《3団体世界クルーザー級王座統一戦》
開催日:12月5日(日本時間6日)
開催地/会場:米国アリゾナ州グレンデール/デザート・ダイヤモ
ンド・アリーナ
WBA(S)&WBO世界クルーザー級統一王者
デビッド・ベナビデス(29=O/usa)
VS.
WBC世界同級王者
ミハル・チェスラック(37=O/pol)
ハードパンチャー同士激突!
〈デビッド・ベナビデス〉
ベナビデスは2024年の頭にWBC世界Sミドル級暫定王者だ
った時期、当時同級4団体統一王者のサウル・アルバレス(メキシ
コ🇲🇽)とWBC団体内統一戦として戦う予定だった。しかし、交渉
直前に決裂して消滅、巷ではもっぱらアルバレスがベナビデスの強
打に恐れおののきダック(敵前逃亡)したと批判されていた。
そのビッグマッチを逃したベナビデスはWBC暫定王座を返上。
その後は階級を上げWBA正規王座・WBC暫定王座とLヘビー級
王座を獲得したがWBAは返上してWBCは暫定から正規王座に昇
格後2度の防衛に成功。WBC王座を保持したまま再び階級を上げ、
今年5月2日、WBA・WBO世界クルーザー級統一王者ヒルベル
ト・ラミレス(メキシコ🇲🇽)に挑戦。試合は4回と6回にダウンを
奪い王者は立ち上がれずそのままKO勝ちで見事3階級制覇に成功
した。ベナビデスはSミドル級時代から将来のスーパースター候補
だと評価されていたが、現在重量級に進出しても人気・実力ともに
兼ね備えボクシング界を盛り上げ活気づけている存在だ。
今回統一に成功すればクルーザー級最高のビッグマッチが約束され
ている。
それでは今年5月ベナビデスがヒルベルト・ラミレスにKO勝ち
して3階級制覇に成功したシーンをハイライトでどうぞ!
(CMあり/2分46秒)
〈WBC世界同級王者ミハル・チェスラック〉
チェスラックは過去2020年1月31日、WBC世界クルーザ
ー級王座決定戦でイルンガ・マカブ(コンゴ民主共和国🇨🇩)と戦い
12回0ー3判定負けで王座獲得失敗。次に2022年2月27日、
WBO世界クルーザー級王者ローレンス・オコーリー(英国🇬🇧)へ
挑戦も12回0ー3判定負けでこれも王座獲得は成らなかった。
その後は奮起して6連勝で再びWBCクルーザー級3位に躍進した。
昨年6月28日、WBC世界クルーザー級暫定王座決定戦を元世界
Lヘビー級(WBC・WBA)で2度王座に就いた経験を持つWB
C世界Lヘビー級8位のジャン・パスカル(カナダ🇨🇦)と対戦して
4回TKO勝ちで暫定ながらも3度目の正直で王座を獲得した。
その後、正規王者に昇格して今回の大一番となる。
昨年6月、チェスラックが元王者ジャン・パスカルに4回TKO
勝ちで暫定王座を獲得したシーンをどうぞ!
