《4団体世界Sバンタム級TM〜井上 尚弥VS.TJ・ドヘニー戦 他世界戦》東京/No.1481 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《4団体世界Sバンタム級タイトルマッチ》
ーundercardー
《WBO世界バンタム級タイトルマッチ》


▼ 開催日:9月3日(火曜日)
開催地/会場:東京都江東区有明/有明アリーナ




4団体世界Sバンタム級統一王者
井上 尚弥(31=O/ohashi)
VS.
元IBF世界Sバンタム級王者
WBO2位・WBA6位・IBF7位・WBC8位

テレンス・J・ドヘニー(37=S/irl)


ドヘニー7R開始早々棄権で井上TKO勝ち!

〈試合経過〉
序盤はお互い様子見もサウスポーのドヘニーが左ボディーで先制すると井上も右ボディーを返す。攻防の探り合いから互いに単発で派手な打ち合いにはならない。しかし、徐々に出入り激しくなった。
3回、井上が右ストレートヒット、ドヘニーが左右連打も井上はブロックして躱す。ラウンド終盤井上が右でボディーから顔面と強打が爆発。ドヘニーはどこまで耐えられるかと映った。
4回、ドヘニーが左ボディー、左ストレートと巻き返しを見せたが、終盤井上の右ボディーにドヘニーはスタミナを削られた様子。
5回、お互い手数は減ったが、中盤井上が左ボディーを2発打ち込む。ドヘニーはゴング間近に左フックを浴びせる反撃。
6回、序盤から打ち合い中盤から井上の左右ボディーが再三ヒットするとドヘニーは顔を歪める。ドヘニーはゴングに救われたが右脇腹を押さえて勝負ありの気配。

迎えた7回、開始早々井上が左右ボディーで攻勢を強めるとドヘニーは横向きに右脇腹を押さえながらロープ側によろよろと逃れる。ここで戦意喪失と判断したレフェリーは即座に試合を止めた。

※そもそもノーガードで横向きの動作は危険が伴い戦う意思のない棄権と判断されても仕方がない。過去には横向きに逃れようとした選手が一撃パンチでリング禍も発生している。

ーTKO・7回16秒ー

今回はあまり大味な場面はなかったが井上の圧勝ストップ勝ちだった。戦前ドヘニーは対戦相手として役不足を指摘されたが結果的にそうなってしまった。これで井上はWBAスーパー王座&IBF王座が2度目、WBC王座&WBO王座3度目の防衛に成功。
今後は12月に日本で試合をやって来年春ごろには提携先であるトップランク社CEOボブ・アラムお爺ちゃんの計画で米国リング(ラスベガスorニューヨーク)になるようだ。そして、これから先の対戦相手が誰になるのか注目される。

敗れたドヘニーは3回までが精一杯だったように感じた。
それでも時折放つ左ストレートはまだ威力はあるようだった。
左を活かせなかったのはボディーを再三貰ったせいでしょう。
試合後には右腰筋の負傷と判明した。まあ、井上相手の強打被弾では仕方ないでしょう。果たして、ドヘニーは現役を続けるのか、それとも見納めか・・・



(Photos by sportingnews.com)

それでは見逃した方はハイライトでどうぞ!(9分3秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★井上 尚弥/28戦28勝(25KO)無敗
★テレンス・ジョン・ドヘニー/31戦26勝(20KO)5敗








ーundercardー
《WBO世界バンタム級タイトルマッチ》




WBO世界バンタム級王者
武居 由樹(28=S/ohashi)
VS.
元WBC世界フライ級王者
現WBOバンタム級1位・WBA3位

比嘉 大吾(28=O/shisei)


武居11Rダウンも最終回猛攻でV1成功!

〈試合経過〉
序盤から比嘉がサウスポー王者武居に左右で仕掛ける。
2回〜3回、武居が左ボディー、左アッパーなら比嘉は右カウンターから左フック連発とスリリングな展開に会場が沸いた。
4回、比嘉の右ストレートで武居がグラつくと更に左右フック追撃にピンチの展開も武居は凌いだ。
その後も中盤戦から後半戦突入にかけお互い出入り激しいスリリングな打ち合いは続いた。
10回、終了時点で武居が左目上カットで比嘉は顔面の腫れと両者の激闘ぶりを物語る。
11回、比嘉の左フックで武居がグラつくとなんとか耐える。しかし、終盤再び比嘉の左フックで武居がついにダウン。あまりダメージのない武居は直ぐに立ち上がりスリップだとアピールしたが、カウント8まで数えられ再開。武居は左アッパーで反撃すると比嘉の左目下が腫れ上がった。
最終回、スタミナを使い果たしたか比嘉は武居の圧力に負けロープに詰められアッパー、フックと連打を貰い手が出ず防戦一方。ダウン寸前もなんとか耐える中、ゴングとなった。

〈12回採点結果〉
115ー113(武居)
114ー113(武居)
114ー113(武居)

武居が3ー0判定勝ちでWBO世界バンタム級王座の初防衛に成功した。武居はダウンを喫したが、幸い効いていなかったことで最終回の猛攻に繋がった。次戦が楽しみです。

元WBC世界フライ級王者の比嘉は王座獲得失敗で2階級制覇ならず。まあ、最終回の防戦一方は悔やまれる。
比嘉は6年5カ月ぶりの王座返り咲きならず引退を仄めかした。
しかし、まだ戦えそうな気もするが・・・



(Photos by youtube.com)

激闘のフルラウンドとなった武居VS.比嘉戦をハイライトでどうぞ!(13分12秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★武居 由樹/10戦10勝(8KO)無敗
★比嘉 大吾/25戦21勝(19KO)3敗1分