★8/3開催〜サウジアラビア政府主催『リヤド・シーズン』米国進出!/米国/No.1450 | ◆ ボクシングを愛する猫パンチ男のブログ ◆

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ーサウジアラビア政府主催ー
《総合娯楽庁企画『リヤド・シーズン』》

開催日:8月3日(日本時間4日)
開催地/会場:米国カリフォルニア州ロサンゼルス市/BMO・スタジアム(22.000人収容)




4月24日(日本時間25日)に発表されたサウジアラビア政府主催「リヤド・シーズン」の対戦カードはメインを張ることになったテレンス・クロフォードを除いても名だたる実力者が勢揃い。どれを取っても見応えありそうなマッチアップです。
ただ開催まであと2カ月以上あるとは言え試合消化したばかりの選手もいて調整不足やケガなどから途中辞退する選手もあるかもしれないというメディア記事もあった。そうなれば当然対戦カードも変更になるか中止になる場合もないとは言えないようです。
ファンとしては無事ポスター通りの開催を願うばかり。


ーmaineventー
《WBA世界Sウェルター級TM》
&《WBO世界Sウェルター級暫定王座決定戦》


WBA・WBC・WBO世界ウェルター級王者
テレンス・クロフォード(36=USA)
40戦40勝(31KO)無敗
VS.
WBA世界Sウェルター級王者
イスラエル・マドリモフ(29=UZB)
11戦10勝(7KO)1分無敗

2階級で4団体統一を一番乗りで果たしたクロフォードは権威あるリング誌のPFP1位評価を受けた。クロフォードが一気に4階級制覇を達成するのか、それともマドリモフが保持する王座を守り抜く番狂わせを起こすか、必見の一戦。

メインを張るクロフォードとマドリモフの対戦発表記者会見での初対面(フェイスオフ)模様。(1分19秒)







▼《WBA世界Sライト級TM》

WBA世界Sライト級王者
イサック・クルス(26=MEX)
29戦26勝(18KO)2敗1分
VS.
WBA世界同級5位
ホセ・バレンスエラ(25=USA)
15戦13勝(9KO)2敗

クルスは今年3月30日、強打者王者ローランド・ロメロ(米国)を8回TKOで下して王座を獲得したばかり、初防衛なるか。バレンスエラは世界初挑戦での王座奪取を狙う。





▼《Sウェルター級12回戦》
※WBA世界同級暫定王座決定戦の場合あり

前WBO世界Sウェルター級王者
現WBC世界同級1位・WBO1位

ティム・チュー(29=AUS)
25戦24勝(17KO)1敗
VS.
WBA世界同級1位
バージル・オルティス(26=USA)
21戦21勝(21KO)無敗

豪州期待の前WBO王者チューは3月30日、3度目防衛戦でセバスチャン・ファンドラ(米国)にまさかの1ー2判定負けで王座から陥落。再起戦となる今回キャリアの中でも最高強打者相手に試練を乗り越えられるか。一方KO率100%で人気のオルティスが前王者もKOに葬り去るのか、これも見逃せない注目の一戦。



▼《ヘビー級ノンタイトル12回戦》

元3団体世界ヘビー級統一王者
アンディ・ルイスJr.(34=USA)
37戦35勝(22KO)2敗
VS.
元NABO北米ヘビー級王者・元世界ランカー
ジャーレル・ミラー(36=USA)
28戦26勝(22KO)1敗1分

元3団体世界ヘビー級統一王者ルイスは1年11カ月ぶりのリングでミラーは8カ月ぶり。両者は世界ランキングを途中から外れてこの一戦を切っ掛けに勢いを付けたいところでしょう。勝利したほうにランキング復帰の灯がともる。



▼《WBA世界Lヘビー級王座決定戦》

WBA世界Sミドル級王者
デビッド・モレル(26=CUB)
10戦10勝(9KO)無敗
VS.
WBA世界Lヘビー級6位
ラディボエ・カライジッチ(32=BIH/USA)
31戦29勝(21KO)2敗

キューバ期待の倒し屋モレルは11戦目で2階級制覇なるか。
カライジッチは2度目世界挑戦で頂点に辿り着きたいところ。果たして強打者同士の結末はいかに・・・






▼《IBFインターナショナル・ライト級TM》

IBFインターN・ライト級王者
アンディ・クルス(28=CUB)
3戦3勝(1KO)無敗
VS.
元ライト級世界ランカー
アントニオ・モラン(31=MEX)
37戦30勝(21KO)6敗1分

キューバの逸材クルスは東京五輪(2020年)のライト級で金メダルを獲得した選手。去年7月15日のプロデビュー戦ではいきなり10回戦でIBFインターN・ライト級王座も懸けられ元世界戦経験者を10回3ー0判定勝ちで破り王座獲得。今回3度目の防衛戦。ベテランのモランは勝利で名を売りたいところ。


〈RIYADH SEASON=リヤド・シーズン〉

「リヤド・シーズン」とは2019年からサウジアラビア王国の首都リヤド市で始まりスポーツを皮切りに演劇、音楽、美術など様々な娯楽イベントを政府の総合娯楽庁主導で毎年5カ月〜6カ月間開催されているもの。(今後継続されるかは不明)
2025年に開催される大阪万博の次に開催決定しているリヤド国際博覧会(2030年10月〜31年3月)を活気付けるためのある意味リハーサル的要素も含んだイベントとも言われている。
スポーツイベントも総合娯楽庁の主導で開催されてきたが世界でも話題となったのがタイソン・フューリーVS.フランシス・ガヌー戦とアンソニー・ジョシュアVS.フランシス・ガヌー戦だった。
アンソニー・ジョシュアに限っては2019年からリヤドで4試合を行い10万人以上もの観衆を集める大成功を収めている。
将来リヤドをボクシングの聖地にと開催に手腕を振るったのが総合娯楽庁長官でイベント総責任者のトゥルキ・アル・シェイク氏だった。また、アル・シェイク氏は資金援助だけでなく開催計画にも参加して"リヤド・シーズン"を海外でという計画にも携わった。
そして、英米大手プロモーション会社と提携して米国開催に漕ぎ着けたという。

(今年3月ガヌー戦のジョシュアと長官)


(Photos by arabnews.jp)

米国進出には自国開催でのスター選手発掘の狙いもあるようです。
5月18日(日本時間19日)にサウジアラビア・リヤドのキングダム・アリーナで開催されるオレクサンドル・ウシク(ウクライナ)VS.タイソン・フューリー(英国)戦のあと更にビッグマッチ招致が計画されるようだ。これまで重量級がメインだったが軽量級や中量級でもメイン開催させたいようで日本の井上 尚弥選手の名が挙がったのもそのためでしよう。今後アル・シェイク氏がプロモーターを通じて井上の正式出場要請に乗り出すのか注目される。