(CMあり/4分31秒)
〈みどころ〉
これまで戦ってきた両選手の試合CPデータ解析による専門メデ
ィアの勝利確率はベナビデス(89%):チェスラック(11%)
と圧倒的にベナビデス有利となっています。
「手数の多さで圧倒する突進型」のベナビデスに対して「堅実に狙
い澄ました一撃を打ち込む迎撃型」のチェスラックという対照的な
パンチャー同士の一戦となる。ベナビデスは今後のビッグプランを
考えると絶対落とせない一戦だ。序盤からガンガンいくでしょう。
これまでベナビデスの接近しての打ち合いではアッパーやフックが
強烈だった。しかし、過去に打ち合いで2度のダウンもある。パン
チの破壊力は申し分ないがディフェンス面では課題ありでしょう。
一方、チェスラックにあまりスピード感はないが的確な右ストレー
トやワンツーが得意武器だ。チェスラックにも過去2度のダウン経
験があるものの、耐えるタフさがある。因みにKO・TKO負けは
1度もない。チェスラックに課題があるとすれば年齢からくるスタ
ミナ切れでしょうか。いずれにしてもエキサイティングでスリリン
グな一戦になること間違いなしです。
個人的にも予想は70:30でベナビデス有利です。
尚、勝者はWBA世界レギュラー&ZUFFA世界クルーザー級王
者ジェイ・オペタイア(豪州🇦🇺)との対戦が義務付けられている。
【両選手の戦績】
★デビッド・ベナビデス/32戦32勝(26KO)無敗
★ミハル・チェスラック/31戦28勝(22KO)2敗1NC
《WBC世界Sミドル級タイトルマッチ》
ーunder cardー
《WBA世界Sミドル級タイトルマッチ》
《WBO世界フェザー級タイトルマッチ》
《IBF世界Sライト級王座決定戦》
《WBCフェザー級シルバー王座戦》
開催日:10月31(日本時間11月1日)
開催地/会場:サウジアラビア・リヤド/キングダム・アリーナ
▼ MAIN
《WBC世界Sミドル級タイトルマッチ》
元4団体世界Sミドル級統一王者・4階級制覇王者
サウル・C・アルバレス(36=O/mex)
VS.
WBC世界Sミドル級王者
クリスチャン・エンピリ(31=O/fra)
〈試合経過〉
序盤戦は王者エンピリが積極的に前に出てプレッシャーをかけ手数
を出してのスタート。アルバレスはガードを固めながらエンピリの
動きを見極めながら一進一退の展開は続いた。4回までは臆するこ
となく攻めたエンピリが優勢にに映った。
中盤戦(5回〜8回)、出入りの激しさが増すと6回からアルバレ
スがディフェンステクニックでエンピリの攻めを躱して崩し始める。
そこからアルバレスが鋭い左右カウンターを次々ヒット。間合いが
雑になったエンピリを見切って試合の流れはアルバレスに傾いてい
くと、時折ニヤリと余裕を見せる。
後半戦(9回〜12回)、アルバレスが的確なボディーブローとカ
ウンターを打ち込むとエンピリは徐々に失速して手数が落ちていく。
アルバレスは最後まで冷静に試合をコントロール。危なげなくポイ
ントを重ねる中、ゴングを聞いた。
〈12回採点結果〉
115ー112(アルバレス)
116ー111(アルバレス)
117ー110(アルバレス)
アルバレスが3ー0判定勝ちで13カ月ぶりにWBC王座に返り咲
いた。あと3、4試合と公言しているアルバレスは今後WBO王者
のハムザ・シェラーズ(英国🇬🇧)や同国の1度戦っているWBA王
者ハイメ・ムンギア(メキシコ🇲🇽)などとの対戦を希望している。
そして、最後の花道として引退したテレンス・クロフォード(米国
🇺🇸)との再戦を強く望んでいるようだ。果たして、アルバレスの願
いは叶うのか・・・
エンピリはWBC王座の2度目防衛に失敗、初黒星とともに無冠と
なった。エンピリの前半戦は予想以上の戦いぶりを見せたが、気負
い過ぎたことでスタミナロス。中盤戦から失速したのが痛かった。
まあ、試合前から実力者との対戦が少ないことで類い稀な試合巧者
相手では防衛はかなり厳しいと見ていたが的中してしまった。
しかし、エンピリはまだ1敗のみで今後攻撃精度と持久力を高めれ
ば這い上がる余地は充分にある。
(Photos by espn.co.uk)
それではアルバレスVS.エンピリ戦をハイライトでどうぞ!
(CMあり/3分27秒)
【両選手の戦績】
★S・カネロ・アルバレス/69戦64勝(39KO)3敗2分
★クリスチャン・エンピリ/31戦29勝(24KO)1敗1分
▼ U・C
《WBA世界Sミドル級タイトルマッチ》
WBA世界Sミドル級王者
ハイメ・ムンギア(30=O/mex)
VS.
