《世界戦3試合〜ロペス、エストラーダ、ローチJr.3王者防衛戦!》米国/No.1463 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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《WBO世界Sライト級タイトルマッチ》
開催日:6月29日(日本時間30日)
開催地/会場:米国フロリダ州マイアミ/ジェームス・L・ナイト・センター




WBO世界Sライト級王者
テオフィモ・ロペス(26=O/USA)
VS.
WBO世界同級8位
スティーブ・クラゲット(35=O/CAN)

〈試合経過〉
序盤から前進しながら左ジャブ、右と仕掛けてくるクラゲットをロペスは体を左右に振ってフックから左右アッパーと浴びせる展開で始まった。以降も同じような攻防は続き回を重ねる。
5回〜6回とクラゲットの前進にロペスは動きで躱し左右フック、ボディーと叩き込むなど完全掌握してポイントを重ねた。
その後も相変わらずクラゲットは前に出続けて左ジャブから右フックを浴びせるものの単発で決定打に繋がらない。
9回、ロペスが左アッパーを突き上げクラゲットが仰け反り畳み掛けると思いきや一気にはいかない。
結局、終盤もロペスが手を緩めない展開を続けたままゴングを聞いた。

〈12回採点結果〉
120ー108(ロペス)
120ー108(ロペス)
119ー109(ロペス)

ロペスが3ー0大差判定勝ちでWBO世界Sライト級王座の2度目防衛に成功した。完勝とはいえちょっと見応えに欠けた。
試合後、ロペスは次戦で統一戦に進むか階級を上げウェルター級で戦うかビッグマッチプランを関係者と話を進めているとした。
果たして次戦はどうなる。

クラゲットは48戦目にしてようやく世界初挑戦となったが王座獲得に失敗した。前に出続けたのは良かったが肝心な決定打に乏しかった。クラゲットは去年6月1日、元WBA世界Sフェザー級王者で強打者のアルベルト・マチャド(プエルトリコ)に3回TKO勝ちで一躍名を上げ挑んだ。今回攻めぎわに被弾するなど技巧に差があり過ぎた。再出発なるか。


(Photos by fightnews.com)

それではロペスが2度目防衛に成功したシーンをどうぞ!
(2分27秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★テオフィモ・ロペス/22戦21勝(13KO)1敗
★スティーブ・クラゲット/48戦38勝(26KO)8敗2分









《WBC世界Sフライ級タイトルマッチ》
開催日:6月29日(日本時間30日)
開催地/会場:米国アリゾナ州フェニックス/フットプリント・センター




WBC世界Sフライ級王者
ファン・F・エストラーダ(34=O/MEX)
VS.
WBC世界同級1位・前IBF&WBOフライ級王者
ジェシー・ロドリゲス(24=S/USA)

〈試合経過〉
初回、サウスポーのロドリゲスが左ストレート、エストラーダは右ストレートをヒットとお互い譲らない展開で始まった。
何か起こりそうな予感のするスリリングな流れで進む。
3回、ロドリゲスが接近して右アッパーでエストラーダをグラつかせてペースを掴んだように映った。
4回、攻め合いから終盤、ロドリゲスの左アッパーから左ストレートでエストラーダがダウン。再開するとロドリゲスが右を出したところでエストラーダがスリップ。立ち上がったところでゴング。
5回、エストラーダがボディー攻めもロドリゲスが左ストレート、右アッパーと攻め終盤再び連打でエストラーダは押し込まれた。
6回、開始間もなくエストラーダの右ストレートでロドリゲスからお返しのダウンを奪う。ロドリゲスは笑みを浮かべ立ち上がり再開すると左で反撃してピンチを凌いだ。

迎えた7回、ロドリゲスが左ストレート、左アッパーと攻め込む。残り30秒のところで再び打ち合いロドリゲスのえぐるような左ボディーにエストラーダは悶絶ダウン。エストラーダはそのままカウントアウトとなった。

ーKO・7回3分00秒ー

ロドリゲスが以前保持していながら返上したWBC世界Sフライ級王座を再び獲得した。おそらく次戦は王座から陥落したエストラーダが再戦を希望したことから再び戦うことになるでしょう。
また今年5月12日、WBC世界同級暫定王座決定戦で王座に就いたペドロ・ゲバラ(35=メキシコ)との団体内統一戦の対戦指令もありそうです。どっちが先になるか・・・

エストラーダはWBC王座の初防衛に失敗して無冠となった。
試合後エストラーダは再戦を希望した。また7月7日に日本で行なわれるWBA&IBF世界同級統一戦の勝者との対戦も口にしていた。前回予想していた結果となったが、エストラーダの右ストレートはまだ威力があり健在だった。そして再戦で右を活かせるか見ものです。


(Photos by fightnews.com)

両者引かないダウン応酬で凄まじい試合となったシーンをどうぞ!(2分58秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★J・F・エストラーダ/48戦44勝(28KO)4敗
★ジェシー・ロドリゲス/20戦20勝(13KO)無敗









《WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ》
開催日:6月28日(日本時間29日)
開催地/会場:米国ワシントンD.C./エンターテイメント&スポーツ・アリーナ




WBA世界Sフェザー級王者
レイモント・ローチJr.(28=O/USA)
VS.
WBA世界同級12位
フィアガル・マクローリー(31=S/IRL)

〈試合経過〉
王者ローチが挑戦者マクローリーを3回に1度、4回に2度ダウンを奪い早く終わるかと思いきやマクローリーは粘りを見せる。
中盤戦にはサウスポーのマクローリーも挽回を狙って右ジャブから時折左ストレートを浴びせる。しかし、単発で続かない。
迎えた8回、ローチが左フック、右ストレートと打ち込むとマクローリーは後退、更に連打した場面でマクローリー陣営がレフェリーにストップ要請して試合終了となった。

ーTKO・8回2分51秒ー

ローチがWBA世界Sフェザー級王座の初防衛に成功した。
ローチに一発の破壊力はないが手を休めない連打は素晴らしい。
もっと強打力が身に付けば防衛も重ねられるかもしれないが?
次戦は誰になるか注目したいところ。

世界初挑戦のマクローリーは無敗で挑んだが王座獲得ならず。
3度ダウンを奪われながら打たれ強さも見せた。
初黒星となったマクローリーはこの負けを教訓に再び這い上がれるか。


(Photos by boxingscen.com)

ローチjr.が3度ダウンを奪い8回ストップ勝ちしたシーンをどうぞ!(7分31秒)
※途中消除の場合ありです。


【両選手の戦績】
★レイモント・ローチJr./27戦25勝(10KO)1敗1分
★フィアガル・マクローリー/17戦16勝(8KO)1敗