまた 藤純子さんととても合っていて 素敵です!!

ちなみにこの時の 鶴田浩二さんは 下馬つき(着物と浴衣を一緒に着ている)のようでした。

下馬つきについては また今度( ^ω^)