IBF同級7位・WBA9位
ニキータ・ゾン(32=S/rus)
〈試合経過〉
序盤、体格で上回るサウスポーのゾンが積極的にプレスをかけると、
王者ムンギアは左右フック、左アッパーと浴びて退がる展開となり
後手を踏んだ。ムンギアは本来のスピードがない。
中盤戦、ムンギアは6回2度のスリップダウンを奪われ危うい。
7回以降はゾンの疲労が見え始めるとムンギアが手数を増やしてポ
ディー攻めから上下に打ち込む怒涛の攻めで挽回。11回にはムン
ギアがワンツーから左ポディーを効かせるなど終盤はタフな接戦を
制してゴングとなった。
〈12回採点結果〉
116ー112(ムンギア)
117ー111(ムンギア)
117ー111(ムンギア)
ムンギアが3ー0判定勝ちでWBA王座の初防衛に成功。
ムンギアはスロースターターで打ち込まれて目を覚ますタイプだ。
だから危うさもある。しかし、今のままでは安定王者にはなれない。
今後どう進化して変身するか・・・
世界初挑戦のゾンは王座獲得失敗。
6回まではリードしていたが、7回から急激ペースダウン。
要するにスタミナ不足ということ。改善するべし。
【両選手の戦績】
★ハイメ・ムンギア/49戦47勝(35KO)2敗
★ニキータ・ゾン/14戦12勝(10KO)1敗1分
▼ U・C
《WBO世界フェザー級タイトルマッチ》
WBO世界フェザー級王者
ラファエル・エスピノサ(32=O/mex)
VS.
WBO世界同級15位
リカルド・ブランドン(34=O/nca)
〈試合経過〉
初回、大柄な(185cm)王者エスピノサが開始早々からプレッシ
ャーをかけリング中央で支配して始まった。小柄な(170cm)挑
戦者ブランドンはエスピノサの長いジャブを突かれ後退する。
2回、エスピノサが圧力を強め、ジャブから強烈ボディーを叩きブ
ランドンをロープに追い込み右アッパーを突き上げる。
3回、エスピノサが左アッパー、フックとヒット。更に右ストレー
トが炸裂、この場面でブランドンが左目眉を大きくカットして流血、
ここでドクターチェックで一旦中断、結果は傷が深く続行は不可能
と診断されドクターストップで試合終了となった。
ーTKO・3回1分22ー
王者エスピノサが王座5度目の防衛成功。
当初は1位のロレンソ・パーラ(ベネズエラ🇻🇪)との対戦予定だっ
たがパーラの健康不可で急遽代役選手との対戦となった。しかし、
どっちにしろエスピノサの勢いはあった。ご存知井上 尚弥(大橋
🇯🇵)がフェザー級に転級する際、真っ先に手を挙げ対戦を熱望して
いるのがこのエスピノサなのだ。それにしても井上との身長差20
センチはネックとなるが・・・
挑戦者ブランドンは王座に届かなかった。
代役としてブランドンにチャンスが到来したとはいえ、1週間前の
対戦オファーでは無理があったのは否めない。今回貰い事故のよう
なストップ負けだった。これを糧に再び這い上がってほしいものだ。
(Photos by boxingscene.com)
偶然のバッティングで3回終了となった一戦をどうぞ!
(CMあり/2分07秒)
【両選手の戦績】
★ラファエル・エスピノサ/29戦29勝(25KO)無敗
★リカルド・ブランドン/29戦21勝(14KO)7敗1NC
▼ U・C
《IBF世界Sライト級王座決定戦》
IBF世界Sライト級1位
リンドルフォ・デルガド(31=O/mex)
VS.
IBF世界同級3位
アルツール・ビヤルスラノフ(31=S/can)
この王座決定戦は両者無敗同士で注目されていましたが残念。
アルツール・ビヤルスラノフ選手はサウジアラビアに入国して準備
万端だったようで気のどくだ。今後IBF団体はデルガドにペナル
ティーを科してビヤルスラノフは他の選手と王座決定戦となるのか、
それとも仕切り直しは許されるのかIBFの裁定が待たれます。
【両選手現在の戦績】
★リンドルフォ・デルガド/24戦24勝(16KO)無敗
★アルツール・ビヤルスラノフ/21戦21勝(17KO)無敗
▼ U・C
《WBCフェザー級シルバー王座TM》
WBCフェザー級シルバー王者
アラン・D・ピカソ(26=O/mex)
VS.
WBO世界Sバンタム級1位
カール・マーティン(27=S/phi)
〈10回採点結果〉
95ー94(マーティン)
94ー95(ピカソ)
96ー93(マーティン)
マーティンの2ー1スプリットも判定勝ちでWBCフェザー級シル
バー王座奪取成功。マーティンはデビューから29連勝とした。
7回スリップ気味の左手を着くダウンを喫したが手数と有効打で上
回り挽回した。これまでSバンタム級で戦ってきてWBO1位にい
たがフェザー級転向初戦で幸先良いスタートを切った。今回世界戦
経験者を破ったことで益々評価も高まるでしょう。そして、フェザ
ー級での世界初挑戦も夢ではなくなった。
ピカソは保持したWBCフェザー級シルバー王座の初防衛に失敗し
た。昨年12月27日、同じリヤドで4団体世界Sバンタム級統一
王者の井上 尚弥(大橋🇯🇵)に世界初挑戦したが12回0ー3の大
差判定負けで王座獲得ならず初黒星を喫した。今年8月29日の再
起戦では階級を上げWBCフェザー級シルバー王座決定戦に恵まれ
マイケル・リンコン(ベネズエラ🇻🇪)と戦い初回から2度ダウンを
奪うなどして2回TKO勝ち。フェザー級初戦でのシルバー王座獲
得は2度目世界挑戦へ期待が膨らんだ。しかし、今回悪夢の落とし
穴となった。
(Photos by wbcboxing.com)
WBCシルバー王者ピカソに挑んだマーティンが手数で上回りシ
ルバー王座を獲得したシーンをハイライトでどうぞ!
(CMあり/3分08秒)
【両選手の戦績】
★アラン・ダビド・ピカソ/36戦33勝(18KO)2敗1分
★カール・マーティン/29戦29勝(21KO)無敗
《3団体世界Sフェザー級王座統一戦》
開催日:10月24日(日本時間25日)
開催地/会場:米国テキサス州サンアントニオ/フロスト・バンク
・センター
IBF&WBO世界Sフェザー級統一王者
エマヌエル・ナバレッテ(31=Sh/mex)
VS.
WBC世界同級王者
オシャキー・フォスター(32=Sh/usa)
〈試合経過〉
序盤戦(初回〜4回)初回からフォスターが鋭いジャブと巧みなデ
ィフェンスで主導権を握った。ナバレッテも変則的な大振りパンチ
を繰り出すものの、フォスターに見切られ空振りが目立ち始めた。
中盤戦(5回〜8回)に突入するとナバレッテも圧力をかけ始める。
しかし、フォスターはフットワークとウィービングで躱し、ナバレ
ッテの攻撃をいなし続ける。その後流れはフォスターの左右カウン
ターがヒットし出してポイント差を広げた。ナバレッテは後手気味。
後半戦(9回〜11回)、焦りの見え始めたナバレッテが左右を振
り回して強引に攻め込むものの、ガードの固いフォスターをなかな
か打ち崩せない。フォスターも時折ナバレッテのフック被弾も動じ
ず、ラウンドを重ねる毎に余裕も見せ始めた。
最終回、ロープを背にしながらもフォスターの右フックでナバレッ
テが左手を着くダウン。ダメージなく再開すると2分過ぎ再びフォ
スターの右フックでナバレッテは右膝を着く2度目のダウン。ここ
もナバレッテは立ち上がって必死に攻め込んだが終了ゴングとなっ
た。 ナバレッテの2度ダウンは致命的だった。
〈12回採点結果〉
115ー111(フォスター)
118ー108(フォスター)
118ー108(フォスター)
フォスターが3ー0大差判定勝ちで統一成功。
フォスターは左右強弱つけた減り張りのある巧い攻め方だった。
しかし、ジャッジ1人の4ポイント差は疑問符が付いた。
これでWBC王座の2度目防衛成功とともにIBF王座並びにWB
O王座も手にして3団体王座を束ねた。残すはWBA王座のみだ。
この勢いで現WBAスーパー王者のアンソニー・カカーチェ(アイ
ルランド🇮🇪)との4団体統一戦はあるのか、今後に注目です。
ナバレッテは3団体王座統一に失敗。
WBO王座6度目防衛及びIBF王座の初防衛失敗とともにWBC
王座獲得ならず無冠となった。ナバレッテは以前から打ち合いを好
む強打者には滅法強かったが、技巧派には大振りが多くスタミナ切
れで自滅していた。今回も案の定左右大振りの空振りで差を付けら
れた印象だった。
(Photos by boxingnews24.com)
ナバレッテVS.フォスター戦をハイライトでどうぞ!
(CMあり/2分58秒)
【両選手の戦績】
★E・ナバレッテ/45戦40勝(33KO)3敗1分1NC
★オシャキー・フォスター/28戦25勝(12KO)3敗
《WBC世界Sライト級タイトルマッチ》
開催日:10月24日(日本時間25日)
開催地/会場:英国シェフィールド/ウティリタ・アリーナ・シェ
フィールド
WBC世界Sライト級王者
ダルトン・スミス(29=O/gbr)
VS.
WBC同級1位・元WBC世界同級王者
アルベルト・プエジョ(32=S/dom)
〈試合経過〉
序盤(初回〜4回)、サウスポーのプエジョが軽快なフットワーク
から右ジャブ、左ストレートと積極的な攻めでペースを握った。
スミスはプレッシャーをかけようとするものの、プエジョの出入
りの速さに手を焼き、有効打を奪えない流れが続いた。
中盤(5回〜8回)、距離を潰し始めたスミスが反撃を開始すると
強い右ストレートから鋭いボディーブローを次々とヒット。プエジ
ョの足を止めにかかると一気に激しい打ち合いとなった。
後半(9回〜11回)、お互い体力を消耗する中、スミスがパワー
で押し込む展開に変わる。プエジョはクリンチを交えて細かいコン
ビネーションで応戦した。この時点でどちらが明確なポイントを取
ったか判断しづらい拮抗したラウンドが続いた。
最終回、お互い譲らない一進一退の攻防が続く中、ゴングとなった。
〈12回採点結果〉
112ー116(プエジョ)
115ー113(スミス)
115ー113(スミス)
スミスが2ー1のスプリットも判定勝ちで王座の初防衛に成功した。
今回1位と対戦したことで次戦は選択試合でしょうか。
しかし、いずれはWBC暫定王者でテクニックに加え強打も持ち合
わせるイサック・クルス(メキシコ🇲🇽)との対戦指令も出されるで
しょう。この階級は強打力だけでは厳しくディフェンス力も必要。
スミスはこの先、無敗イコール防衛となるが、果たして防衛は重ね
られるか・・・
元王者プエジョは接戦に持ち込んだが王座返り咲きならず。
プエジョのスピードある攻めで前半までは僅かにリードしていたよ
うに映ったが、中盤からは王者の手数と有効打で追いつかれた感じ
だった。それでも終盤には再び巻き返す場面も見せていた。見た目
はほぼ互角と見えたが、僅かに及ばなかった。プエジョの再度アタ
ックに期待したい。
(Photos by fightnews.com)
スミスVS.プエジョ戦をハイライトでどうぞ!
(CMあり/2分54秒)
【両選手の戦績】
★ダルトン・スミス/20戦20勝(14KO)無敗
★アルベルト・プエジョ/27戦25勝(11KO)2敗
《WBO世界ヘビー級タイトルマッチ2》
開催日:10月17日(日本時間18日)
開催地/会場:英国ロンドン・グリニッジ/TheO2・アリーナ
WBO世界ヘビー級王者
ダニエル・デュボア(29=O/gbr)
VS.
WBO世界同級4位・前WBO世界同級王者
ファビオ・ウォードリー(31=O/gbr)
〈試合経過〉
初回、開始早々デュボアがウォードリーをコーナーに追い込み右フ
ックカウンターでウォードリーは早くもダウン。カウント8で再開
するとこの回再び連打されたが耐えてゴングに逃げ込んだ。
2回、ダメージの残るウォードリーにデュボアは攻勢を強める。コ
ーナーに詰めたウォードリーにジャブから右フック、右アッパーの
連打。見かねたウォードリー陣営はもう危険だとタオルを投入。
ここで呆気なく試合終了となった。
ーTKO・2回2分21秒ー
デュボアが前王者ウォードリーから奪ったWBO王座の初防衛に成
功した。これまで技巧派には手を焼いたが、好戦的相手には強打を
爆発させている。それが魅力だ。デュボアは過去WBA王座とIB
F王座をともに初防衛に成功していたものの、いずれも2度目防衛
戦でオレクサンドル・ウシク(ウクライナ🇺🇦)にKO負け。しかし
、その苦手としていたウシクがヘビー級から去ったことで長期防衛
や統一戦も視野にプランを立てるようだ。今後は強打を武器に倒し
まくるスリリングなデュボアが観れそうです。
前王者ウォードリーは王座奪還ならず。
昨年10月25日、ウォードリーは保持していたWBA暫定王座を
WBO暫定王者のジョセフ・パーカー(ニュージーランド🇳🇿)と統
一戦を予定していたがWBAが暫定での統一戦を認めなかった。
しかし、ウォードリーは挑戦する形でパーカーと対戦。結果はウォ
ードリーが11回TKO勝ちでWBO暫定王座を獲得。その後、W
BO正規王者だったオレクサンドル・ウシクがウォードリーとの対
戦を拒否して王座を返上した為、ウォードリーが正規王者に昇格と
なった。一躍注目されたウォードリーだったが3度も試練に耐えて
きたデュボアが壁となった。
(Photos by fightnews.com)
あっと言う間に決着したデュボアVS.ウォードリー戦2をハイラ
イトでどうぞ!(CMあり/2分27秒)
【両選手の戦績】
★ダニエル・デュボア/27戦24勝(23KO)3敗
★ファビオ・ウォードリー/23戦20勝(19KO)2敗1分
《WBC世界Sウェルター級タイトルマッチ》
開催日:10月17日(日本時間18日)
開催地/会場:米国ネバダ州ラスベガス/ザ・コスモポリタン・オ
ブ・ラスベガス
WBC世界Sウェルター級王者
セバスチャン・フンドラ(28=S/usa)
VS.
WBC世界同級1位・WBC同級シルバー王者
エルマル・ハドリビア(32=S/alb)
〈試合経過〉数少ないサウスポー同士対決!
序盤(初回〜4回)、この階級では頭抜けて大柄(197cm)な王
者フンドラが、隙あらば潜り込もうとする小柄(178cm)な挑戦
者ハドリビアをジャブと強烈アッパーで流れを掴む。ハドリビアは
フンドラの長いリーチ(203cm)に距離感を掴めず、手数が少な
い立ち上がりでスタートした。
中盤(5回〜8回)、ハドリビアは一方的に打ち込まれながらも、
驚異的タフさで耐えて見せる。回を重ねるとハドリビアは体ごと潜
り込むように距離を詰める。フンドラの懐に入り込むと左右フック
を浴びせて脅かす見せ場を作った。
後半(9回〜11回)、疲れの見えるフンドラにハドリビアが気迫
で前に出続けて激しい打ち合いの展開となった。一進一退は続きお
互い体力を使い果たしていった。
最終回、相変わらず持久戦は続いた。終了間際に打ち合いでバラン
スを崩してフラついたハドリビアにフンドラの左フックが命中する
とハドリビアはついにダウン。ハドリビアは立ち上がったものの、
レフェリーはダメージありと見て試合を止めた。判定決着かと思わ
れたがフンドラの残り1秒での劇的ストップ勝ちとなった。
ーTKO・12回2分59秒ー
王者フンドラがWBC世界Sウェルター級王座の4度目防衛成功。
これでフンドラは昨年から潜り込まれて危ない場面はあったものの、
無類のタフさを見せて4連続TKO勝利。そして、いよいよ大一番
の統一戦を視野に入れていく予定だという。目指すは来年早々予定
されているWBA&WBO統一王者ジャロン・エニス(米国🇺🇸)VS
.IBF王者ジョシュ・ケリー(英国🇬🇧)戦の勝者との統一戦が有
力と噂される。決定すればチケットは即ソールドアウトでしょう。
世界初挑戦のハドリビアは善戦も見せたが王座獲得ならず。
無敗で挑んだハドリビアは最終回ストップ負けで初黒星を喫したが、
中々タフな選手で見せ場も作り、今後の戦いにいい経験になったに
違いない。ハドリビアが再び這い上がることに期待したい。
(Photos by boxingnews24.com)
フンドラが最終回ゴング間際の劇的ストップ勝ちしたシーンをハ
イライトでどうぞ!(CMあり/2分57秒)
【両選手の戦績】
★S・フンドラ/27戦25勝(17KO)1敗1分
★E・ハドリビア/26戦23勝(8KO)1敗1分1NC
《WBC世界Sライト級タイトルマッチ》
開催日:10月24日(日本時間25日)
開催地/会場:英国シェフィールド/ウティリタ・アリーナ・シェ
フィールド
WBC世界Sライト級王者
ダルトン・スミス(29=O/gbr)![]()
VS.
WBC同級1位・元WBC世界同級王者
アルベルト・プエジョ(32=S/dom)
判定か、それとも衝撃KO決着か!
この対戦は当初6月6日(日本時間7日)に予定されていたが王
者ダルトン・スミスの怪我で延期されていた。そして再設定された。
WBC団体のSライト級王座はここ2年3カ月でめまぐるしく王者
交代となっている。2024年6月当時のWBC世界Sライト級王
者だったデヴィン・ヘイニー(米国🇺🇸)はプロモーターとのトラブ
ルや体調不良で試合が組めず休養王者扱いとなった。その後ヘイニ
ーは減量が厳しくなったとSNSで報告。結局、ヘイニーはWBC
世界Sライト級王座は防衛することなくウェルター級へ転向した。
後釜に暫定王者だったアルベルト・プエジョ(ドミニカ共和国🇩🇴)
が正規王者に昇格。しかし、プエジョはスブリエル・マティアス(
プエルトリコ🇵🇷)に12回0ー2判定負けで2度目防衛ならず王座
から陥落。そのマティアスも18戦全勝無敗で売り出し中だった1
位ダルトン・スミス(英国🇬🇧)に5回TKO負けで初防衛ならず王
座から陥落となった。そして、期待通り強さを発揮して新王者とな
ったダルトン・スミスが群雄割拠で混沌とするSライト級で初防衛
成功となるのか注目されている。
世界初挑戦のスミスが強打者王者マティアスと壮絶な打撃戦を展
開、5回スミスがマティアスからダウンを奪い見事ストップ勝ちで
王座奪取に成功。そのシーンをどうぞ!(CMあり/2分41秒)
〈みどころ〉
スミスの初防衛戦相手は元WBC世界同級王者でサウスポーのプ
エジョです。そのプエジョから王座を奪ったマティアスに5回TK
O勝ちして無敗のまま王座に就いたのがスミスでした。両者の体格
はほぼ一緒もプエジョのリーチはやや上回っている。そのリーチを
生かした右ジャブをフェイントに突進して左ストレート、フック、
アッパーと繋げて攻め込む。その突進攻撃を王者スミスがどう捌く
かが試合の流れを左右するでしょう。スミスの得意な強烈右ストレ
ートやフックが機能すればスミスに勝機あり。王座返り咲きを狙う
プエジョは左の上下に散らすパンチが機能してフルラウンドまでポ
イント勝負に持ち込めばプエジョに勝機ありです。スミスの強打炸
裂か、それともプエジョのテクニック勝負かでしょう。
この一戦スリリングな展開になること間違いなしで見逃せません。
そして、この対戦の勝者は2027年初頭にWBA世界同級王者の
ゲイリー・アントゥアン・ラッセル(米国🇺🇸)との統一戦が義務付
けられています。
【両選手の戦績】
★ダルトン・スミス/19戦19勝(14KO)無敗
★アルベルト・プエジョ/26戦25勝(11KO)1敗



































